全日本をみてSPで出てきたときからびっくりした。
羽生選手が余裕と自信に満ちあふれているように見える…!?
いやいや、前から気持ちは強かったようではありますが、昨年~今年からの国際大会、グランプリシリーズ等で山なり谷あり、ケガ、体調不良に苦しみ、グランプリファイナルでついにパトリックチャンを破って優勝した羽生選手ですが、全日本のSPを見てびっくりした。
「グランプリファイナルと違う(パソコンでしか見てないけど)…自信に満ちあふれている?」
以前から、紆余曲折を経て「勝者のメンタリティー」なるものを身につけているスポーツ選手・チームに興味があって、面白いなと思っているのが、サッカー日本女子代表のなでしこジャパン,サッカー男子代表,そしてサッカースペイン代表,プロテニス選手のラファエル・ナダル選手です。
なでしこジャパンはドイツW杯まで、ドイツ代表,アメリカ代表に勝ったことさえなかったのに、延長戦の末両チームを破り、優勝したことにより、良い循環で次々に勝利していったチーム。次の年にロンドンオリンピックがあり、決勝戦でアメリカ代表に先行されましたが、「W杯での経験が自信になった。先行されてもまだ追いつけるという自信があった」と語り事実、ミスジャッジがなければ(明らかにPKの場面があったのに!)PK戦もしくは勝利していたところまでアメリカチームを追い込んでいた。
ライブ見ていても、「先行されているのに何?この落ち着き…?」と思ったのを覚えている。
同じように、スペイン代表も、「無敵艦隊(笑)」と言われ、華麗な攻撃を誇りながら、国際大会ではなかなか勝てず、PK戦も弱かった。
ところが、南アフリカW杯で優勝すると、地元のFCバルセロナ,レアルマドリードにも良い循環を与え(逆だったかもしれないけど)、前人未踏のW杯,ヨーロッパ選手権の連覇を達成した。
今でもはっきり覚えているけど、2002日韓W杯の韓国VSスペイン代表のPK戦、当時のスペイン代表は8強以上に進んだことがなく、本番に弱いなどと言われていた。
韓国の代表が地元の後押しもあって自信を持ってPKをけっていたのに対し、スペイン代表は自信なさげに蹴っていた。
特に最後のホアキンなんか、蹴る前からまるで全日本選手権の高橋選手みたいに泣きそうで「こりゃ負けるわ。」と思ったらやっぱり負けちゃった。
あの時のPK蹴るメンバーだけ現在のスペイン代表だったら勝っていたのでは?と思う。
ユーロ2012大会では、スペインとポルドガルが準決勝でPK戦になったとき、チームのほとんどがPK戦に志願していた(CL決勝戦でPK戦の末チェルシーに負けたバイエルンは反対にほとんどが蹴るのをいやがったというのが興味深いです)。2002のスペイン選手とはまるで違っていて,自信に満ちあふれ、「俺達が、スペインが負けるはずない」という目をしていた。結果は、PK戦の末、スペインの勝ち、ユーロとW杯を連覇する偉業を達成した。
なでしこジャパン,スペイン代表のように、パトリックチャンに力の差で負け続け、GPファイナルで努力の末ついに勝利したことで、羽生選手が「まだ大丈夫」「ここまでやったのだから負けるはずない」という自信、いわゆる「勝者のメンタリティー」を身につけちゃったのではないかと。
うーむ、そうなると、金メダルも期待できそうだな!
全力応援、ソチ!真央ちゃんや大輔先輩と比べていまいち影薄いけど、それも乙!
なでしこジャパンのW杯制覇の時と似ているよ!その立ち位置!
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