「大きなことは夢にも見ていなかった。夢見ていたのは、OK、引退にあたって、クリーンに滑って、ニコライがリンクサイドに立っていて、観客に拍手をもらって…ということだった。ここで、そう、やったんだ、夢がかなったんだってわかった。それがニコライと一緒にできたことを嬉しく思う。」
ロシアン・フィギュアスケート・フォレバさんより
「フロラン・アモディオ:引退する決断は変えない。今の目標は、コレオで選手を支えること。」
2016 European Championships. Men – FP. Florent AMODIO
ケガで苦しんだアモディオ。
最後の最後に極上の滑りを魅せてくれた!
この会場の一体感。特に最後のステップシークエンス。
モロゾフと言えばヤグディンの頃から名ステップを生み出してきた名振付師。
ステップに入る前の「行けー!」と叫んでいる半泣きのモロゾフ。
一緒に踊るフラワーガール。
最高の花道だった。
いろいろあったけど、選手の誰もが最後にこんな演技をして、スタンディングオベーションで終わりたい、という夢があるんじゃないだろうか。
モロゾフがまた泣かせるのよ。。。Jスポでは解説の岡部さんも涙声でさらに涙涙でした。
号泣しながら、ふと羽生君の引退試合はどうなるだろう、アモみたいに最高の演技をして、見ながら号泣しながら自宅TV前アリーナでスタオベしているんだろう、と想像した。
そうだったらどんなにいいだろう。
本当に素晴らしい演技でした。
アモ、ありがとう!
それにしてもアモの引退のインタビューは率直で胸に迫りました~。
Amodio wants to say goodbye the best way he can
そして、アモディオが4回転の複数回は無理、という理由で引退を決めた日に、ボーヤン君が中国ナショナルで4回の4回転を決めてフリーでTES113を決めた、というのも縁というかなんというか。
○2016 0129 JIN Boyang National FS
羽生君が成し遂げたことはそれは素晴らしいこと。私もワクワクしている!
しかし一方で、ベテランや中堅の選手であきらめる選手が出てくることもあるだろう、というのにも納得です。
みんながみんなポジティブでなくてもいいと思うの。
4回転3~4回というのは、それだけの難易度の高い技なのだから。
クワド向きの身体、というのもあると思う。
マラソンや短距離やテニスやサッカーや他のスポーツがそうであるように。
ネイサン君の腰の手術、ミーシャの四大陸欠場も含め、急流すぎて戸惑う気持ちもあり。
個人的に思うのは、今のジャッジシステムがやはり飽和状態になっているということ。
つくられた当初はこれほど高難度に高い質で競技を行う選手が出てくることを想定していなかった、ということだろうと思います。
内容的にも、テクニカルに偏っていると感じます。
高難度になるにつれ、結果的にそうなったとも言えるような。
TESの方ではなく、PCSの方かな。。。5項目の内のSSは6.0時代のテクニカルに半分は入っているのではないかと感じます。
あと、50%50%であったのが今はテクニカルの方が60%くらいになっている場合もあり。
(逆もあるけどw)
なんにせよ、バラエティに富んだ選手と演技を生み出すなら、pcsの配分を考えてほしいなあと思った今日この頃です。
スポーツだから!で済ますにはもったいないと思うのだ。
○フィギュアスケートの採点法
最後に、ハビ、SPで100点超え、FSで200点超えの300点突破おめでとう!
コフトン君はまたクリケット組の後かいw彼がクリケットボーイズの後で平常心で滑ることができる日がくるのであろうか。そしてコフトン君が3位か。。。。┐( ̄ヘ ̄)┌クウキヨメ(ごめんね。アモがおかげで4位になっちゃってのう。)
サモヒン君のシャーロックホームズの芝居感は最高!解説の岡部さんはお気に入りじゃろう。
ラトデニ君にも惹かれた~ジャンプは焦らないことよ~ステイヘルシーでオネガイシマス。
コメント
いいねボタン復活しましたね。
アモーディオのご紹介ありがとうございました。素晴らしい最後の演技でした。きっとこれからは振り付けやアイスショーで活躍できる人でしょうね。
>すばるさん
いいねを復活してみました~(まだお試しですが)
アモディオの演技良かった~。日本にはアイスショーでまたきたいというコメントがあったそう。ザアイスやSOIに出ないかなと期待しています♪
ちいこさん、こんばんは☆
いいね!が復活されて
嬉しいです(*^o^*)
いつも、ちいこさんのブログで
スケートを勉強しています。
これからも、よろしくお願いします(*^_^*)
>こゆなさん
こゆなさんこんばんは~!
いいねをちょこっと復活してみました~。
マニアックなことを書いてますが、よろしくお願いします(〃∇〃)
アモ…モロゾフ…一緒に泣いてしまいました。うう
えーと、ネイサンや、ファイナルに出ていたジュニアは、たぶん全員、ゆづのあの時の演技を現地で観ていたと思います。若い子には特に強烈な印象を残したと思います。
あの時のゆづのやったことは、凄いことで男子フィギュアの未来にとって素晴らしいことだというのは紛れもない事実なのですが…同時に何かを壊すことでもあったんじゃないかな。
私はTES至上主義者ではないので、ちいこさんのご意見に賛同ですわ。PCSとTESのバランスを取ってほしいな。
フィギュアはスポーツなんだから、しょうがないって言う意見もあると思いますけど…フィギュアは、やっぱり高難度ジャンプだけじゃないし、このままでは、選手の競技人生がますます短命なものになりかねないんじゃなかろーか。
フィギュアは、ジャンプ以外のホカノナニカも、面白いじゃないですか。
「見せもの。であり、魅せもの。」の側面も持っていると思うのです。
観ている側としては、いろんな選手の多様な演技が観たいです。それには、多様な評価も必要なんじゃないかな。そして、選手に長く続けてもらいたいものです。
…しかし今は、ユーロ女子シングルまで起きていられるのか心配っス。
>あいあいさん
ユーロ女子に起きられましたか~?ワタスは超眠くて、船こぎながら意識混濁のまま見ちゃった汗。
アモ・・・またモロゾフの様子が泣かせるんだよねえ。最後の最後にいい演技ができて良かったお。アモの演技を見ながら、カロリーナのことも思い出しちゃって。コーチが復帰すると言っていたという話もチラホラ聞こえてきますが、そうだといいなあと。いえ、2014さいたまワールドでショートはすごく良かったけどフリーのボレロで3~4回?転倒しちゃったのでね。。。オリンピックがパーフェクトだったからいいと思った方がいいのか。
>あの時のゆづのやったことは、凄いことで男子フィギュアの未来にとって素晴らしいことだというのは紛れもない事実なのですが…同時に何かを壊すことでもあったんじゃないかな。
私もそう思いまする。
「フィギュアスケートはスポーツです」というのは確かにそうなのだけど、それだけではないからこその魅力があるのがフィギュアだからのう。スポーツ面、身体能力だけ見るのなら、アメリカが去年していたジャンプコンテストとコンパルソリーだけで競えばいいわけですし。
それだけじゃないホカノナニカ、選手の個性だったり体型だったりwファッションだったり音楽性だったり笑顔だったりカリスマ性だったり魂だったりがプログラムの中に見え隠れするのが醍醐味なのですじゃ。
それだけに採点方法もやっかいだし。
しかし特に芸術面、表現面の採点がやっかいだからといってスポーツ面に凄く傾いたり妙に計数化したりするとなあ。
それって逃げじゃまいか?とも思うな。
ある程度の曖昧さこそが演技の幅を広げるという面もあり。
今の採点方法でロロ様のダルタニアンとかヤグディンのグラディエーターでのズサーって相当思いきらないとしないと思うのよ。。。点数にならないしねw
スポーツだからしょうがないというにはもったいないよね。。。
高難度高質高芸術の三高のようなトップ5(羽生君、ハビ、パトリック、テン君、しょーま君)だけでなく、TESおばけであるボーヤン君や4回転は難しいかもしれないけど、独自の魅力があるジェイソン君やミーシャのような選手もショーではなく長く競技会で見たいからのう。
そんでもって画期的なプログラムとかみたいよね。
モロゾフコーチは熱いお方だけど、一人にしか集中して指導できないのでチームだと辛いものがありましたね。(織田君も言ってた)
アモディオ選手もそれで離れてしまい、その後低迷してしまいました。モロゾフ氏も評判を落としたようでした。
でも、今回、最後はしっかりハグして感激の場面が見れて良かったです。
彼のエンタティナーなところと3Aが大好きでした。
ソチの2、3年前はブレジナ選手やアモディオ選手もメダルは遠くない印象でしたが、あっという間に4回転を安定させなければ難しい時代になり、ついていけなくなりましたね。
4回転はやはり断然、若い選手のほうが跳べるでしょう。
でも例えばジェイソン・ブラウン選手の完璧な『ピアノレッスン』なんて見たら、4回転が1回しかなくてもうわ~ってなると思います。美しい演技、完璧な演技を評価する部分って主観的で難しいけど大事だと思います。
そうでないとフィギュア人気は廃れてしまいそうな気がします。
>ここしゃんさん
あのアモの演技中に泣きながらリンクそばで叫んでいる姿を見て、モロゾフコーチはとても情に厚いコーチなんだろうなと思いました。
確か、荒川さんも大ちゃんも一から十まで教えてくれると言ってました。それだけに複数人を合理的に教える、ということが難しいのかもですね~。
嫌いじゃないわ、そういうの。。。
一時期はミキティのことで女の敵みたいに思っていましたが!
最後に有終の美を飾れて良かったです。
4回転をずっと何年も安定させて跳んでいる選手はなかなかいないですね。。。羽生君やハビがぽんぽん跳ぶから麻痺してきますが、本田さんも4回転は本当に難しいんです、と言っていましたし。サモヒン君とネイサン君はクワドの方が得意らしいですが(;^_^A
>でも例えばジェイソン・ブラウン選手の完璧な『ピアノレッスン』なんて見たら、4回転が1回しかなくてもうわ~ってなると思います。美しい演技、完璧な演技を評価する部分って主観的で難しいけど大事だと思います。
そうでないとフィギュア人気は廃れてしまいそうな気がします。
同感です!かつての採点が主観的だったからイロイロトラブルがあったのでしょうが、主観的だからこその自由もあったのだろうなと今更感じています。
これから工夫していってほしいなあ、たぶん平昌後になりそうですが( ̄Д ̄;;
ここしゃんさん、コメントをありがとうございます!