糸井重里さんの羽生君のリプレイ観戦エッセイが素晴らしすぎる件

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こんばんはっ！

皆様羽生君のリプレイ大千穐楽公演を見られましたでしょうか？

いやーーーーもう圧巻、凄まじかったですね！
ショーを通してゾーンに入っていたのではというくらい身体の動き、ジャンプの高さ・幅・流れとも最高でしたし何より１プログラムごとに冷静でありながら魂をさらけ出す圧巻のパフォーマンスでした。

これぞ
「ザ・羽生」
まるでニースの旧ロミジュリ、2017年ワールド、2013GPF福岡、2015NHK杯、2015GPFバルセロナ、ソチと平昌オリンピック、2020・2021全日本のようでした。
見ていて全身がヒリつくようなあの焦燥感、転がる石感、前につんのめりながら全力疾走する綺麗な生き物を見た感…。

スクリーンを通してですらこれだけ感情とパワーとカリスマ性とエネルギーが伝わってくるのですから現地ではどれだけだったことでしょう。

今日のパフォーマンスは、羽生君が何故長年にわたって、初見の人を、お茶の間を、フィギュアスケートに全く興味がない人をも虜にしていったのかが明確にわかるパフォーマンスだったと思います。
何度も書いたけど、今日の羽生君はこれぞ「ザ・羽生」だった。
常日頃羽生君ほどロックな魂を持っている人はいないと思っているのですが、あれほど綺麗で高難度な技を繰り出しながらかつ魂をさらけ出して見ている人の心を、全身をヒリつかせる表現者はいないと思う。

何故羽生君がテレビで偶然見た初見のお茶の間の視聴者を一気に引きずり込むのか、その答えが体感できる圧巻のパフォーマンスだった。

そして佐賀公演の後久しぶりに筋トレも含めて毎日６時間ものトレーニングをしたそうで…やっぱり埼玉と佐賀公演の頃はメンタル的にもそれどころではなかったんだと思いますわーそうですよ、そんなマシーンみたいな人いないですよ。しかも羽生君はアスリートかつアーティストなんですから。

そして、なんと「これからも構成上げられると思うんで」とか言ってましたけどーー！
「もっと強くなれると思うんでもっと練習します」とか言ってましたけどーー！
何事ーー！w
てか今日の「破滅への使者」普通に全日本とワールド優勝しますやんーー！

4S美
3A2Tタノ美
3Lo美
4T美
4TEu3SEu3S美
3Aド根性イーグル

何ごとーー！ww
４Ｓのあの高さ・流れ・幅見ましたー？4Tも含めてですがあんな高さも幅もあるジャンプ跳ぶアマチュア現役選手おりませんやんw
最後の３Ａの後にド根性でイーグルにしたのもザ・羽生ですわーー！

あとね、わたしはあの「春よこい」の前の美しいモノローグからスクリーンが4分割してズアーっと羽生君の姿が見えるところが毎回鳥肌立つんですよね。
2分割ではなくて4分割なのがエモいわけよ！
演出天才すぎん？

はーーー語りが止まりませんw
最後羽生君も満足そうだったのが良かったですわーーー！

いつもは冷静な浅野さんですら
「魂から届けてくださる」
「五感全てが揺さぶられまる」
とポストするくらいですからそうですよそうなんですよ！ですわーー。

こにちはっ！

昨日は羽生君の単独アイスショー「リプレイツアー」大千穐楽公演があまりにも圧巻でアドレナリンが出まくってなかなか寝付けず、朝方ようやく眠ることができました…それくらい凄かった。
平昌オリンピックや2021全日本選手権、2015NHK杯を見た後に会場であまりの凄さに震えていた感覚と同じでした。

近所に沈丁花の花が咲いているお宅がありまして、この時期になると沈丁花の爽やかな香りがこちらの家にまで香ってくるのですが、この香りを感じるとソチ・平昌オリンピックや美しいエキシビション、GIFT東京ドーム公演の清々しい思い出がよみがえってくるのですが、新たにリプレイ大千穐楽公演の沸き立つような気持ちも加わると思います。
それほどのショーでした。

そして昨日公開された糸井重里さんの感想がまた素晴らしすぎたのでブログでご紹介。
糸井重里さんは現地で観戦されていたそうで…。

【お天気にしても、世間話も、世界情勢までも、すべて、「わざわざ言う」ことは、困った話、暗い内容になるのだ。「昔に比べていやなニュースばかりになった」のではない。「昔に比べてニュースを知る機会が増えすぎた」のだろう。】糸井重里・今日のダーリン2月19日 https://t.co/ZyqPfHUu3n
— ほぼ日刊イトイ新聞 (@1101complus) February 19, 2024

〇糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン
2024.2.19（ほぼ日刊イトイ新聞）

全編素晴らしいのですが、特にこちらの言葉。
あまりコピーするのは失礼なので少しだけ。

あの「とんでもない時間」を生み出せる理由は、
　人びとの期待を燃料にして爆発させてきたからだ。

神がいるのかいないのかは別にして、
　羽生結弦とは、なにか大きなものへの捧げ物である。

俗世間のぼくは思う、神さま、羽生結弦に、
　「なんでもない幸せ」を毎日のおやつ分くらい与え給えと。

糸井さんは羽生君が生み出す時間と空間を「とんでもない時間」と呼び、それは人々の思いや期待を自分の中に取り込んで燃焼・爆発させるいわば神様から遣わされた「依り代」「巫女」のような表現者であると。
そしてそんな「巫女」のような存在である羽生君におやつを楽しみだけのささやかな日常の喜びを与えてくださいと祈ってくださっているとー😿

糸井さんは私達のような濃いファンではないと思いますが、
数多くのエンターテイメントやスポーツを見てきて長年言葉を生業にしてきた方でさえ思ったことの断片をまず語りたくなり、羽生君が生み出す時間を表現できない時間だと、一つ一つにプログラムについて事細かに語るのではなく、

羽生君が生み出すものがもはや概念・空間になっているのだ

と語っているところが凄い。

あーーーそうだ！
羽生君の生み出すものは、特に今回のリプレイ最終公演は「お能」に近いのだ。
ジャンプの切れ具合・身体の切れ具合・魂がさらけ出されている様が究極に近い状態で高められた結果のあの世とこの世を行き来して時間と空間を操るシテのような存在になっているのだ。

もうディープエッジがどうのだの色気がどうのなど飛び越えたところに到達しているのだ。

こういう言葉の魔術師の方が語る言葉って凄いですよね。
ぜひ故森茉莉さんに見て頂きたかったなあ。
そしてSNSで言葉の魔術師と思っているたらればさんにも見て頂いて感想をお聞きしたいものです。

最後に貝塚さんの雰囲気ある美しいお写真を💛

#羽生結弦さんによる自身初の単独ツアー公演「Yuzuru　Hanyu　ICE　STORY　2nd　“RE＿PRAY”　TOUR」が千秋楽を迎えました
写真特集を作成しましたhttps://t.co/ExRj55v1ZY

写真は貝塚フォトグラファ@taichi_kaizukaが撮影した「春よ、来い」 pic.twitter.com/um4qzNcFeH
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) February 19, 2024