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まなざし2。

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GPFが終わってからというもの。
心の奥底に、どこか寂しい気持ちがひっそりと残り、もの悲しさがありました。
かといって、スケートを楽しめないという訳ではなく、スペインナショナルを見て燃えたり、パパシゼFDを見てうっとりしたり、NHK杯の演技を見ては感嘆したりしていました。
ワタスが羽生君のファンになったのが、2013GPFからですが、それから見始めて一番印象に残っているのは、ソチオリンピックでの表彰式での目でした。

ふとした拍子に思い出す。
あのまなざし。
あの澄み切ったソチの青空のようなまなざし。
自分はあのように、何かに魂を込めて打ち込んだことがあっただろうか?と朝、顔を洗いながら自分の顔を鏡でのぞきこんだことを覚えている。
中学生、高校生の頃はあったと思う。。。あの頃は全てに加減なく打ち込んでいたような気がする。
しかし、大人になると加減するもので。
ここ何年も、いや10数年も、あのような目をしていると感じたことがあっただろうか、と思った。
彼の生命を感じる強いまなざしに、私の心まで揺れた。
「あなたは心の底から何かを欲して行動しているか?」と。
スケートカナダでSPで失敗した時も、今年の世界選手権で2位になった時も、あのまなざしがちらつきました。
彼が逆境に合うたびに、脳裏にはあの目がちらつくのです。
ブログではぶつぶつ言いながらもw、不安になることはなかった。
あんな目をしているスケーターを、スポーツ選手を今まで見たことがなかったから。
なぜGPFの後、寂しく感じるのだろう、と思っていました。
ファンの間では、いろんな「自分にとっての羽生君とは」があると思います。
恋。
子供。
孫。
憧れ。
天才。
スポーツ選手。
私の場合は。。。おかしいのですがw羽生君が滑っているときは、「自分が滑っている」感覚なのです。
彼は憧れであり、あのように生きたいという理想像であり、自分自身の青春時代のイタさを感じさせる存在でありwちなみにレクイエムは。。。イタイ。。。(石を投げないでください。)

憧れながら、見とれながら羨望し、彼の輝きに少しの嫉妬もある、そんな存在。

しかし、NHK杯、GPFと桁外れの演技をし、期待していたとおり、「史上最高の選手」との評価が高まっています。
日本どころか、世界どころか、フィギュアスケート史に残る選手となるでしょう。
前からそう思っていた。。。彼は、日本どころか歴史に名を残す選手になると。
しかし、今いざそうなってしまうと。

はえーよ。

勝手にオリンピックシーズンにそうなると思っていたw
まさか早々に今そうなるとはww
あまりの速さにBBAはついていけてないのww
もう、滑る前にどっくんどっくんして、一緒に滑っているような気持ちになって、終わった後は息を切らせる(実際は一歩も動いていない)ようなことはないのだな。。。と。
彼の少年期はとっくの昔に終わっていたのだ。
彼は大人なのだ。
不安定な彼に、ワタスがかつてのイタイ青春時代の自分を重ねていただけなのだ(石を投げないでください)。

たぶん、そんな感じです。
だから、寂しいですが、心静かでもあります。
かといって、熱が冷めるとかそういうものではありません。
希代のスケーター、羽生結弦の真の覚醒後を引退するまで見届けたい、という気持ちです。
遠くから双眼鏡で美しい豹を眺めます。
近づくと危ないですからな!
伴走者はハビ、しょーま君、パトリック、ボーヤン君、ピト君、ネイサン君にお願いするわ。
保護官はブライアン・オーサーがいるし。
だから出待ちはやめましょう。
野生の豹は狩りの最中は気性が荒いんです。
メーワクですな。
全日本も心穏やかにロシアナショナルを楽しみつつ、全日本をお茶の間アリーナで堪能します。
ちなみに、家庭の事情で、全日本は急遽キャンセルしました。
来年、さ来年こそは行きます。
関西こい!
関西こい!
念を送っときます!

コメント

  1. blue maple より:

    うん
    はえーよ!
    ですな(*^^*)

  2. ちいこ より:

    >blue mapleさん
    りかさん~( ̄□ ̄;)
    そうそう、思っていたよりずっと早かったのw
    だからついていけていないのw

  3. えみ より:

    ”あなたは
    心の底から何かを
    欲して行動しているか?」と。”
    この言葉
    ズガンときました
    彼から受け取るメッセージと
    彼への感情を突き詰めると
    毎回行き着くこの問い
    ”羽生君が滑っているときは
    「自分が滑っている」感覚”
    まさに!
    私もそう感じてます
    なぜでしょうか
    ちっとも上手に滑れないくせに
    ”彼は憧れであり
    あのように生きたいという
    理想像であり
    自分自身の青春時代の
    イタさを感じさせる存在であり
    憧れながら
    見とれながら羨望し
    彼の輝きに少しの嫉妬もある
    そんな存在”
    さすがちいこさん
    彼にしか引き出せぬ
    種々に入り混じる自分の思い
    見事に言い当ててます
    ちいこさんの記事見て
    何度となく
    心の中で叫ぶ言葉ですが
    この記事にもやはり
    ブラボーの一言です

  4. もん より:

    NHK杯、GPF。
    はえーよ!!同感です。びっくりし過ぎて、言葉が出てきませんでした。
    そんなとこ…いつかはそこに辿り着くことを信じて止まない自分がありながら、ああ。びっくりした…
    そして、同じく静かです。
    そんなもの見せてくれてありがと。そして、そうやって闘う羽生さんをじっと応援してたいと思います。
    う。彼の若さ故のイタさ加減は、痒くもあり…
    ただそのイタさ加減に身に覚えもあり、「ああ。普通に21
    才の男の子なんだなぁ。」と、ほっとする面でもあります。
    と思うと、公的な場での凛とした対応にただ者ではない感を無理なく発するアレはいったいなんでしょう。
    どうしてていいのか分かんなくなります。
    えええええ?を吐きつつ、羽生結弦を見ていたいです。
    全日本。ちいこさんも一緒にお茶の間ですか?
    同期や年の近い選手たちとわちゃわちゃ、落ち着きなく笑ってる彼が目に見えるようで楽しみ。そして、ドキドキです。いい調整ができてますように。
    は。パパシゼよかったー。
    どんなことになってるのかと思っていた上にあんな素敵プロを見せてくれて…うっとり。感涙でした。
    動画、ご紹介下さって有り難うございました。

  5. KEI より:

    羽生君の前の滑走選手のあたりから既に尋常ならざる落ち着きのなさで(笑)いや、6分間練習の頃からかな?緊張しているちいこちゃんを、ライトな羽生ファンの私はほほえましく思いましたが。
    自分が滑ってる感覚なのかー、そりゃ緊張するわ。
    そして、秒速の速さでリンクを駆け抜ける羽生君は、進化の速度も速いのだね。
    ノーミス演技もすごいけど、失敗したときもすぐ立て直すフィギュアの選手たちは凄いよね。
    私なら腰を打っただの、氷が冷たいだの、心が折れただので、演技終了しちゃう根性なしだけど。
    全日本は残念だったけど、一緒にテレビアリーナで見ませうね。

  6. yuzuna. より:

    女豹ですよね?・
    いいんですよね・それで。www
    そのくだりなに、めっちゃうけたし、めっちゃ適任じゃん!!♡♡ww
    ほんとそう。捕獲しようとするほうが間違ってるわけよ。もうちょっと取り説読まないとだめだよ。貼っとくう?裏口にでも。wwwww
    結弦へ重ねるその気持ちわかるな~。
    そう在りたかったし、そう在りたいんだよね。だからそれが出来る彼を見てほんとうにスゴイぎりぎりのところで生きてるんだなって震えます。
    だから儚く散ってはまた別のところで彼の息吹を感じるのです。その繰り返し。
    次はどこに生命の息吹を感じるのか
    わくわくドキドキしながら
    やめられず、また彼を探すのでしょうね。

  7. mike より:

    ごめんなさい
    何と書いていいのか。
    ただ。
    うんうん。わかるような気がする。
    うんうん。
    誰もが彼に対して切ない感情をもってますよね。
    そして、その切ないままの時が
    一番美しかったりするわけで
    だから、無理に近づいてはなりませぬ
    と、思うのです

  8. ちいこ より:

    >えみさん
    えみさんいつもありがとうございます!
    ブラボーの言葉、素直にうれしゅうございます。
    羽生君にはこう。。。相反する感情が入り交じっていて、日ごと変わったりするのですがw
    GPFの演技にはアゴがはずれかけ、直後の英語インタビューには脂汗がにじみました。。。まるで自分が英語で答えているかのようでございました。。。英語、頑張ってください。。。平昌OPではきっとEXで挨拶役がまわってきますから!
    彼のパワーと信念が強いせいか、受ける時は一気にウワーッとくるんですよね。。。
    きっと、今回のNHK杯やGPFでもたくさんの方がうわーっときたことでしょうw
    なんだかんだいいつつ、おそらくこれからも羽生君を見て右往左往することになると思いますが、お互い頑張りましょう!

  9. ちいこ より:

    >もんさん
    そうナンデス。
    ピークが早いとかではなく、今、オリンピックからの中間地点でそこまで到達しちゃった??という。
    階段を上っていくかと思ったら、エレベーターで屋上まで行ってた。みたいな!
    なんだか、憑き物がとれたかのように静かです。
    今ananとかきてもそれほど萌えないかも。。。GPFとNHK杯ほど、やみつきになる展開の現実ってないですからのう。
    羽生君のイタさは、天賦の才ゆえのものもあり、年相応のものもあり、見ていてハラハラしたり、思わず目をそむけたり(これは過去の自分を思い出してです)、感心したりです。
    アイルトン・セナも振り幅大きかったらしいですから、突出した方はそうなんでしょう。
    でも、大部分はこの若さで信じられないくらい
    の対応をしますよね。TPOをわきまえて発言したかと思えば、ハラハラするものもありw
    全日本はお茶の間です!去年は本当にハードだったので、こういうゆっくりお茶の間観戦もいいなあ、と思ってます。何せ、遠い、寒い、寒い、です~汗。
    パパシゼもお気にめして良かったです!

  10. ちいこ より:

    >KEIさん
    特に去年のNHK杯はほれ、中国杯であんなことがあったからね。。。といいつつ、スケカナでもライスト見ながら、同じように尋常ならざる緊張ぶりでしたw
    羽生君は進化の速度もいっきにきたね。
    去年の糧が今噴出したって感じね。ヴォルケーノオ!
    失敗した時にどれだけ立て直せるか、というのはトップになるのには重要なのかもね。
    私もスケートやっても転んじゃ休みで上達しないとオモ。
    全日本はまったりコタツで楽しみます!

  11. ちいこ より:

    >yuzuna.さん
    女豹wやだあ~yuzunaさんったら、おっさん目線(はあと)
    いえ、ワタスもなぜか男(おっさん)目線なんですけどね。。。もはや何なのかわからず。
    中国杯で試合前、後の羽生君を見たけど、遠くからでもピリピリオーラが凄くて、よくあんな野生生物を待ち伏せしようと思うな。。。よっぽどの鈍感者じゃないとアレはムリですwww
    そうかー!
    あのピリピリを感じない鈍感者だから待ち伏せができるんだね!納得ww
    「出待ち」じゃなくて、「待ち伏せ」です!
    羽生君のいのちの息吹。。。特に2011-2012、オリンピックシーズンは凄かったような気がする。
    今また波がきているのかな。
    なんだかんだいいつつ、彼を見るのはやめられそうもありません~。

  12. ちいこ より:

    >mikeさん
    >そして、その切ないままの時が
    >一番美しかったりするわけで
    mikeさん、しみいりましたです。。。
    未完の時が一番美しい、なんだかわかるような気がします。
    適度に距離を保つことが大切ですね。

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