夕ご飯を食べながらロステレの録画を見ていた後、お茶碗洗いをしながらしょうま君のフリーの曲を口ずさんでいる自分がいました( ゚д゚)
あんなに「変な曲。。。(´Д` )」と思っていたのに!
これが美穂子の狙いかッッ!
さすがウィルソンに見込まれただけありますな!
ハビたんのエルビスは、ヨナさんの007を彷彿とさせますな、止まって息継ぎをするところで指ぱっちんなど、魅せますが、でも一応休憩なんですよね。
でもそうは見えさせない。
上手いな、と思います。
今日、スポルティーバで佐藤信夫コーチの連載の新作が掲載され、真央ちゃんのエキシビション「チェロ・スウィート」の振付をされたローリー・ニコルとインスブルックオリンピックチャンピオンであるジョン・カリーとのお話が語られていました。
ローリーはジョン・カリーからみっちりとコンパルソリーを仕込まれていたそうで。。。ジョン・カリーのカンパニーに1983年から1986年まで所属していたそうです。
コンパルソリーだけでなく、どう演技するか、などもみっちりと仕込まれたそうで、カンパニーのカリーはそれは厳しい人だったそう。
詳しくは「Alone」(by Bill Jones)というジョン・カリーの伝記本に書いてあるそうですが、英語版しかないのであった。
○指導歴50年、佐藤信夫コーチが語る「浅田真央に継承された凄い技術」(H28.11.7 スポルティーバ)
日本フィギュアスケート界の重鎮であり、選手時代から指導者になった今でも、フィギュアスケートの発展に尽力している佐藤信夫氏。コーチ歴50年。74歳になった現在も、毎日リンクに立ち、浅田真央らトップ選手から幅広い年齢の愛好者まで、フィギュアスケートを教え続けている。
その佐藤コーチがいまあらためて説くのが、フィギュアスケートにおけるコンパルソリーの重要性だ。
1990年の競技会を最後にコンパルソリー(規定種目)がなくなった後、91年の世界選手権ではメダル争いの顔ぶれがガラッと変わりました。ジャンプが跳べる選手が上位に連なり、それまでのフィギュアスケート界の歴史が180度変わりましたね。それを考えますと、昔のコンパルソリーがまだ健在だった頃のフィギュアスケートと、現在のフィギュアスケートは、まったく別のスポーツになったと言っても過言ではないかもしれません。
ただ、「スケーティング」の技術を向上させるうえで、必要(不可欠)な練習のひとつがコンパルソリーであるということは言えるのではないでしょうか。
サークルを描くときに、スタート地点にグルッと回ってちゃんと戻ってこられるか。そのためにはどういう滑り方をすればいいのか。その技術がスケーティングには必要だということです。現在、競技会の種目ではなくなったコンパルソリーですが、知っておくほうがいいということだけは、半永久的に変わらないと思います。
以前に行なわれていたサークルを描くような本格的なコンパルソリーというよりは、現行のルールに則った「コンパルソリー」を取り入れて、「こういうエッジやターンを覚えなさい」という複雑なステップを要求しているのが現在のフリースケーティングです。
実際、今でもちゃんとした技術を習得しているコーチたちは、わずかだけど必ず選手に「コンパルソリー」やらせていますし、日本のバッジテスト(試合に出るために初級から8級までのレベル判定を行なう試験)にはコンパルソリーが残っており、セミサークル(片足で滑り、半円を描く)を行ない、その中にチェンジ・エッジやいろいろな種類のターンがテスト課題になっています。
コンパルソリーの技術をしっかり身につけた選手が、スケーティングレベルを向上させていると感じることがあります。やはり正確なエッジを使うことによって、きれいな弧が生まれてきます。その美しさというのは、トレースを見て美しいというのではなくて、その動きに表れます。動きがとても正確で、とても美しいのです。無駄のない美しい動きというものは、絶対に残すべきだと僕は思っています。
ただ、思ってはいるけど、それが現行のルールで「どこまで点数に反映されるの?」と言われたら、ほぼゼロですよね。やっぱり誰が何と言おうとジャンプを跳んだもの勝ちです。コンパルソリーをやっている時間があるんだったら、もう1回転、ジャンプを回ってろ、という話になってしまいます。
現在の競技会では、どんどんと高度なジャンプ、いいジャンプが生まれて、勝負の中心になっています。それは規定であるコンパルソリーがなくなったことによって生じた現象でもあり、フィギュアスケートがこれだけ世界的な人気スポーツになった理由でもあるから、これは仕方がない。
それでもフィギュアスケートが持っている普遍的なところは変わりません。僕は心の中で、スケーティング技術は忘れちゃいけないことなんだと思っています。正確で美しいエッジ使いで、本当のクラスターというターンをやったら、どれほどすばらしいか。背中がゾクゾクします。正確で美しいエッジの使い方をするためには上半身はこう使うんだというような技術は、やはり次の世代、その次の世代へと継承していきたいなという気持ちが強くあります。
僕にとってのスケーティングは、どこまでも滑らかなものなんです。スムーズで滑らかで、力でガガガガッと行くのではなくて、スーッと、誰かが下で引っ張っているのかなと思うような雰囲気のものであってほしいというのが僕の願望です。その気持ちを今でもずっと持ち続けていて、何とかそれを「やってみよう」と、みんなに言っているのです。
何でもないように見える「スケーティング」でも、そこには技術があるのです。左足なら左足に体重をかけたら、当然のことながら曲がっているひざを伸ばせば、重心点が上がっていきますね。わずかにひざを伸ばすだけで自然とすぅーっと滑っていきます。その時に氷を押す気持ちを持っているのか、ただ次の行動のためにひざをピョッと伸ばしているだけなのか。その違いが、5歩、10歩、15歩とつながった時に、とんでもないスピードの違いに変わっていくことになります。ただ滑ってるようでも、技術なくしてスケーティングはできないわけです。
僕はその一歩一歩の違いを自分で感じながらスケートをしている選手を見たら、それだけで背中がちょっとゾクゾクッとして、「いい選手だな」と思ってしまいます。現在のトップスケーターの中で、僕が魅力を感じるスケートをしているのは、カロリーナ・コストナーです。うまいですよね。
また、今回のアイスショー『THE ICE』を見て、あらためて浅田真央のスケートは「あっ、うまいな」と思いました。コストナーとはちょっと方向性が違うかもしれないけれども、真央には真央のよさがあります。
そのエキシビションのプログラムの中で、真央が見せるあるターンがあるのですが、それを見ていて、昔、ジョン・カリーがプロになって一番最初にやったニューヨークでのアイスショーを思い出しました。真っ暗なリンクにピンスポットが当たる中でスーッと滑ってきて、真央が見せたようなターンを2~3周、やってみせました。
そのカリーに仕込まれたのが、真央の振付師であるローリー・ニコルなんです。ローリーはコンパルソリーの練習をカリーからずっとやらされていたのです。その教えの一部が真央にも引き継がれ、繋がっているのです。やはりカリーは偉大なスケーターですよね。自分の教えが、教え子から教え子へと代を次いで受け継がれているのですから。カリーはローリーという人材を残し、そのローリーが世界のトップレベルの選手のプログラムを作っているわけです。
真央の今回のエキシビションは、画期的で挑戦的だと評価していただいているようですね。僕はすでに1976年からあのような内容のプログラムを観ているので、画期的だとは思いませんが、現在もあのスケートに似たことができる人がいるということ自体、やはりとてもすばらしいことだと思っています。特に、最後のステップはうまいですし、ものすごいと言っていいと思います。
コンパルソリーというのは、ひざの曲げ伸ばしとか、フリーレッグのスイングだとか、その時の上半身の体重のかけ方だとか、いろいろなものが形を成して、初めてできるものです。結局、それはそのスケーターの体の中に染みこんでいるもので、その人の感性そのものです。
だから、なかなか教えることはできません。僕ら指導者も、一生懸命に言葉にして伝えようとするんだけれども、「で、どうなるの?」という反応が返ってきたら、「もういいよ」というようになってしまいます。「これをやったら何点変わるの?」って、そんなこと答えられるわけがないじゃないですか。
最後に言いたいのは、コンパルソリーをやっていないからといって、フリースケーティングができないわけではない。しかし、コンパルソリーの技術や知識があれば、これからもフィギュアスケートをやるうえで随分と役に立つことだけは確かだ、ということです。
John Curry (GBR) / Gala / 1976 Winter Olympics(MrAGGOD様)
「シェヘラザード」
プロ後のプログラムではないですが、流麗なスケーティング、姿勢とフリーレッグの美しさ、振付も素晴らしい。
今まで見た中で一番好きな「シェヘラザード」かもしれない!
同じシェヘラでこんなのもあるのですが。。。
John Curry – Scheherazade 1980 (Professional Version)(floskate様)
町田君??
って感じたのですが気のせいですか??((((;゚Д゚)))))))
腕の動かし方、姿勢、凄く似てないですか??
いやバレエ的だから自然と似るのでしょうか?
影響(インスパイア)を受けている部分がもしかしたらあるのかもしれないですね。
そのうちこんな衣装でリンクに出てきてもおかしくなかったりしてして。
Mao Asada. Skate America 2016. ex(мой канал様)
「チェロ・スウィート」
ああ美しい。。。。今シーズンの2大エキシビションは、羽生君の「ザ・スワン」と真央ちゃんの「チェロ・スウィート」で決まり!
それにしても、昨シーズンまで、コンパルソリーが残っていた80年代までの技を取り入れたエキシビションを彷彿とさせるようなプログラムを見かけたことがないのですが、ここにきて、ローリーによって真央ちゃんの「チェロ・スウィート」と、ウィルソンによって羽生くんの「ザ・スワン」が作られた、というのは、何か時代の空気のような物を感じ取ったのかな、と思ってます。
今の採点法では二大コレオグラファーと言ってもいい、ローリー・ニコルとデビッド・ウィルソンが、「あえて創った」というのが、3Aを跳ぶ真央ちゃんと、多種クワド革命の始まりと言ってもいい羽生くんに対してだった、というのがですね。。。
アンチテーゼではないですが、これだけ高難度ジャンプの時代になってこそ、対照的にシンプルなものが美しく見える。
「レス・イズ・モア」
フランス料理の後のシンプルなコンソメスープ。
豪勢な会席料理を夜に食し、朝起きた時に食べる豆腐と葱だけのお味噌汁。
時代を代表する振付師ですから、今こそ基礎のスケーティングを磨き、かつてフィギュアスケート界にあったシンプルな美しさを見ている人にも堪能してほしい、という思いがあったのかもしれません。
そして、シンプルな美しさを表現し、滑りきれる人は美しい人だけ。。。結構残酷。。。|ω・`)
ウィルソンさんは、オータムクラシックではまだ振り付けがすんでいない、と言っていたらしいので、もしかしたら真央ちゃんのエキシをみて、昔の思い出が蘇ったということはないだろうかのう。
あと、のぶお先生のインタビューなあ。。。練習方法はやっぱりオールドスタイルなのかな!と感じました、トホホ。
クリケットや濱田組はすでにコンパルソリーとジャンプと両方取り入れているのでは?と思うのですがのう。。。
ジャンプに対する考え方が透けて見えました~これでは回転不足を修正するのは至難の業かもしれん、と思った(;´д`)
とほほ。
ちなみに、ジョン・カリーはオールラウンダーで、スケーティングのみ特に重要視している、というわけではなかった。
カリーのスケートスタイルは当時フェミニンだということで批判があり、自分のスケートスタイルの正当性を証明するため、試合に勝つ、オリンピックで金メダルを取ることを目標に、カリーは、ディック・バトン等を育てたグスタブ・ラッシ(と読むの?)コーチにジャンプをコーチングしてもらうのです。もともとあった美しいスケーティングと表現力に加え、難度が高く正確なジャンプを身に付けたカリーは、インスブルックオリンピックで金メダルを取ったのであった。
もちろん複雑な思いはあったでしょうが。。
もうこんな時間になりました。
お返事は明日以降いたします。
ではでは。
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コメント
こんばんは、新記事出ていますがこちらにコメントさせていただきますね。
真央ちゃんの「チェロ」と羽生君の「スワン」最高ですよね、私も今季のお気に入りエキシはこの2プロです。
マオタといっても色々いまして私は正直ローリープロに飽き飽きしていたんです。
頼むから振付師変えるかイメージ変えてくれ、でないホントにもったいない!ていう不満タラタラでした。
ようやく今季全てのプロが最高~!と言える状況になって嬉しいです。
羽生君のエキシエピソードを聞いた時は本当にびっっくりしました~。
私、密かにヤフーのトップに「羽生 来季の振付タラソワ」て載らないかな、
なーんて願っていたりしたんですよ、あり得ないと分かっていましたけど。
それがまさかこんな形で叶うとは夢にも思いませんでしたが。
真央ヨナの日韓代理大戦争で心身ともに疲弊していたあの頃には到底考えられないことです。バンクーバー当時の自分に教えてあげたいですね。
羽生結弦ていう凄いスケーターが出てきて、あのタラソワ先生とあのクリケットのウィルソンが繋がる日が来るんだよって(笑)
感慨深いものがありました。。こんなにたくさんの人に愛されて素敵なプロに出会えて羽生君は幸せ者ですよ、ほんとに。
タラソワさんとウィルソンにも感謝です。。
もしウィルソンが真央ちゃんの「チェロスイート」を見て「スワン」に何かしらの影響があったのならマオタとしてこれ程の喜びはないですうぅぅぅ(T_T)
ジョンカリーの動画ありがとうございます。エキシのシェヘラを見て私も「町田君・・!」て思いましたよ。
町田君はソチ前?にコンパルソリーを徹底的に叩きこんだというエピソードがあったような。
ですからカリーの動画を見て影響されたということはあり得るのでは?と。
町田君のシェヘラザードも見てみたいです!絶対ステキですよね。
ところで真央ちゃんの現状ですが。。やはり相当厳しいですねぇ。
もちろんバンクーバーの頃よりスケーティングは格段に進歩しました。
今季の特にフリーのステップなんて最高で、ずーっと見ていたいと思うほどに成長しましたが
ジャンプの課題が。。あまり進歩しておらず心配です。でもルッツのエラーがだいぶ改善されてきたことは素晴らしいと思っています。
正直ムリだろうとオタのくせに諦めていましたので。。うう、偉いよ真央ちゃん(T_T)
だからこそ、もどかしいです。戦略というものがそもそも無いというかあっても古いっす。。という現状が。
佐藤コーチの方針はぶっちゃけISUにケンカ売ってるのも同然、と感じていまして。。汗
お気持ちは分かりますし真央ちゃんも大概、頑固だから頑固者同士、理解し合っているのかもしれませんが。。あうぅ。
実は真央ちゃんもバンクーバーの頃、ISUにケンカ売ってたんだと休養中にラジオで告白してまして。
「ルールなんかぶっ壊してやる」ていう気持ちで挑んでいたんだとか(笑)
倒れそうになりましたね~。薄々気づいてはいましたけど、ケンカ売るならもう少しやり方あったんじゃ。。。みたいな(泣笑)
何度もクリケットにいたらな、と思いましたよ。ソチ前の羽生君見てたらなおのこと。
流れを当時の王者パトリックから羽生君に引き寄せたのはオーサーの手腕ですものね。
「オーサーはさすがだわ、ケンカの売り方真央ちゃんに教えて下せぇ、あの子やり方知らないんです」て思ってました~。
アルトゥニアンコーチにもう一度ジャンプ指導してもらえないかな。。と考えてしまいます。
まぁ、あそこはワグナーもいるのであり得ないんでしょうけど。
同じクラブにトップ選手がいることはメリットもありますがデメリットも当然出てきますし。
そもそも今アメリカって。。移民を排斥しようという人が大統領に当選した国へ修行に行くって難しいかも(笑)
真央ちゃんはそこまでする気も無さそうです。だいたいコーチを変更するなんて今更ですし。
一番良いのは日本でジャンプコーチに就くことなんですけれど、そんな気配微塵もないですね。
それが可能ならとっくに就けていたでしょう。
とりあえず今週末のフランス大会を見てみないことには何とも言えないですよね、前半のピークは全日本できてほしいですし。
少しでも上向いていたら良いなぁ。見守ります。グチグチとごめんなさい~汗。返信はなくて結構ですよ。
わし、小さい頃、このコンパルソリー見るの好きじゃったー。綺麗にぶれずに○をかいたり、8かいたり。そういや、まっちーはコンパルソリーめっちゃやってたとゆってたなぁー。あ。ユーリ!も見てるんだけど、勇利くんもコンパルソリーやってた。久保先生だからまっちー要素たくさんはいってるのねーとは思っていたけど。レス不要。眠い(爆)
K様、お久しぶりです!こんばんは~。
真央ちゃんのチェロスウィートいいですよね~。
フランス杯でエキシビションで披露されることを願いますわ。。。たぶんヨーロッパのリンクの方が映えそう。
「ザ・スワン」とともに、今季最高のエキシビションですよね♪
羽生君のフリーは阿修羅にならなければモウマンタイですwww
ブログのことありがとうございます、とてもうれしいです!
ぼちぼち書いていきますので、これからもよろしくお願いします♪