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拝啓。今がその時。

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2014/06/07 Sat. 02:09
 明日から新シーズン(もう今日だけど)。
 新シーズンが近づいてきて、なぜこんなに羽生君が好きになっちゃったのか考えていた。金メダルをとった思い出の新ロミジュリは、しばらくお休みだから、その前に整理しておきたいと思った。
 今年3月まで同じ課で働いていた方といつもお昼を食べているのですが、時々、以前の職場がいかに大変だったかという話になります。もう過去の話だよ~忘れよう、と話して終わるのですが、話しているうちに、段々と当時聞いていた曲とか、それに関連して羽生君と出会ったときの状況とかを時々想い出すことがあります。
 去年の10月~12月はホントに仕事が大変で(いつも大変だったけど…さらに)、人が急にいなくなったり、突発的に大きな仕事が舞い込んできたりして、てんやわんやでした。
 特に、人が毎年いなくなって、とっくに係員全員飽和状態のところに、急に仕事が割り振られることが毎年、2013年は毎月のように連続したときには、もう。
 毎日、自分の中は怒りの感情でいっぱいでした。
 2013年12月にGPFが福岡であった時も、その週は長時間残業と長距離出張の連続、毎日へとへとで。
 12月6日(金)も出張。職場に帰ってきてから、怒りの感情が抑えられず、パソコンが壊れるんじゃないかと思うほどの強さで蓋をしめ、電源を落とし、「もう無理!」と定時に敢然と帰って行きました。
 帰る道すがら、車を運転しながら、コーヒーでもテイクアウトしようかとも思いましたが、そのまま家に帰りました。ここでコーヒーを飲んでいれば、恐らく羽生君には出会えなかったでしょう。
 家に帰り、ご飯を食べながら、だら~っと、テレビのチャンネルを変えたところ、フィギュアスケートが放送されているではないですか!ここ2~3年は見ていないけど、もともとはプルシェンコ、ヤグディンのファン。これは見ないと!で、ご飯を食べながら男子フリーを見ていました。見始めたのはハンヤン君の演技の時からでした。
 パトリック・チャンを見ながら、これまた上手い選手だね~と感嘆しましたが(今では大好きですけど)、ご飯を食べながらの鑑賞でした。192点超!とんでもない高得点!
 次、羽生君登場。
 全然知らなかったんです、羽生君のこと。この大会には日本の選手が2人も出ているなという認識くらいだったんです。
 羽生君がリンクサイドでスタンバイしている時から、ただならぬ気配を感じた私は、Pチャンの時と違い、箸をおいて、テレビの前、真正面に陣取りました。
 羽生君がリンクを離れて、スタンバイするまでの映像を見て
 本当に
 お顔の周りにキラキラ光るもの、ダイヤモンドダストのようなキラキラが見えたのです!
 「な、なんぞ?この異常に綺麗な男の子は?」
 そして、演技冒頭の、腕を広げるポーズ。白鳥のような優美な腕の美しさと射るような眼差しに釘付けになった。
 4Sは転倒。4T、3Fと軸の細い、まるで飛んでいるような美麗ジャンプを次から次に決め、完全に羽生ワールドに入り込んでいました。
 「なにこの子!なんなの~超うまい!天才だよ、どうしよう天才!」 
彼のジャンプは音楽とピッタリ合っていて、踏切から着地まで音楽と合っていて。
見ていてとても気持ちがいいのです。
そして、最後の3ルッツジャンプ。
高くて、雄大で、軽やかで、でもまるで今から起こる悲劇を予感させるような、そんなジャンプ。
イナバウアー、コレオシークエンスときて、佐野さんが実況で「頑張れ!」と声を掛ける中2つのスピン、フィニッシュ!
 終わった瞬間、テレビの前で飛び跳ねていました。
 
 「こんな綺麗な人が世の中にいたのか!」とショックを受けました。
 もう,「ショック」という言葉が一番あてはまる。
 容姿もロミジュリ衣装ももちろんそうですが,内面から光輝く強烈な輝きを感じたのです。
 ついに見つけた!ついに現れた(って前からいましたけどww)!本物の天才!って。
 こんなに綺麗でこんなに上手いって、まるで奇跡みたい。
 この選手の輝きをずっと見ていたい、感じて、時間を共有したい、そうしないと、この奇跡のような存在を見届けないと、人生損するかもという衝動にかられて。
 土日に、羽生選手が何者なのか、必死にネットで検索しました。
 GPFのロシアの実況ではフリーのフィニッシュの後、「光輝く白銀の戦士」と実況しているのですが、私にとって、GPFのロミジュリはまさにそうでした。
 パリの散歩道ではなく、初めて見たのがロミジュリだったから。
 時々、なぜ2012のニース世界選手権の頃に気づかなかったんだろうと残念に思うことがある。バンクーバーまではちゃんと見ていたのに、全日本もNHK杯も見ていたのにって。でも、いくらニース世界選手権の魂の演技でも、その時見て、ファンになったかどうかは今となってはわからない。
 3月は年度末で非常に忙しい時期なので、生放送で見ることもないでしょうし、VTRで見ても「感動した!」で終わって、日々の忙しさでいつしか忘れていたかもしれない。恐らくそうなっていただろうと思う。
 2013年の12月に、あの時、あの時間にロミジュリを見たからこそ、こんなに熱いファンになったのかなと思う。
 去年、ちょうど職場の状況が芳しくなく悩んでいた頃、京都に旅行に行き、名前は忘れましたがある禅宗のお寺に、こんな庭がありました。
 白砂の中に3つ石があって、一つは高く、一つは中程、もう一つは白砂からわずかに頭がでている石。
 説明文に、こう書いてありました。
 「深く沈めば沈むほど、石は高く浮き上がる。禅の教えを表している。」
 そのとき、思い悩んでいたので、この説明文が深く心に残っていました。
 GPFの頃、怒りに充ち満ちていて、深く深く潜っていた私は、水面にキラキラ光るものを見て浮き上がって、「なんだろう?」と水面にあがったら、まばゆい太陽の光に圧倒されて。
 深く沈んでいたからこそ、羽生選手の輝きが一際まぶしく感じたのかなと。
 もし、ずっと陽だまりの中にいたら、太陽を見ても、暖かいと感じるだけで、これほど恋い焦がれることはなかったのかもしれない。
 だから、平成26年12月6日に羽生君のファンになったのは、必然だったのかもしれないと思う。
 きっと、ファンになるときって、その時が訪れたからなるのかもしれない。
 ジュニア時代からのファンでも、ニースロミオからのファンでも、ソチからのファンでも、今日からのファンでも。
 
またもやしんみりポエムりました…。
明日はFaOIだというのにっ。
でも、このメモは後から書いても今更感が…なので、新シーズンの前に記憶にとどめておかなきゃって。(老化現象がね…)
大事な思い出です。 
さあ、今日はFaOI幕張。
元気な姿を見せてね、羽生君。
それでは、おゆづりなさい☆
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羽生君のファンになってから、もうすぐ4年が経とうとしています。
はい、2013福岡GPFにわかでございます。
ファンになったのが、パトリックを破っての初ファイナル制覇でお誕生日でバースデーケーキを見てそっと涙ぐむところとかテレビで見られて底なし沼に。
ネットで検索してヴァーティゴとサンバディ・トゥ・ラブとか悲愴で度肝を抜かれましたが、決定打はニースのロミジュリでしたね。
あれはダメ押しですね!
何度見たかわからないわ~。
今読むと熱いですな!あちちちち。
初心忘るべからず、という気持ちを込めて再掲させていただきました。
題名の「拝啓」は、映画「ラブレター」の真似で、4年前の自分自身から振り返って「お元気ですか?私は元気です。」という気持ちでつけてみました。
まあ、ここ一週間はまるで4年前のように非常に忙しい上にいろいろ。。。ええ、トラブルがありました、トホホ。
ちなみに来週も超忙しいです、ということで今日のうちに書きました。
アイスジュエルズを読みましたが、羽生君は自分が安定感がないことや緊張しやすいこと(それでもあの結果なのだから凄いとしか言いようがないと思うのだが。。。)を気にしていたのかな。
うん。。。羽生君が魔法をかけるには爆発力が必要だから、凹凸があるのは必然だと思うのであるよ。
きっと安定して緊張しない選手だったら、エモーショナルで自由闊達で、ロックンローラーのような滑りはできないと思うのだよ。
それはいわゆる「アート」とは違っていて、天性のもので、安定性と引き替えのような気がいたします。
そう、ネイサン君にはアーティストの素質はあるかもしれないが、天衣無縫でロケンローではないのである。
しょま君も同様で、それがそれぞれの個性なのだ。
そして、羽生君の安定性とは引き換えの天衣無縫なスケートは、唯一無二、世界中の人々惹きつけるのだと思う。
一番大事なのは、
それはスケーターなら誰もが持ちたい夢のような才能で宝物なのだ、ということです。
色々言う方はいるかもしれない(私も書いているが。。。)が、では羽生君のようにカリスマ性のある天衣無縫な滑りをする選手がここ10年いたか?(それは大ちゃんやジェフとはまた違う才能である)また今のジュニア・ノービスにいそうですか?と言われれば、
いないのである。
うんたぶん、きっと、そうなんじゃないかな。
そういうわけで?
羽生君へ
全日本もしくはオリンピックで滑りを見るのを楽しみにしています!
絶対に無理だけはしないでくで~プル様がおっしゃるように怪我が完全に良くなってから滑ってね。
アイスジュエルズはとても面白うございました。
このことで書きたいのですが、長くなるのでやめますです。
それでは、ではでは。
PS:たぶんこの1週間はお返事は難しいと思います。ああ、早く行事が終わってほしい汗汗。
GPFをリアルタイムで見るために月火水頑張るぞー!!

羽生結弦
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コメント

  1. あひる より:

    こんにちは、全日本 OPを前にした羽生君への餞の記事でしょうか。
    とても良い内容でしたので久方振りに2013のGPFの動画を見に行ってしまいました。
    NBCのタラさんが羽生君の演技後に今日私の心を掴んだ演技は羽生君だけ、あの情熱が素晴らしいというような事を言っていました。
    私もTVで放送していれば見る程度のライトファンでしたがそういった一般層をごそっとスケートファンに引き込んだのはやはり羽生君だと思います。
    コアなファンは全カテ見るべきと言いますが言われなくても魅力のある選手は人を引き付けて離さない物だと思います。
    私にとってのパパシゼがそうでした。
    いまだアイスダンスの細かいテクニックは理解できていませんがそれを除いてもとにかく見ずにいられない物を持っていると思います。
    以前青嶋女史の記事が話題になりましたが執筆業の方が歳を取って視野が狭くなり選手を自分が育てたと思い込みがちになって情念だけで物を書いているのを見ていると何か物悲しくなります。
    スポーツや芸術を見て本当に感動したときは人が何を言おうと関係ないのですから。
    年の瀬は忙しさもピークだと思いますのでお返事は無しで結構です。

  2. こみかん より:

    ごぶさたしております。
    ”この選手の輝きをずっと見ていたい、感じて、時間を共有したい、そうしないと、この奇跡のような存在を見届けないと、人生損するかもという衝動にかられて。”
    いいね、100回押しても良いですか?
    私も定番のソチ落ちなのですが、世選後のSOIの花になれで、イーグルからの3アクセル後に「くぱぁ~」と開いたフリーレッグに蹴られて、帰って来られなくなりました。
    リバイバルプロや戦略にヤキモキはしても、結局かたずを飲んで見守っちゃうのは羽生くんなんです。全日本→オリンピック、全力応援しないと、それこそこの4年の人生損してしまいますw
    とてもお忙しそうなのに、勉強になる過去プロのご紹介や胸にストンと落ちる感想の数々、いつも楽しみにしております。
    こちらもひっそりと見守らせて下さい。どうか、無理はなさらず。

  3. こたっぺ より:

    ご無沙汰している間に、ずいぶん寒くなりました(^-^;
    子ども心に、ジャネットリンに夢中になった札幌五輪。・・・でもその後は、自分の勉学や部活動に忙しくなったり、結婚・子育てなどと人生航路を進んでいく折々で、興味や関心ごともうつろい・・・。
    真央ちゃんのファイナル優勝や荒川さんのトリノの快挙。そのあたりから、テレビで放送があれば見る程度の日本人としてごく標準的なファンであったと思います。でも、「羽生結弦」のハの字も知らず・・・。(-_-;)
    偶然が重なって、羽生選手を知ることとなったのですが、あの日(宮城でのN杯エキシビの日)・・。旅先で、食事を済ませてホテルに戻る時間が少しでもずれていれば・・。ホテルのチャンネルがNHKに設定されていなければ・・。そしてプロが「花になれ」でなかったなら・・。もしかしたら羽生選手とすれ違いになっていたかもしれません。ホテルに戻ってすぐつけたテレビ画面に、あの合わせ風衣装をつけて演技する羽生選手が映し出されたのです。ニュース番組だったので、ダイジェストの演技でしたが、目が釘付けとはこのことでした。試合プロについてはほとんどわからないまま、その夜から朝にかけて、羽生選手、大ちゃん、真央ちゃん、あっこちゃんの4人がスタジオ出演して質問を受けている番組も含め次々と関連ニュースを見てました。・・・あとは、ちいこさんはじめ皆さんと同じコースを辿って今に至っております。 「伝説のニース」にもじきにたどり着きましたとも!
    「安定性とは引き換えの天衣無縫なスケートは唯一無二、世界中の人々を惹きつけるのだと思う」 その通りだと思います。ファンとして、安定性を羨ましく思ったりもしますが、それとは別の輝きを愛でたいと思います。彼の天性の磁力にしっかりと引き付けられている幸せを嚙みしめながら♡
    ・・・長々と自分語りをしてしまいました。m(__)m
    ちいこさん、アイスダンスはじめ、ファイナル楽しんで来てくださいね~!

  4. ちいこ より:

    今更なのですが、このエントリーだけは短くてもお返事したく。
    あひるさん、こみかんさん、こたっぺさん、コメントをありがとうございました!
    みんなそれぞれ、その時の偶然、必然性があるのだな~と、その時の感情を思い出して眩しく感じました。
    今また、羽生君の怪我情報が入ってきて、皆さんも思いを新たにされているかな、と感じています。
    オリンピックはその時の羽生君のベストが出せると信じて、楽しみにしていましょう!

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