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トリプルアクセル。

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羽生結弦 12席分のトリプルアクセル(スポニチアネックス 9月1日(木)10時54分配信)
【長久保豊の撮ってもいい?話】羽生結弦選手が異質のアクセルを飛んだのは昨年11月、長野でのNHK杯のことだった。前日のSPで2位以下をぶっち切り、フリー当日の午前練習。全選手の曲かけ練習が終わりカメラマン席には弛緩した空気が漂っていた。他の選手たちから距離を置き、彼がトリプルアクセルを2回飛んだ。そして助走スピードを上げた3回目だった。恐ろしく飛距離の長いアクセルを飛んだ。1回転、2回転…。シャッター連射のすき間から彼が回転を途中で切り上げ着地したように見えた。
 「やめたよね?」。
 「うん途中で降りた」。
 失敗?カメラのモニターで確認してみると間違いなく3回転半回っている。
 そして4回目のアクセル。今度は恐ろしく高く飛び、派手にコケた。
 飛距離の長いジャンプと高さのあるジャンプ。単なるバリエーションだったのか、4回転半への挑戦の過程だったのか、それはわからない。
 先月27日、羽生選手がお茶の間に元気な姿を見せてくれた。4月の左足甲の負傷以来、断片的にしか伝わってこない彼の情報にやきもきしていたファンも多いはず。来月にはGPシリーズも開幕、新プログラムや衣装についての情報を求める声も日増しに高まっている。
 平昌五輪のプレシーズン。五輪で勝つための条件が見えてくる。フリーは「3種類、4本の4回転」時代となるのか、あるいはそれ以上か。金博洋選手には4回転ルッツがあり宇野昌磨選手もフリップを成功させた。五輪王者の3種類目の4回転に注目が集まるのは当然だ。
 練習やエキシビションで4回転ループの成功は何度も見た。昨年末の真駒内ではルッツにトライする姿も見た(開場前のリンクに機材を置きに行ったら、たまたま見えちゃったんです。ゴメン)。だがそれはすべて昨シーズンまでの話。
 ボクは17歳の彼を知っている。
 今や伝説となった2012年フランス・ニースでの世界フィギュア。
 その時、彼の足が傷ついていたことも知っている。
 「彼を止めろ。これ以上滑ったら靭(じん)帯やっちゃう(ボクはヒザの故障だと思っていた。だが後日、足首の捻挫だったと明らかになる)」。おそらく彼も耳元で同じことをささやかれていたのではないか。彼はそれを振り払うように吠え、カメラのファインダーに収まりきれない激しさで4分30秒を舞った。
 弾ける歓声の中で「あいつの足、壊れてたよね?」と言って泣き、「オレ、あいつを小さな頃から知ってるんだよ」と言って泣き、「あいつ、遠くへ行っちゃったよ」と言って泣く。そういうカメラマンたちの姿を知っている。
 今も彼の本質はあのころと変わっていないことを知っている。知っているから怖い。今シーズンに限って言えばライバルたちが4回転の種類や本数を増やそうと彼の絶対性は不変だ。だが彼は圧倒的なプログラムで勝とうとするだろう。彼はバンクーバー五輪のライサチェクにはなれない。
 負傷の不安やわれわれが抱える心配をも戦うモチベーションに変えてしまう人だから余計なことは言うまい。そして気の早い話だが平昌で滑り終わったら指を1本、すーっと天に向けて立ててもらいたい。ニースのときと同じように。そうしたらボクも泣いてしまうだろうな。(編集委員)
長久保 豊(ながくぼ・ゆたか)
羽生君の演技は、彼の荒ぶる魂そのものだと感じる。
見ている観客に、「僕はこうだ。」と高らかに宣言する。
そして、観客は自分に問いかけるのだ、「私は何者か?」と。
コールアンドレスポンス。
あそこまで、魂をさらけ出せる人はいないと思う。
考え方やおしゃべりは、洗練されて大人のようなのに、まるで赤ん坊のように氷の上では自分をさらけ出す。
それこそが、才能である。そう、こと、このことについては、天賦の才としか言えないと思うのだ。
広大な氷の上で、何千人という人が見ている中で、勝ち負けが決まる場所で、それができる人がいったいどれくらいいるんだろう。
羽生君の3Aは、突っ込んでいくようで大好きだ。
ジャンプ前に急速に加速し、客席に突っ込んでいくように跳ぶ。
彼のチャレンジャーな性格が具現化したようなジャンプだ。
「あいつ、遠くへ行っちゃったよ。」
小さい頃から見てきたカメラマン達の言葉が切ない。
ライサチェクにはなれない、とは、彼は元々荒ぶる魂の持ち主であり、頭ではわかっていても、ふとした拍子に暴れ馬のように暴れ出し、ライサのように冷徹に今できる最高のものをコントロールして披露する、ということは難しいだろう、という意味だと思う。
しかし、だからこその爆発力があるのであり、それがニースのロミオであり、国別のパリ散歩であったと思う。
今季の羽生君はどうなりますか。
ジェットコースターのような日々がまたはじまりますww


羽生結弦 2012世界選手権 FS(B.ユーロ日本語字幕)(Poplar359様)
PS:さきほど、ジュニアチェコ大会の女子SPを見ました!
紀平さんに鳥肌が立った。。。解説の方が「ソリッド」という表現を使っていたけれど、まさにそういう演技。
スピード、ソリッド、エレガント。
そして、正統派、ジャンプもスピンもお手本のような軸の美しさ!
実は、彼女の演技を見て、キム・ヨナさんを思い出しましたな~。
DOIでも別格感を放っていたんです、素晴らしい演技でした~フリーも楽しみ!
靑木ゆなちゃんも所作が美しかったよ、まるでバレリーナのようでした。
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羽生結弦
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コメント

  1. りんご より:

    小心者の私は、不安定な感じがハラハラしてしまう。羽生君にハマれなかったのは、そういう部分が大きかったかも。
    ようやくそれが魅力として感じられるようになりました…。ジェットコースター楽しみます。
    私は泊まりの遠征は今のところの無理なのと、近場ではチケットとれる気がしないので、現役時代に羽生君のスケートを生で見ることは諦めていますが、3A飛んでいるうちに一度見たいです。引退して3年くらい経てば見れるかな、どうでしょうか。
    ゆるいファンなので、ジュニアはほとんど見ないのですが、今回はライストで少し見ました。紀平さん、すごかった。パソコンの前で思わず拍手しました。私の怪しい英語力では、完璧に聞き取れてませんが、解説(実況?)もベタ褒めだったような。
    ついでに、フランス大会のザギトワの動画を見まして。上手いし、安定感あるし。ロシアは次々出てくるんですね。
    でも、女子ジュニア、タノ多かったような。上手くて、曲に合ってればいいんですけどね…。

  2. もん より:

    丹田で立つ男。
    ここんとこ、羽生さんにそんな物を強く感じます。
    あー。ほっかいどーはでっかいどー!!で羽生さんが見られますように。
    トリプルアクセルの距離を感じられる場所にいられますように。
    ぱんぱんっ!!
    さて、紀平さん。
    「て、天才・・・。」なんじゃ?
    濱田家の教えのすべて体現できる技術を持ち。
    振付師の意図することを理解できる14歳。
    理解するだけでなく、表現できてるってすごーーーい。
    にしても、ジェフ…かっちょいい振付。
    羽生さんにもかもーーん。かもーーん。
    青木ゆなちゃんって、すべてが「円」(笑)
    いろんなとこが「弧」を描いてるんですよねー。私の中で。
    もう愛しくって大好き!!
    彼女の笑顔をじーーーーっと見ていたい。
    溢れるスケート情報にもまれながら、わし、幸せーーー。

  3. ちいこ より:

    不安定なところが(とは言ってもほとんど1位か2位かなんですが)、かえって癖になるようなw
    たぶん本人は安定しているのが憧れなんでしょうが。。。だからこそのプル様リスペクトなのでしょうがの。
    泊まりの観戦ができないのはきついですね(*_*)
    関東に住んでいれば、国別や来年はたぶん全日本はさいたまであるでしょうから、日帰りができるのですが〜羨ましい!
    紀平さん、解説の方に絶賛されてましたね。
    見ていて鳥肌がたった〜。
    フリーが見られたらいいのですが。
    今仕事ちうです(´Д` )

  4. ちいこ より:

    もんさん、毎度毎度お返事が遅れてすみません汗。
    お昼に時間があったら、さっさかお返事ができるんですけどねッ本当にッ!
    紀平さん、正統波でテクニックも表現力も、メンタルまで素晴らしい!
    真凛ちゃんが春の桜のようなら、紀平さんは夏の清流のようです。
    そうそう、ジェフの振付めっちゃいいですよね。
    あの難しくて人を選ぶという(羽生君とパトリックがあまりにも素晴らしいのでスケーターならみんな輝かせられるかと思ったら、スケーターの力量が問われる振付師さんだったという)
    羽生君にもブラックアンドゴールドのようなプロ求む~。
    もう振付終わってますけどねww
    靑木ゆなちゃんの滑りはエレガントそのものですね!
    先週も今週も来週もスケ-ト三昧ざんす!

  5. ちいこ より:

    またまた遅くなりました~汗。
    ツイガーヌ、元曲の全体をあまり知らないので、そんなに凄い編集なのですか汗。
    そういえば、はにゅ君のバラ1も、ショパン好きの方からはあそこでぶったぎるんなんてというお声がありましたね。
    2分半におさめて、今までのプロと違うものにしようとしたら、そうなるのだろな~。
    ロスコーたんのスピン凄かったですね!
    しかし、ロシアの女子の競争の激しさゆえか、後半のジュニアグランプリの派遣から外れたみたいで。
    厳しい~汗。
    羽生君の3Aはやはり特別だな、とジュニアやチャレンジャーシリーズを見て感じました☆

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