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2015世界選手権レポ③ ~男子SP~

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水曜日から甥っ子達がきていまして、予想以上にブログを書く時間が取れず汗。
男子SPのレポに入る前に、テレ朝チャンネル2で、新しい「フィギュアスケートレジェンドプログラム」の放送予定がありましたので、ご紹介です~。

○フィギュアスケートレジェンドプログラム

羽生君のもありますが、新しいプログラムが!
「エンターテイナー ペシャラ&ブルザ」、「新星 グレイシー・ゴールド」です。

では、男子SPの感想です。
当日日本の空港から上海の空港への移動、その後ホテル、会場への移動でした。
印象に残った演技を主に書こうと思います。

○2015世界選手権 男子ショートリザルト

○プロトコル

○ジョシュア・ファリス 73.52点
早めに登場したジョシュ。彼に魅了されたと思われるファンがちらほら。私もアメリカ国旗をふりふりしました~。
冒頭の3Aは痛そうな転倒。しかし、その後のスピン、コレオ、ステップは他の選手とは違う、えもいわれぬ空気感がありました。とにかく、音ハメはドンピシャ、スピンも軸がぶれません。
そして、ポーズ、姿勢の一つ一つが美しい、ピンとはっていながらラフというか…。
ステップを踏みながら客席に近づくと、自然に拍手がわき起こりました。
点数は73.52点で13位とふるいませんでしたが、演技面では素晴らしかったと思います(^^)

○ナム・グエン 77.73点
パーフェクト!やっぱり強心臓だなあ。こういうコミカルプロはナム君にぴったり。ステップで客席アピールをするところでは、歓声があがっていました。

たかちゃん、無良くんは…もう見ていられなくて。とにかく、フリーに進めることだけを願っていました…泣。

○ジェイソン・ブラウン 84.32点
ジェイソンのスケートを見るのは本当に楽しい♪見ているだけで心がうきうきしてくるのよね!ロヒーンさんの振付は秀逸。つなぎモリモリの鬼プロのウィルソンのプロもあっているような気がするのだ。
今後、ショートかフリー、どちらかでいいから、ウィルソンプロを見てみたいなあ。

○ミーシャ・ジー  78.52点
ミーシャの進化は凄い!中国杯よりさらに良くなっているうう。スケートもよく滑って、スピードもありました。去年の世界選手権の頃とは雲泥の差汗。振付をする人って…ランビもジェフもまっちーもだけど、所作の一つ一つが丁寧ですね~。きっと、クリエイトしているから、この振付にはどんな意味があるか、ということがわかるのでしょう。いや~これからも楽しみです!

ミーシャの演技が終わった後、準備をする羽生君の姿がモニターに映し出されると、「キャアアア!」の声が会場に響き渡ります!
中国のファンの方の声援です、だって声が若いでしょww
それを聞いて日本からのお客さんは「すんげえ」と苦笑いww

さて、最終グループの登場です。
羽生君の姿が見えると、またもや「キャアアアアア」の黄色い歓声があがります!
羽生君は6分間練習前の、リンクサイドでの射るような眼差しが印象的でした。
衣装の青い部分がさらに濃くなっているうう!
ショートの6分間練習は、まるでプル様やヤグディンのような凄みと余裕を感じました。
1年前の、SPパリ散の前に、弾丸のようにリンクに飛び出していた少年の姿は消え、あれから1年、いろんなことがあって、ピークの合わせ方、準備の仕方と一つ一つ学んできたのだなと後から思うことでした。でも調子は悪かったのですね汗。

○デニス・テン 85.89点
まさかの曲かけミス汗。
4T転倒、コンビネーションジャンプでステップアウト。演技も入り込んでいるわけでなく、少し集中力を欠いたような感じがしました。
うーん。。。四大陸の演技を見ていないのでなんとも言えないのですが、テン君の演技は端正で美しいのですが、少し地味というか…所作も丁寧なんですが、あっさりというか、和食みたいな?まっちーも所作は美しいですが、濃いですよね、恐らく振付を自らすることも関係していると思う。
テン君も応援しているだけに、残念(>_<)
あと、何やらミタパンがとんでもない質問をしたそうで?他に人材いないのか!大人なテン君、ありがとう泣。

○ハビエル・フェルナンデス 92.74点
テン君の曲かけミスのせいでざわついた会場をロックコンサート会場のように変えたのが、ハビのブラックベティ!4S軽々!大きな歓声、やはり大技が決まると楽しい~!
腰振りポーズのときは、ヒューヒューで大盛り上がり、超楽しい~!
ジャンプもノーミス、これは点数が期待できます。
しかし,点数は思ったように伸びず…見た目では、97、8点いくかと思ったのですが汗。
でも、確かにスケーティングは羽生君の方が良く伸びるのよね…。
ハビが今回の優勝で、NHK杯優勝後のダイスのように、「自分は2番手でもいい」という気持ちがなくなって、貪欲になって、玄人のスケーティングを身につけたら、さらに羽生君の強敵になりそうです!
ぜひそうなってほしい。カロリーナみたいなスケーティングになるのもいいなあ。
そして、パトリックをも脅かしてちょうだい!ヨーロッパの星だもん。

もうすぐ羽生君…ぐああああ、ドキドキしてきた!

すみません、ヴォロ様は、羽生君登場までのドチドチのあまり、うつろになり、覚えてません…汗。

○羽生結弦 95.20点
さっすが羽生君!
最後の懸念されていた3Lz-3Tが決まると、それまでの緊張の糸が切れるかのように、すごい歓声が沸き起こって、演技が終わると黄色い熊が次々と投げ込まれていきましたww
音、リズムのひとつひとつがスピン、ステップにぴったり合っていて、見ている人をうっとりさせる。
上から見ても、スケートの動線が複雑で、よく考えられたプログラムだなと思います。
テレビで見るより、会場で見る方が華やか。フリーでもでしたが、テレビで見て華やかだけど会場ではそうでもない人、逆の人といますが、羽生君はテレビでもですが、会場で離れた場所から見ても人を魅了する選手。動きが大きいというか、独特のリズムがあるんだなあ。
ウィルソンさんが以前、カナダのマスコミのインタビューで羽生君のスケーティングの特徴を「伸縮性」と答えていましたが、まさにこの強弱が、水面に揺れる光のような、演技に得も言われぬゆらぎを与えているような気がします。所作がきっちりしている、というわけではないのですが…。

ハビのお父様が、スペインマスコミのインタビューで羽生君のことを「クラック」と表現していたそうですが、サッカー好きの私としては、この表現はドンピシャです。
「クラック」といえば、メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、イニエスタ、ジダンなど、攻撃的な選手を表すことが多いのですが、もとは「クラック」…裂け目、ひび割れ、衝撃を表す一種の擬態語で、相手チームの守備網に決定的な裂け目を入れるようなプレイをする選手…単なる上手い選手とはまた違います。天才ともまた違う…スペインの方が「クラック」と言うときには、大事な時に決定的な仕事をする、見る人に衝撃と美しさを与えるクリエイティブなプレーをする選手、という意味合いがあります。
うまくても、クリエイティブさ、華がない選手には使わないような。
プレイを見ている人に喜びと衝撃を与えるプレーをする選手に、よく「クラック」と言います。
スペイン代表では、シャビ、イニエスタが良く言われていましたな~。
とにかく、強くてもプレイに人を魅了する美しさがないとこの「クラック」という言葉は使わない印象です。

ただ、ショートもフリーも4回転はきっちり決まらなかったのですが…。

大会が終わってから書くのも後出しじゃんけんという感じなのですが…。
中国杯の頃の、ショートで見た、氷から浮いているようなヌルヌルとしたスケーティングと感じが違っているように見えました。もっとシャープ?というか。
それくらい、中国杯で見たスケーティングは衝撃でしたが、その頃のスケーティングとは少しずれているような気がしていました。
試合前の6分間練習でも、本番でも、調子の良いときは、4Tに入る直前にブーンとすごいスピードで加速するのですが、加速するためのスリーターンが浅く、加速しきれずに跳び、失敗、回転不足になっているように見えました。
プルシェンコ選手もパトリックも、4Tがうまい選手は跳ぶ直前にびっくりするほど加速しますが、それが不足しているのです。フリーでも同様でした。
逆に、4Sはナム君やハビを見ても、それほど加速せずに力まずに跳ぶと決まるジャンプのように見えます。そのため、練習では4Sの方が決まり、4Tの方が失敗が多かったのかも。
自主練習では客観的な目・意見が不足しているため、わからずに少しづつスケーティングにずれが生じていたのかもしれません。
試合前の公式練習も、ジャンプの不調はスケーティングにあると見抜いたオーサーコーチがしばらく基礎練習をさせたら、グンと良くなったという話がありましたから、手術後にケガをしてしまい、日本でやむを得ず自主トレをしていたわけですが、やはりコーチがついてのトレーニングとは違うのだなと感じさせました。
もちろん、手術やケガのため、力が入らなかったり、バランスが崩れていたりした部分もあったのでしょうが…。
国別が終わったら、休んで、お仕事やアイスショーはもういいので、早くトロントに帰って、次シーズンに備えてほしいです~。

○マキシム・コフトン 70.82点
うう…お気の毒としか汗。キスクラでずっとうなだれているコフトン君の様子が見ていられなかった…。

羽生君もハビも良い演技で終わったので、ホクホクしながら会場を後にしたのであった。

リンクサイドで集中を高める羽生選手。

こちらは大物コーチ陣ということでw左からオーサーコーチ、ブイアノアコーチ、タラソワコーチ。

あんまりいいお写真は撮れませんでした汗。
2014-2015試合
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コメント

  1. おじゃん より:

    続き待ってました♡
    スペイン語訳でクラックという言葉がかなり好意的なものなんだと知りましたが、サッカーでもそうなのですね。
    喜びと衝撃を与えてくれる選手..なるほど。
    F1好きには協調性無しの猪突猛進がクラックなんだと思ってました(笑)
    羽生選手のスケーティングの感想も納得しました!続き楽しみにまっています!
    で、ミタパンは1回更迭したらいいと思うの(笑)

  2. MY より:

    リアルライフもありますから、手間のかかるレポはなかなか進みませんよね。
    お忙しい中、ありがとうございます。
    中国杯からずっとクリケットに戻れなかった羽生君、一人練習ではスケーティングその他にずれが生じてくるのは仕方ないのでしょうね。
    その中でショートは1位だったのですから、恐るべき強さです。
    生で見てもひときわ華やかな演技、観衆の熱狂も無理ないですよね。

  3. さきちゃ より:

    きゃっ?!
    おじゃんがいる!!!
    さきちゃの立ち寄り所じゃ2ヶ月ぶりぐらいかしら?レアボス登場だね♪なんかいい武器落として行かないかなぁ?
    あ、落ちて来たのはずれ馬券だけかよ~チッ!
    あーーーーー!!
    やっぱりねぇ、会場の悲鳴「キャーー!!」って本当に中国の娘ちゃん達だったのね・・・
    N杯も全日本もそんな声聞こえなかったもんね?
    それにしても、なんで中国ファンは若い子多いの??日本の若い娘とは好みが違うんだろうか??
    デニスが「はぁっ?何て??」的な感じだった時か・・・あれミタパンが聞いてたんだね?!
    全然意識して聞いてなかったから、なんて言ってたんだろ??
    ふ~~ん・・・KY
    あらかじめ決まってた質問だったのかしら??

  4. ちいこ より:

    >おじゃんさん
     クラックって、F1ではそういう意味があるの!?スポーツによって違うのかすら…。サッカーでは、うまくて華やかでここ一番で仕事をする選手に使うよ~。
     ミタパン…録画を見たけどひどいwテン君は「は?今の質問は適切じゃないと思いますが」と言っていたそうで汗。ラジちゃんにも女子SPの後同じような非常な質問してましたね。(誰よ?こんな質問考えたの?)
    他に英語ができる女子アナはいないのか…汗。

  5. ちいこ より:

    >MYさん
     お気遣い、ありがとうございます~。
     思えば、中国杯前にクリケットを出発してから、約5ヶ月間、ずっと一人でアドバイスを遠く離れたオーサーさんから受けながら練習してきたのですものね。ちょっとずつズレがあったのかも汗。
    羽生君は、会場でもやっぱり一際華やかです~。
    つい、目が追ってしまいます!

  6. ちいこ より:

    >さきちゃさん
     あっこんなところにハズレ馬券が…ビリビリ。
     いや~中国のファンは10代が多かったよ!アイドルみたいな感じじゃないかな…でもマナーは日本の濃いマニアの人の方がよっぽど凄かったよ汗。中国の昔の有名な歴史小説とか読んでいると、色白の育ちの良さそうな坊ちゃんタイプが美青年として良く出てくるお( ´艸`)ああいう色白美少年・美青年が好みなのかも~。
    テン殿下…羽生君から10点離されているのに「世界チャンピオンになれると思いますか?」って聞いて、はあ?みたいな感じだったわ汗。
    ラジオノワちゃんにも同じような質問をしていたから、決まってたのかもね…でも、アドリブでしてもいいかどうか、考えてほしいわ汗

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