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プーレインとアメリカで売れなかった日本の鉄道車両。

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いいかげんほっけーどーのレポを書こうと思いつつ、プーさんシャワーとトリノで羽生君のハッピーバースデイを歌おう計画(海外ファンの発案)を見て、また先日のNHK杯と3月のさいたまワールドとトリノGPFを見て、色々と面白いなと感じたところです。
まず、さいたまワールドと先日のNHK杯のプーさん投げ込みですね。。。誤解を恐れずに言えば、恐らく中華系のファンの方が大量に入れたんだろうなと思っていましたらやっぱりでしたww袋一杯にプーさんを用意してアリーナ席に準備していましたな~。
何度も書いていますが、プーさんシャワーが始まったのは2014中国杯と2015上海ワールドからで、それでも日本で開催されるNHK杯や全日本ではそんなになかったんです。これほど言われるようにはなってはいませんでしたよね?
中国以外で大量に投げ込まれたのがヘルシンキワールドでの大逆転フリーの後と平昌オリンピックですな。もうこれはそれはそうでしょう、な出来事ですからなあ。
プーレインは日本発ではなく、海外発なんですよね。そこをまずお間違いのないように~。
日本ではさいたまワールドでの出来事もあったりして、投げ込みをアリーナのみに制限したり、バナー掲示を制限したりしていますがファンの総数が海外の試合とでは桁違いなのでそれはそうでしょう、なのですが。。。
さいたまワールドやNHK杯の投げ込みへの反応を見ると、投げ込み自体に制限を設けようという話になってしまっているのがいかにも日本らしいなと感じましたなあ。
鳴かぬなら、殺してしまえ、ホトトギス、みたいな?
10月にラグビーワールドカップに行ったのですが、あれこそ真剣勝負、4年に一度、一生に一度の大舞台でしたが見事な国際的で祝祭空間に溢れたフェスティバルになっていました!色んな国の観客がわいわい騒いで、フランスのサポーターが大騒ぎしたりコールリーダーをしてみんなでウェーブして失敗してずっこけたりwwいきなり君が代を歌い出すフランスサポーターも(とにかく何でもありなフランスw)。熊本という地方都市でしたが、色んな国の観客が混じり合って本当に素晴らしかった。
これこそ真の国際大会、東京オリンピックは成功すると確信しましたよ~。
対して、です。
NHK杯って、国際大会なんですよね。。。
皆意識していないけど、そう、国際大会デス。
黒髪の日本人がほとんど席に座っているけど、国際大会ですからもっと海外枠が多ければ、ラグビーW杯みたいに羽生君の世界中の様々な国籍、肌の色をしたファンの方が座っているかもしれない大会なわけですよね。
そういうお客さんが4割、5割を占めた大会だった場合、どうなんでしょうか。
プーさん投げ込むな!とか次の選手までは絶対拍手するな!とか遠吠えするな!とか言えるのかな。
日本の厳格な観戦マナーなぞ知らんがな、ですよね。
それだけ海外のお客さんが多かった場合、ラグビーW杯みたいにフェスティバル感があってゆるゆるになってくるのではないか?という気がするのですがいかがでしょうか。
今までここまでワールドワイドな人気がある選手はいなかったのでどうも対応できていないように思うのですが、海外枠があるならそういう席の雰囲気になってもおかしくないんですよね。
さいたまワールドの運営を見ても、どうも日本人の観客がくることしか想定していない、もっとせっかくきてくれた海外の方に日本のスケーターを写真入りで紹介するパンフを配布するとか、地方大会のパンフを配布するとか、そういうアピールをしようという発想自体がまずない。
非常にもったいない、と思うわけです。
そして、プーさんレインのこともですが、確かに多かったですけどちゃんとラッピングしてありましたし、アリーナからのみだったので、リンクの片側だけに集中していましたよね。ちなみに中華系のファンの大量投げ込みがなければさらにそうでもなかったはず。
黄色だから大量に見えるだけで、投げ込みの範囲からすれば2013NHK杯の真央たそや大ちゃんも同規模だったぞ?
印象だけで語らないでほしいわな。
後、この過剰反応(1人で大量に投げ込むのはやめてほしいが)について思い出すのが、日本の鉄道車両がアメリカで売れなかった理由を書いた記事なんですよな。。。
あの新幹線メーカーが米国市場で陥った窮地 期待の準高速2階建て試作車が「試験不合格」(東洋経済)
だが、そんな期待も車両の試作段階であえなくしぼんだ。2015年に製造したプロトタイプ車両が、連邦政府の定めた衝突時の衝撃吸収基準をクリアできなかったのだ。
なぜ、初歩的な設計ミスを犯したのか。まず考えられるのは、日本と米国の安全思想の違いだ。日本では信号や運行管理システムを使って列車同士の正面衝突を回避するようにしているが、米国では列車同士が正面衝突する可能性を前提に鉄道車両の強度を含めた対策を決めている。もっとも、日本車両はこれまでも米国に2階建て車両を納入しており、そんなことは先刻承知だろう。
次に考えられるのは、今回の車両は準高速車両であり、最高時速200キロメートル程度と想定されている点だ。これまで日本車両が米国向けに製造してきた車両の最高速度は時速126キロメートル。つまり、速度の違いが衝突時の強度計算に影響を与えた可能性がある。
さらに今回の車両は、米国製部品の100%使用、車両の仕様の標準化、メンテナンスをしやすい車両にするなどの諸条件がついている。そのため過去のノウハウが役に立たなかったのかもしれない。
こちらの記事、他の記事でも当時見かけましてなるほどと思ったんです。
日本の新幹線の安全性を確保する技術は素晴らしい。
でもその技術というのは、高度なスキルがある技術者、社員がいることを前提にした、衝突を回避するための技術なんだそうです。
対してアメリカが求めている安全性というのは。。。
「平凡な社員でも安全運行できること」
「人為的なミスが重なって万が一正面衝突した場合でも被害が最小限に抑えられる頑丈な車体」
なんです。
最大の違いは、社員の技術力を過信していないこと、そして万に一つの可能性による正面衝突があっても耐えられるようにすることで、「人為的なミス・突発的な何かによる大事故」を想定していることなんですよね。
他の記事で見かけたのは、アメリカ側は「もし列車に横からトレーラーが突っ込んできたら大丈夫か?」という。しかし現場は砂漠のようなところで、トレーラーが突っ込んでくるようなところではない。しかしアメリカ側は言うのだ、「トレーラーが突っ込んでこないなんて100%ないとは言えないだろ?」というものでした。
これ、まさに文化・歴史の違いですよね~。
そして話題を元に戻しますと、
日本の運営は新幹線のように、観客(社員)に高度なモラルを要求することでスムーズな運営をしていこうというもので、
海外のファンや海外の大会は、観客(社員)のモラルや応援の形には特に要求せず、何かがあっても対応できるように(もしくは無視w)準備しておく運営だろうなと。
前者がさいたまワールドで海外の観客のワイルドな考え方を想定せずフラワースケーターをめっちゃ少なくしてしまったという失敗。。。と投げ込みの制限とバナー制限、そして過剰な投げ込みへの拒否反応。
後者がロシア大会の「会場でプー売ってまっせ」とかトリノGPFのマルケイさんの「フラワースケーターを訓練しておくわ♡」発言でしょうなあと。
今まではNHK杯や日本で開催されるGPFやワールド、全日本も日本人の観客がほとんどだったので違和感なかったですが、羽生君のような海外にも大きなファン層を持つスケーターがいることをむしろ利用して、フェスティバルで自由な空間に、こちらが来てくださった方々に日本のフィギュアスケーターや観光をアピールするくらい積極的な方がいんじゃね?と思いますなあ。
ラグビーW杯ね、ほんと良かったです!
あの大会をみたことで日本のフィギュアスケート大会ももっと受け身ではない、こちらから発信していくんだ、というワールドワイドな対応ができるようになったら良いなと思いました。
ラグビーW杯ではボランティアの方と帰り道にハイタッチしていくんです、あれは楽しかった!
ああいうふうでありたいですな!
以上。

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