PR

ひとり。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

この写真を初めて見たとき、リンクとはなんて大きいのだろうと驚いた。

「sochi-ru 2014」の文字は、彼の、いやスケーター達の身長の何倍だろうか?

こんなところで何千人もの観衆に見つめられながら演技するなど、正気の沙汰ではない、とパンピーの自分は思うわけである。

今日、グレゴリ青山さんの「スケオタデイズ」が届き、この一文に目が止まった。

2013全日本女子シングルフリーの鈴木明子さんがリンクに向かうところのフレーズ。

「自分の名前がコールされて、コーチに見送られ、選手がリンクサイドを離れる時」

「まるでたった一人で」

「とてつもない大きな氷の海に立ち向かっていくみたいだと思う」

「どうして彼女たちはこんな孤独な場所から逃げ出さずにいられるのだろう、どうしてそんなに強いのだろう」

昨日の夜、NHK地上波で再放送された「勝てない相手はいない~錦織圭 成長の奇跡~」は、秀逸な番組だった。

錦織選手のコーチに就任した、マイケル・チャンコーチが、この一年、錦織選手にかけ続けた言葉の数々が、素晴らしかった。

アジア人として、小さな体で初めて世界ランキング2位まで上り詰めた伝説のテニスプレーヤーから贈られた言葉たち。

「自分は世界一の相手でも倒せると信じることです」

「初めて会った時自分を信じる力が君にはなかった」

「たった一年で違う人間になんかなれないって?
 いや、それは可能だ。」

「自分を信じるんだ」

キーワードは、「信じる」ということ。

そして、24歳の錦織選手に、地道な基礎練習を何度も反復させ、グリップの握り方から細部にわたって修正させた。地道な反復練習により、自分自身への確かな自信が生まれてくる。プレッシャーのかかる場面でその地道な反復練習が助けてくれる。

「自分への疑いがなくなれば、それが自信につながる」

「コートに立てば、皆一人きりです。
それが、テニスを特別なスポーツにしています。
テニスは人生そのものだと私は思います。」

「成長するに従って、次々と壁が立ちはだかります。
そしてある日、独り立ちしてあらゆる問題に自分で答えを出さなくてはならない時がきます」

「でも、いつも正解ばかり出さなくてもいいのです。
人間なんですから。
勝ったときには謙虚さを、負けた時には潔さを学べばいいのです。」

実はでもないですが、フィギュアスケ-トにはまる前は、サッカーとともに、テニスにはまってましたww
コートに立てば、コーチでも声を掛けることは許されず、選手は自分自身で戦略を練り、流れを読み、猛スピードで打ち返される一球一球に応えなければならない。
その、刹那的とも言える一瞬が積み重ねられた長時間の試合。
特に準決勝、決勝戦を見た後は、ぐったりするほどの緊張感の連続です。

選手がそれぞれ、自分を信じて、一人で立ち向かっていくところに、潔さを感じて、惹かれていたのかもしれない。

自分を信じるということ。

あの4年に1度のオリンピック会場で、広大な氷の海でそれができるようになるまで、どれほどの反復練習を続けてきたのだろうか。

パンピーの私には、想像できない世界である。

だからこそ、競技会で緊張感の中、演じ切った演技には、自然と熱い感情がこみ上げてくる。

当時もだけど、sochiオリンピックの演技の中で、大好きな演技があります。

進藤さんの実況も含めて、震えがきた演技です。

ロシアのアイスダンス銅メダリストのフリー演技、イリニフ&カツァラポフの白鳥の湖。

「この空気の中、よく演じきった!」

「よく耐えました!」

「よく耐えました!」

そして、そういう勇気ある演技を見て、明日からまた頑張ろうという気持ちになるのです。

テニスと同じく。

フィギュアスケートは人生そのもの。

阪神・淡路大震災から20年。

ソチオリンピックから約1年。

いろんなことを思い出されます…。

羽生結弦+α
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
CHIIKOをフォローする

コメント

  1. kanabun より:

    ちいこさん、こんにちは。
    私もテニスも大好きでNHKの錦織くん特集観てましたよ!
    確かにフィギュアにも通じるところたくさんありますよね。
    羽生くんもNHK杯のあと、自分に対する不信感を払拭して、もう一度自分を信じられたからこそのファイナルでの勝利!って感じでしたもんね。
    それと、進藤アナ、実はお友達です!ファイナルの羽生くんフリーのときも感極まってましたよねー。こんな風に実況とともに記憶に留めてくれる人がいること、彼もきっと嬉しいと思います‼︎

  2. blue maple より:

    Believe yourself
    これが強烈に残ってる。
    同時にフィギュアスケートと似てるなぁと思ったよ。
    やはり、コーチは大事なんだなぁ。
    基礎もね。
    錦織くんも好きだわ~

  3. けいこ より:

    私も、一時期、テニスは見てたので、その番組は見たよ!
    あの、トレーナーのおじいちゃんもすごかった。前に指導していた選手に怪我させたことがない、という伝説もだけど、錦織くんの、僕に会いたかったらジムにいけば会えるといわれているくらいジムにいて、トレーニングかメンテナンスをしているという、まさに肉体改造。
    羽生くんの、術後の経過も気になるところですが、凡人よりも更に運動音痴な私的には。きっとストイックなんだろうなー、真似出来ないなー(笑)

  4. mike より:

    錦織さんの番組
    片手間だけど、心に残ったです。
    いつも、いろんな人から
    いろんなことを言われている錦織さんが
    「勝てない相手はいない。」
    そういえるようになるまで、どれだけ自分と向き合ったのだろうかと思います。
    自分との闘い
    なんて重いんでしょう

  5. ちいこ より:

    >kanabunさん
    kanabunさん、こんにちは!
     kananunさんも、この特集見ていましたか~すごくいい番組でしたよね。私も、GPFでの羽生君の言葉を思い出しましたよ~。アスリートは種目が違っても、基本のところは皆同じなんでしょうね。
    進藤アナとお友達なのですか!?うわ~ファイナルのフリーの時の実況もすごく良かったですo(^▽^)oソチのアイスダンスの実況も素晴らしくて…テサモエの時の「二人の時間でした」とか、選手達の今までの経緯を話してくれたり、愛情を感じて、相乗効果で感激2倍でした。もし、機会がありましたら、ソチのアイスダンスの実況も素晴らしかったです、今でも覚えていますと、お伝えくださいまし~o(^▽^)o

  6. ちいこ より:

    >blue mapleさん
     りかさん、こんばんは~♪
     マイケル・チャンコーチの一言一言が迷いが無くて、力強い言葉の数々でしたね。
     やっぱり、世界のトップを走ってきた人だからこそわかることがあるのだなと思いましたよ。
     基礎もね…。自分にもあてはまるわ汗。
     錦織君、今年も大活躍してくれたらいいね♪

  7. ちいこ より:

    >けいこさん
     おお~そんなすごいトレーナーのおじいちゃんがついているのか!
     アスリートの体づくりは、一般人の常識超えちゃっているよね汗。私も運動音痴だから、憧れるんだと思うわ。

  8. ちいこ より:

    >mikeさん
     mikeさん、こんばんは!
     自分の力を信じるようになるまでに、どんなに地道な努力を続けてきたのでしょうね。
     自分との闘い…トップアスリートは皆ある程度孤独なのでしょうね…。
     彼らを見ていると、私も頑張ろうって気持ちになります(でもほどほどに。←この辺が一般人)

スポンサーリンク