昨日は久々に早く寝てゆっくりしましたわ~やっぱり休養大事!
さてさて、ワールドに先週の木曜日から土曜日まで観戦してきました!
○総合リザルトページ
会場にはスケーターさんのお写真を貼り付けた柱がところせましと!
羽生君~たくさんの方がお写真を撮影していました。
とにかくギャラクシー!な会場の装飾。
会場の入り口。やっぱりワールドは特別感があるなあ、いいなあ海外ワールドに行けるような人。。。
一週間経過してもまだあの熱狂の感情と残像が自分の中で何度もこだましている状態です。
ワールド後あんなに働いたのにお肌だけは何故かつやつやなのです!!明からに羽生君のワールドの効果ですな。
いや~凄いものを魅せてくれてありがとう。。。。。としか言えません。
超無理して行って良かったーーーーーー!
あ、結構TL見ててもワールド後年度末で毎日10時間とか夜10時まで働いたとか多いみたいですね。
観戦記ですが、いつものように印象に残った選手一人一人感想を。。。としたいところですが。
実は、まあ年度末だったこともあるのですが、あの会場の熱気と爆発するような興奮が心の中に残り火のようにあって、それを消したくなくて録画をあまり見直す気にならずにいます。
羽生君は右足は2~3月加療が必要とのことでカナダに帰って行きましたが、その状況でよくぞあの演技ができたものだと。
なんという幸せな日々を置き土産として置いていったのかと。
世界選手権の数日間はファンにとって待ち焦がれた、そして期待以上の熱狂の日々だった。
そして、その熱狂は羽生結弦選手という、勝つことに拘り、演技に拘り、ジャンプに拘り、衣装に拘り、ファンサービスにも拘り、そして勝つとなったら泥臭さをオープンにすることも厭うことがない、希代のスケーターがいてこそであったと思う。
クールではない、その苛烈さと泥臭さがあのカリスマ性を生み出すのだと感じる。。。特にトップでスポーツをする人ほどわかっているのではなかろうか。羽生君を評価する人は野球、サッカー等世界で『実際に身体を使って』戦っている人が多い。
日本社会では「自分の活動量の範囲内で理解できないものはとりあえず斜に構えて否定してみることによって現状の自分のプライドを保つ症候群」が存在するので,この国民的な「常に他人と比べてしまう故の自尊心保護装置」による足の引っ張り合いが治ると,アウトプットの量も質もいい時代がくると思う.
— 落合陽一 (@ochyai) 2019年3月30日
ツイッターでみかけたのですが、これなんかまさにそう!ですわ~。
男子SPが修了して、羽生君があれれなSPを披露し、あの命を懸けているような公式練習をする中、女子フリー、アイスダンスSD・FDと神演技大会が続き、あとは男子フリーだな。。。。。去年のワールドやGPFはぐっだぐだ(ネイサン君以外)な試合が多かった男子シングル。。。。今回はどうかな、どうかいい試合になりますように、羽生君がいい演技ができて勝つことができますようにと思っていましたが。。。。
キングギドラ対メカゴジラ
でしたな!神々の闘いとはこのこと!
そして本田テケシ先生が解説で「ヤグディンとプルシェンコを見ているよう」と胸熱で語っていたそうですが、そうかもしれません。
ネットではネイサン君がヤグディン以来の2連覇ということでヤグがネイサン君でプルが羽生君?というのを見かけましたが、
ノンノンノン!ノンノン星人がでますぞ!
当時の二人の実績と関係性と年齢、そして演技の傾向を考えたら羽生君がヤグ、ネイサン君がプルだろうとわかると思いますがのう。だからこそちょっと切ないのですよ。。。
ヤグはプルより3歳年上で2000年のワールドまで3連覇していましたが、ロシア選手権では年下のプル様に負け続け、ついにはよりによってオリンピックプレシーズンにロシア選手権、GPF、ユーロ、ワールドとプル様に主要大会全てで負けてしまいます。
なぜならプル様はヤグより遙かに高いジャンプ構成で機械のように正確無比だったから。。。。ご存じでしょうか、実はあのソルトレイクシティOPのSPでプル様は転倒したのですが、実に試合では7年振りの転倒だったということを。。。。それくらい失敗しない選手だったのです。
しかし、オリンピックシーズンに私生活も含めて立ち直り、GPF、ユーロ、オリンピックと勝利します。が、ことジャンプ構成はやっぱりプル様が難易度はかなり高いんですよね。。。というか難易度という点ではヤグはテケシ先生より下だったはず。もちろんティモシー・ゲーブルよりも低い。
そして演技はカリスマ性があって(テケシ先生いわく「グリズリーのような圧倒するような存在感があって怖かった」とのこと)炎のような演技であり、自由奔放、振付も盛り上げるためにアドリブで変えちゃいますw
いかん、ヤグのことで語りすぎたわw
とにかく、上記のようなことを踏まえれば、羽生君は以前から演技はプル様というよりヤグディン系だと言われていましたが、対ネイサン君でも似てるかなということがわかると思います。
あと、ちなみに羽生君がテレビで見てもいいですが、会場で見ると魂を燃やし尽くすような熱がダイレクトに伝わってきて段違いにいい。特に今回はそうだった。。。。もうね、びんびん伝わってくるんですわ。確かにテレビで見るとつたない部分もあったかもしれないけど、最後はその熱にやられるといか、細かいことはどーでもいいんだよ!という熱がある。
あのニースだって映像で見ればつたない部分もある。。。でもそれを超えた何かが2012年から7年経過した今なお映像からダイレクトに伝わってくるのですわ。。。。何も予備知識もない人にさえ伝わってくる何かがある。
そして、その熱を生み出すことが出来るスケーターというのは本当に、本当に稀な才能で滅多に現れない。
理論で武装しようとするジャッジや俺はわかっているんだぜ風北米評論家もどきにはわからないと思いますけど←TSLのことww
現役では羽生君だけだと思います。
【フジテレビ公式】世界フィギュアスケート選手権2019<羽生結弦選手・男子フリー>ノーカット配信(フジテレビ SPORTS)
ヤグディン 2001世界選手権 fsグラディエーター(ぽんさん)
見ている人を自分の世界に釘付けにして巻き込んで、心の中にダイレクトに突き刺さるような存在感があるんですよね。。。。それはもう生まれ持った才能だ、としか言えないと思います。
こればかりは本当に努力しても身につくものでなく、天から与えられた天賦の才能だとしか言いようがない。
ワールドの時に銀盤の散歩道の音羽さんとお会いして、ヤグプル時代と羽生君のことで盛り上がったのですが、そこで
「やっぱりカリスマ性がないと!」
「カリスマ性って言っても実は羽生ヤグプルって3人しかいないんですけどねww」
でワロタww
うんうん、それだけ希少ナンデスお!この20年間で3人しかおらんですやん!。。。。ナンデスお。
だからこそ、本当に羽生結弦選手という希代のスケーターを大切にしてほしい。。。。もし引退したらまた空白の期間がぽっかり空いてたぶんほぼもう出てこないとおもうぞ。
うん今回の羽生君のフリーは「あそこがこうで」「あの振付が」とか言いたくないような演技でした。
というか言えないのだな。。。あのSPからの流れ、公式練習での様子や会場の雰囲気や魂を燃やし尽くすような圧倒的な存在感が放つ熱の前では霧散してしまう。
決して足の状態は万全ではなかったでしょうし、佐野稔さんや岡崎さんの論評でも「最高の演技というわけではなかった」というのも事実でしょう。
逆に言えば、最高の演技ではなかったにもかかわらずこれだけの結果と評価をされたということだ。
つまり今のこの構成でもさらに伸びしろがある、という裏返しでマックスでも勝てないというわけではなかった、という論評でもあると思います。
満身創痍の中、こんな演技をしてくれて、そして結果も残してくれてありがとうとしか言いようがありません。
たぶんこの数日間に体験したことは、平昌オリンピックと共に一生忘れないと思います。
そして,ネイサン君ですが、うん、凄い演技でした!
ノーミス、バレエを下地にした動きも美しいですし、メリハリもあると感じます。
優勝に一分も疑いもない完全優勝だと思います。
うんしかし。。。。こうグッ!!とくるものを感じないんだな。。。。前から地味地味言っていたのがそれなんですが。。。。
それこそフィギュアスケートに『全く興味がない人』を釘付けにするような何か、です。
羽生君の映像を見たらライバルだから比較しがたいですが、前に貼り付けたヤグディンとか見たらわかると思います。
うーん、ネイサン君はさすがバレエなどをしていただけあって素晴らしいとは思うんですが、客席に投影する才能は元々弱いのかなと以前から感じていました。うん。上手いのに地味だと感じる原因がこれかなと。
これはPCSの評価項目の一つなんですよね。
ただし、項目の一つであってこれでPCSが上下するまでもないのでしょうが、投影の力が弱いと観客の心にダイレクトに伝わりにくい、というのはあると思います。当然ジャッジにも。
投影といえば羽生君やヤグディン、プル、引退したハビかな。羽生君はどちらかというと客席に向かって何かをするというより、羽生君の世界の内側に吸い寄せていく感じでしょうか。恐らくこれがカリスマ性みたいなものかと思います。
たぶん喜怒哀楽が激しい方が投影という才能に関係あるのかもなあと。
そして、観客に投影する能力をいうのは残念ながらというか、かなり生来の才能によるものだと感じています。
身のこなしも音楽の解釈も素晴らしいけど投影はのう。。。といえばさっとんだったりするんだな(さっとん大好きです。ワールドのフリーは最高でした!)。。。あと梨花ちゃんもかな。まだ若いし子供ですからのう。
投影ということに関して、羽生君の演技に関して有名なコラムがあるので抜粋します。
ニースのことが書いてあるのですが、今回のさいたまワールドのフリーもまさに同じことが言えるのではないかと思います。
○羽生結弦の魅力は「獣」に変わる瞬間にある フィギュアスケートが与える深い印象と驚き
阿部 健吾 : 日刊スポーツ新聞社記者(2015/11/27 6:00)
忘れられない2012年ニースでの演技
これまでで最も印象に残った演技はどれか。そう聞かれれば、2012年、フランスのニースで開かれた世界選手権のフリープログラムだと答える。金メダルを獲得したソチ五輪でも、初めて日本一になった全日本選手権でもなく、それは日本男子では最年少記録となる17歳3カ月での世界選手権メダル獲得となった演技だった。
日本は寒さが残る3月だというのに、世界有数のリゾート地であるニースは「こんな暖かいところでフィギュアの大会をやってはいけないよね」と関係者が半ばあきれるほど、氷の世界とはかけ離れた陽光が照らしていた。会場は氷を張り、冷房を効かせ、世界選手権という大舞台のために整備されたが、やはり会場外の「陽気さ」のいくばくかはリンクにも観客席にも流れ込んでいた。仮設のスタンドに陣取った観客のスケーターを愛でる声援も、どこか違う「熱」を帯びていた。しかし、羽生の滑りはその熱をいったんは消す息吹を起こし、違う「熱」をもたらすものだった。
フリーの曲は「ロミオとジュリエット」。伝統的な悲恋の物語を演じることが命題であったのだが、その時にリンクにいたのは、とても生半可に主人公「ロミオ」を投影できるような羽生の姿ではなかった。喜怒哀楽に還元できる感情という言葉を寄せ付けない、理性を退けて、リンクの上で表現をするということ自体を揺るがすようなスケーターがいた。
序盤から4回転ジャンプ、トリプルアクセルと順調に流れていくまでは、その他のスケーターを見る目と同じような視線がスタンドから注がれていたと思う。一変したのは後半に向かう途中のステップから。そこで羽生は突如うずくまるように倒れた。スケート靴が氷のくぼみにはまるというアクシデント。体勢を立て直して即座に滑り始めたが、「ロミオ」を演じてきた1人の日本人の若者がそこから豹変したように感じた。体力的にきつく、スピード感、躍動感が失われるのが定石のはずの後半なのに、激しく肉体をむち打つようにしならせ、ジャンプを次々決め、肉体の限界をさらけ出すように乗り込んでいった。
そして、吠えた。最後の見せ場となるコレオシークエンスに入る直前、なぜか理由はわからないが、羽生は吠えた。悲恋の物語の象徴と言うにはあまりにも異質な雄たけびをとどろかせるように。その瞬間、観客席からは顔、口の細かな動きまでは見えないはずなのに、一瞬の静寂の後、会場の熱気が急騰した。南仏の陽気さが生む「熱」とは異なる、羽生の動きが生み出し、波及させた「熱」が会場を覆った。それも突如に。そんな瞬間はそれ以降の大会では感じたことがない。
映画批評家にして、傑出したスポーツ批評も行う元東大総長の蓮実重彦氏は、著書『スポーツ批評宣言』の中で、こう記す。
「スポーツには、嘘としか思えない驚きの瞬間が訪れる。また、人はその驚きを求めて、スポーツを見る。文化として始まったものが野蛮さにあられもなく席巻される瞬間を楽しむのです」
「不意に文化を蹂躙する野蛮なパフォーマンスを演じること。それを、運動することの『知性』と呼ぶことにしましょう。(中略)それを周囲に組織する能力を、運動することの『想像力』と呼ぶことにしましょう。『知性』と『想像力』とは1つになったとき、そこには動くことの『美しさ』が顕現します」
羽生の演技が終わり即座に考え込んだ。興奮と、驚嘆と、畏怖と。感情の波打ちに揺さぶられながら、この文章のことがよぎった。今のは動くということをあられもなくさらしてみせた滑りだったのでは。だから美しかったのではないか。それが1つの結論だった。スポーツを見ていて、嘘としか思えない瞬間を生み出せる逸材に出会った時間だったのだと。
「文化として始まったものが野蛮さにあられもなく席巻される瞬間を楽しむ」
まさにこれですな!
今回の羽生結弦は野蛮だった。
野蛮でありながらエレガント。
私はよく羽生君のことを「野蛮なエレガンスの持ち主」と書くことが多いのですが、今回のワールドフリーはまさにそうであった。
そして、昌磨君もよく頑張ったが、うむ。
やはり根本的な技術の問題がここにきて表面化したとしか言えないのでは。。。
2つ前のエントリーのコメントで、今シーズンのルール改正がネイサン君に不利なルールを撤廃し、同じ世代の昌磨君(さっとんも)の問題ありジャンプを刺すためにURを厳しくした、の意見にハっとしました。
うーん、人様のフィールドのことですからご自由にと思いますが、前から何故昌磨君ファンと羽生君の叩き棒としてネイサン君と昌磨君を応援している一部のデーオタ・マオタさん(彼らは羽生君を倒してくれそうな選手なら誰だっていいのだよ)は、ネイサン君というアメリカスケート連盟をバックにつけた、日本代表のライバルに塩を送るようなことをやり続けているのか?
え?世界一になるんでねーの?と思っていましたwww
羽生君のことを口に出す前に今回のワールドで比較すべきはほぼ同世代のネイサン君でねーの?
今回のPCS評価をよくご覧になった方が。。。。。そして、アメリカスケート連盟がターゲットにしているのは羽生君だけじゃない、そして今回それが大成功した、後はもう羽生君だけだとほくそ笑んでいるかもしれないとわからないのかなあ、わかんないかもねw
タラソワママいわく「フィギュアは政治」だそうですが、本当にこれは選手同士だけでなく、
これは北米でのフィギュア人気復活を懸けた各国のスケート連盟間のウォーズでもあるのだ。
ということを認識しておいた方が良いと思う。
が、あのワールドの内向き運営やワールドのはじめに何故か氷艶の宣伝をしたり(SOIやFAOIの宣伝をしたら大騒ぎになるんじゃないの??)、全日本ではジャッジ全員女性で、OBAちゃん達による自分の好みのスケートに高得点を出すジャッジを見ていると、意識がドメスティックすぎてダメだこりゃと感じますな。。。
今回の女子と男子の死闘を見て、羽生君のアグレッシブさが過剰だと思っていた方々は、その認識がいかに甘いか痛感したことを祈る。
あのメドベの、ザッギーの表情を見てみて、不退転の決意でやってくるのだと、こうでなくてはもうこれからはトップは取れないのだとど素人でもわかりもうしたぞ。
おうふ、長文になりました。
後はこのエントリーに書かれなかった男子シングルと、これまた名勝負であったペアフリー、女子フリー、アイスダンスフリーで印象に残ったことを書きたいなあ。
とにかく
さいたまワールドは最高でした!
そして、それはまごうことなく、羽生結弦選手という希代のスケーターが生み出す熱が沸騰し、会場を沸騰させたが故にだったと思います。
羽生君ありがとう!!
足の怪我が良くなりますように。。。。。・゚・(つД`)・゚・
コメント
人生初のフィギュア生観戦がこのワールドでもう私の人生ここで終えてもいい(実際は思わないですけど)と思えるくらい幸せな時間でした。
私はフィギュアファン歴長いだけでジャッジの深い所とかよくわからないので、ネイサンと宇野くんがシニアに上がってすぐくらいからPCSが非常に高かったのがなんでなのかよくわかんなかったです。この部分は経験を積んでどんどん上がって行くと思っていたので。
ネイサン選手の身体能力というかフィギュアスケートに必要なその能力は凄いと思うのですが見終わってみるとまるで体操の演技を見た後のような。
「すごい!!」と思うけれど、それ以上はない。
羽生さんの演技の後のあの『余韻』はないです。フィギュアスケートは楽曲とともにあるスポーツ。羽生さんが手を挙げ、脚を挙げ、頭を振るところからまるで音楽が溢れ出てくるようで。本当にこんな選手私が生きているうちはもう現れないと思います。
彼を失って初めてフィギュア界はその喪失を知ると思います。日本自身が一番身に染みてわかると思うんですけど。もっと大切にしてほしい・・
今回の療養でそろそろ覚悟しないといけないかな・・とやるせないですが心の底では思っています。
お忙しい中、記事アップありがとうございました。
お邪魔します。
いつも楽しく読んでいます。
彼が出場する試合はいつも、大変なエネルギーの集結を感じます。
羽生君の、まさに後世に語り継がれる迫真演技の素晴らしさ。
平昌後初の母国試合でもあり、更に世界中から駆けつけたファンの溜まりに溜まった感動が弾けて、いやはや凄かった。
フィギュアは政治。
まさに仰る通り。
日本人羽生選手の、ロシアは自分の原点という発言は、聞き手の立ち位置により、かなりリスクの高い重い言葉です。
あの頃の羽生君は、五輪連覇の偉業を達成した今、点数ではなく自分の思いを優先したいという覚悟が伝わってきました。
引退を視野に入れた夢のボーナスシーズンは、北米ジャッジの感情は念頭になく、本当に好きなスタイルを披露したいという、ささやかな自分へのギフトだったはずです。
そんな束の間の楽しい準備期間から、オータムを経験し変遷を経てワールドへと繋がる短い道は、合理的なネイサンチームと異なり、随分遠回りな険しい火の道だったと想像します。
ラファエルコーチの発言といい、バリバリに羽生選手を牽制するネイサン陣営の警戒は徹底しています。
現場に近い人ほど、羽生の力が鮮明に理解できていると聞きます。
日本国内の、ヘイターによる羽生叩きはそんな他国チームにとっては、かなり美味しい状況です。
ラファエルというか、米国チームは正気を失った羽生ヘイターを抱える日本市場を上手く分析し、対羽生戦略に利用していると感じます。
このあたり、さすがアメリカ。
日本統治には慣れていらっしゃる。
ネイサンへの盛大な拍手には、良識ある羽生ファンが多数含まれていることは百も承知のでありましょう。
羽生ファンと羽生ヘイター両方からスタオベを貰うネイサン陣営は、日本の観客をごく自然体に掌握しています。
この辺の民度は、世界一ですからね日本は。
羽生を押さえて優勝した一昨年のロシア杯では、会場の多数を占めるロシアと中国の観客が、自分の気持ちに正直な反応を見せていました。あのときネイサンに大きな拍手を送ったのは、日本からの遠征組でした。
彼にとっても忘れられない光景だったと思います。
まあ、圧倒的多数のファンを抱える羽生が現役でいるからこそ、有効な戦略でもあります。
羽生以降は、正直ネイサンの脅威になりそうな選手が日本に見当たらないので、時が来ればそんな統治も用済みとなるのでしょう。
ネイサンは技術風格戦略ともに素晴らしく、今回の結果に異議はありません。
彼を最初に観たのは真駒内のNHK杯で、真っ赤な衣装が氷上に映えていました。
カンヌンの四大陸では、練習から転ぶことが考えられないほど安定していました。
平昌では、物凄い声援が後押しをしていましたっけ。
そして、現在。
まさにハイブリッドで無駄がない。
おそらくスケートは、彼の豊かな人生に於ける通過点なんだろうな、と感じます。
私は、華やかで強くて脆い羽生君に随分前から心を持っていかれてます。
羽生君の前途が、どの様なステージに於いても皆の心を繋ぐ素晴らしいものであると確信しております。
長文失礼いたしました。
ちいこさん、こんにちは。音羽です。
ずっとちいこさんとお会いしたかったので、初対面なのにマシンガントークをぶちかましてすみません。^^;
羽生くんはどう考えてもヤグですね。華があり、美しいジャンプ・会場を支配するチカラにドラマチックで一期一会の演技。
でも中身はプル。ヤグに真っ向勝負を挑んだ若きプルにちびゆづはワクワクしたんだろうな、って思います。プルの「ジャンプで絶対にこけねぇ」精神は凄まじかったですね。どんな体勢だろうが降りてました。
ヤグプル両者の資質を持った羽生くんがたまらなく好きです。「野蛮なエレガンスの持ち主」これまたわかります。羽生くんは二面性があるんですよね。ちいこさんの記事に共感しまくりです。
これからも記事更新を楽しみにしてます。
ちいこさん
今 世界選手権アイスダンスのフリーダンスをJsports4で見てます。
いや~ これ生で見たかった。最終グループ 神演技続出ですね。
今回エキシしか当たらなかったのですが エキシですらスイハンや
パパシゼはすごかったですから。
生で見たかった~。もちろん男子シングルも女子もペアも!
羽生くんがヤグというのは私も賛成ですね。
どう見てもプル様ではないですわ、少なくとも演技は。中身は
プル様ですかね。
ヤグプルが競っていたあの時代 本当に懐かしいです。
私もカリスマ性という点では この3人以外には知りませんね。
ニースでの演技を見たときに もう生きているうちには出てこない
だろうと思っていたヤグプルに匹敵する いやそれを超すかもと
思われる選手が出てきた、しかも日本からと感動しましたもの。
何しろ 基準がヤグプルなので誰を見ても今一つ物足りず
まして日本男子など目に入らない状態でしたからね。
見てましたが(笑)
羽生君が出てきて男子を見るのが本当に楽しくなりました。
とにかく 足を大事にしつつ なるべく長く現役を続けてほしいです。
ネイサンは今回は文句の出ようのない演技でしたが やはり
感動というか 引き込まれるという演技ではなかったですね。
今パパシゼの演技が終わったのですが 解説で曲想を伝える力の
次元が違っている と言っていましたが これははにゅう君にも
いえるな~と思いました。
全部生で見たかったです。
世選が当たらなかったのを哀れまれたのか FaoIのチケットが
早々に当たりました。(1次で当たったのは初めてかも)
さらにロッテのガーナアイスのQUOカードも当たりました。
(これも初かも) 塞翁が馬 ですかね。
まだまだ忙しい日が続きますが 体調にお気をつけて。
皇帝プルシェンコを羽生が継承、みたいな世間の論調には、いつも違和感がありました、JUMPのタイプも違うし、どう見ても似てるようには思えなかったので、。
プルはバンクーバー以降?はBIG MOUTHなイメージだけど、自国のスケ連やコーチに対しては優等生だし、結構周りの雰囲気を読んで行動、発言していて、思った事を全て口にしたりはしないタイプかと。
ヤグや羽生選手は、話す時には、思った事を饒舌に自由に語りたいタイプだから、自国のスケ連とか、内輪の常識を重んじる人たちからは、疎まれるのかも、。
皇帝タイプって、自分の得意技を中心に、苦手は避けて、淡々と冷静に正確無比な演技が出来る人かと思います、、チェンは当てはまっても、羽生選手は当てはまらないし、今後もそうはならないと思います、
羽生選手がプルやジョニーだけでなく、ヤグのグラディエーターとかも演じてくれれば、どちらに似てるかはっきりするかと思うのですが。
個人的には、淡々とした静的な曲調の演目を完璧に美しく演じようとする羽生選手には、どこか違和感を感じます、最盛期のヤグのように、強弱のはっきりした、躍動感のある動的な演目の方があってるのでは。
彼は静的で中性的な月のような演技が好み、なのでしょうが、着てみたい服と、自分に似合う服は違うと思うんですよね、、
以上、私見です、長々とすみません。