お盆です。
高齢の母が7月に足を骨折し、現在病院に入院、リハビリ中。
といっても、最初の悲愴な思いは徐々に薄れ、実は一見すると、なんだか家にじっとしていた時よりも元気満々なのである(=∀=)
病院のスタッフは忙しいゆえ、元気&パワフル&若い!
入れ替わり立ち替わり、親切で丁寧なスタッフがてねん(鹿児島弁で丁寧)し、話しかけ、お話するために、気が若くなっているに違いない。
病院では、入院患者は母よりも高齢の方も多く、耳が遠いのも珍しいことではなく、当たり前である。
だから、話すのも気が楽なのだろう。
そんな母が、お盆だからきな粉がかかったぼた餅を食べたい、という。
実は,私はぼた餅をつくったことが一度もない。
しかし、あと何回こういうことがあろうか、と思うと、念のためグーグル先生で作り方を調べた上で、ぜひとも美味しいぼた餅をつくって、持って行きたいと思う。
ま、そういうわけで、コメントのお返事はまたまた徐々に、になりそうです、スミマセン汗。
それにしても、小さい頃を思い出すに、お盆は楽しい時間だった、と思う。
母の実家の家は、昔ながらの家で、薪でご飯もお風呂も焚き、水は全て裏山からちょろちょろと引いてくるわき水だった。
そのため、お風呂の水をためるのに2時間近くかかりwまた、薪で温めるのも加えるとお風呂を用意するのに、昼の3時くらいから用意していたものである。
これがまた楽しい!いかに効率よくお湯を沸かすか?
兄と姉と競争したな~沸かしすぎて怒られたこともありましたww
今考えると、祖母はどうやってお風呂を用意していたのか謎である。
夜には、縁側でスイカを食べながら花火をし、
裏には田んぼがあり、蛙の合唱を聞きながら、家族で川の字になって寝た。
部屋のしつらえは、母や叔母が嫁いで出ていってから、本や雑貨がそのままになっており、昭和の香りが感じられる、しっかりした装丁の本や、昭和30年代~40年代の置き時計などを眺めるのが好きでした。
ほの暗い和室の中で、そこだけ昭和40年代で時が止まったような。。。
しかし、年を重ねた今は、お盆は、寂しく、切なく、懐かしく、時には後悔が頭をよぎる時期となっている。
長い年月の間に、お別れした方のことばかりがふと思い出される。
こんな時に、ですが、オリンピックがあって良かった。
このことを書いたことがあったか忘れましたが、10年以上前に父が亡くなる前、
「お父さんは何もしなかった。」
と何度も言っていました。
亡くなってからも、いったいどういう意味だったのかわかりませんでしたが、様々な本を読み、
「自分が本当にやりたいことをしてこなかった。」
ことを死ぬ間際に後悔していたことがわかりました。
その時に、大きなショックを受けました。
父は、非常に苦労してきた人で、実家の家族のために自分の人生を捧げてきた、と言ってもいい人でした。
家庭内でも温厚で、子煩悩で、家族を第一に考える人でした。
年を経た今ならわかりますが、父は、家族の事情から、自分が家庭を持てるとは思っておらず、家族そのものが夢、宝物だったのだと思います。
一般的に考えれば、家族のために尽くしてきた立派な人、だと思うでしょう。
しかし、本人は一部だけですが、後悔していた。。。
今考えると、父の、最後の教えだったような気がしています。
このことから、私は、どんな小さなことでも、
今、本当にしたいことは何か?
それは今本当にできないのか?ということを考えるようになりました。
本当にしたいこと、とは、仕事や高尚なことではなくて、
例えば、
雨の中を裸足で走りたい。
草原に寝転がりたい。
ニューヨークでミュージカルを見たい。
家に花園をつくりたい。
ロックを大音量で聴きたい。
好きなだけ羽生君の動画を見たい。
どんな小さなことでもいいのだ。
遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動がるれ
だから、可能な限り、行きたいところに行き、見たいものを見たい。
もちろん、家族や生活とのバランスをとりながらですが。
私にとっては、羽生君はシリウスのような存在であり、恩人であり、こうなりたかった、という夢そのものである。←レベルは違うがw
女性でおかしいかな?
だからといって、依存しようとか、夢を押しつけようとかいうものではなく、
さしずめ、サウンド・オブ・ミュージックの院長先生のような心持ちですw
全ての山に登れ。
遠くから、困難を乗り越え、アルプスの山を越えて行く姿を見守っている、そんな心境です。
羽生君が、何かのインタビューで、90歳のおばあちゃんから、「生きる希望が出ました」というファンレター をもらったのが嬉しかった、と語っているのを聞いて、
彼の魂の炎のようなものが、見ている人にも伝わり、その人の魂にも灯をともす。
それほどの輝きがあるのだろうな、と感じました。
人によって、アスリート、息子、孫、恋、愛、エロティシズム、天才、才能、と
羽生選手とはあなたにとって何か、というのは異なるかと思いますが、
人には説明できない、心の奥ひだに感じるものがあった方が大部分だったろうと思います。
ワシ、日頃スケオタ~とか、萌え系~とか言っていますが、心の中にあるハルジオンのような(バンプの真似ね)、
そっと大切にしたい部分って、どういう思い方であっても、あると思うのです。
それを大事にしたい、と思っています。
羽生君の演技を現役で見られることは幸運だと、最近とみに感じます。
ワシ、ミュージシャンとか、解散してから好きになったことが多かったからの~(スパイラル・ライフとか)。
もうすぐ、NHK杯のチケット発売がありますが、行きたい人が行けますように。
行けない方も、テレビの前での応援が、羽生君やスケーターさんに伝わりますように。
お盆に寄せて、でした。
本当には別のを用意していたのですが、ぼたもちをつくっていたのと、
とあるブログさんのお話を読んで、昔のことや父のことを思い出しました。
ではでは。
にほんブログ村
コメント
ちいこさん こんにちは。
ぼたもち 懐かしいです。
私は 義母に作り方を教えてもらい 何度か作った思い出があります。
途中から一緒に暮らしていたので 色々なことを教えてもらいました。
義母は本当にできた人で 働いていて忙しく 家のことをちっとも構わない私を見ていらいらすることも多かったと思うのですが 一度もそういうことを言われたことはありませんでした。 胆のうがんであっという間に亡くなってしまい 後悔は尽きません。
その義母も2度大腿骨を骨折し 手術 リハビリとなりました。 リハビリはつらかったようですが 絶対に歩けるようになりたいという一念で頑張っていました。
ちいこさんのお母さまもこれから大変でしょうが 頑張って元通りとまではいかなくても 80%くらいまで回復されるとよいですね。 回復されることをお祈りしております。 (年をとると回復が遅いのです←実感)
話が一気に飛びますが、羽生選手は 稀代の天才スケーターだと思います。 その演技をリアルタイムで見られるという幸福を今 噛みしめています。 今回の内村航平選手を見ていると 平昌オリンピックの時の羽生選手がこうなるとよいなと こうなりそう と想像(妄想?)してしまいます。 (笑)
かつて ソルトレイクの時に ヤグディンとプルシェンコを見ていて これを超える選手は当分出てこないだろうと思っていましたが でてきました!
そして その周囲で 才能ある選手が ひしめいているこの状況 スケオタ冥利に尽きると思います。 あとしばらく 楽しませてもらいましょう。
引退については自分自身が判断して決めればよいことです。自分の人生なのですから。
ではでは。 暑さの中 体調にくれぐれもお気をつけて。
お盆ですね、こんにちは。
私の地元もちいこさんと似た雰囲気です。
子どもの頃は薪で炊いた五右衛門風呂に火傷しないよう
ソッといとこ達と浸かり、栗の木の下を掘ってカブトムシ?クワガタ?をつかまえたり、川の水で冷やしたスイカを縁側で食べてタネを庭へ口から飛ばして距離を競ったり、蚊帳を張った部屋で川の字に並んで田んぼから聞こえるカエルの声をBGMに寝て翌朝は町のラジオ放送で目が覚める。そんな幼き頃の夏休み。お盆はいとこ達と本家でお化け屋敷ごっこをしたり、終戦記念のテレビ番組を大人達に無理矢理見せられたり。
話し始めたらキリがないです(^_^;)
入院中のお母様、お元気そうで何よりです。
おはぎ私も大好き!ちいこさんの手作り、味見してみたいですね。
お父様のエピソード。昔は人知れず苦労されている方多かったですよね。
今では考えられない壮絶な人生。私の身内にも居ます。
ちいこさんが語るお父様、愛情溢れて読んでいて涙が出ました。
羽生選手の偉大さ。
ソチでひょっこり、男子フィギュアは羽生選手がベースの私にとって、ちいこさんのような方々から羽生選手の凄さを聞くにつれ、コレはラッキーな時代に遭遇したな、とニンマリとしております……
じっくりたっぷり羽生選手が引退するまでしっかりと意識して応援したいと思ってます。
毎回コメント出来ませんが、毎日ちいこさんのブログを見るのが日課、楽しみとなっています。
猛暑続きますがもお身体大切にされてくださいね。
> ちいこさん こんにちは。
瑠璃紺さん、こんにちは!
やはりお返事が遅れました〜(´Д` )
>
> ぼたもち 懐かしいです。
>
> 私は 義母に作り方を教えてもらい 何度か作った思い出があります。
> 途中から一緒に暮らしていたので 色々なことを教えてもらいました。
> 義母は本当にできた人で 働いていて忙しく 家のことをちっとも構わない私を見ていらいらすることも多かったと思うのですが 一度もそういうことを言われたことはありませんでした。 胆のうがんであっという間に亡くなってしまい 後悔は尽きません。
お義母様と一緒に暮らしていたのですね。
昔の方は、彼岸の日ごとにぼたもちをつくっていましたよね。
胆嚢がんでしたか。。。うちの父は胆管がんでした。
発見が遅れやすいので、あっというまに亡くなる方が多い病気なんですよね(´Д` )見つかったのも、晴天の霹靂だったので、後悔していることが多いです、でも、大きな学びがありました。
> その義母も2度大腿骨を骨折し 手術 リハビリとなりました。 リハビリはつらかったようですが 絶対に歩けるようになりたいという一念で頑張っていました。
> ちいこさんのお母さまもこれから大変でしょうが 頑張って元通りとまではいかなくても 80%くらいまで回復されるとよいですね。 回復されることをお祈りしております。 (年をとると回復が遅いのです←実感)
>
ありがとうございます!
実体験を聞くと嬉しいです。今、リハビリを一生懸命頑張ってます!
> 話が一気に飛びますが、羽生選手は 稀代の天才スケーターだと思います。 その演技をリアルタイムで見られるという幸福を今 噛みしめています。 今回の内村航平選手を見ていると 平昌オリンピックの時の羽生選手がこうなるとよいなと こうなりそう と想像(妄想?)してしまいます。 (笑)
本当に、羽生君はめったに出てこない、稀代のスケーターです!
内村選手みたいになったらいいな。
> かつて ソルトレイクの時に ヤグディンとプルシェンコを見ていて これを超える選手は当分出てこないだろうと思っていましたが でてきました!
まさに、まさに!
> そして その周囲で 才能ある選手が ひしめいているこの状況 スケオタ冥利に尽きると思います。 あとしばらく 楽しませてもらいましょう。
> 引退については自分自身が判断して決めればよいことです。自分の人生なのですから。
群雄割拠は面白いですよね!
トリノは面白くなかった。。。プル様が抜けすぎていてw
>
> ではでは。 暑さの中 体調にくれぐれもお気をつけて。
ありがとうございます〜。
瑠璃紺さんもお体にお気をつけください!
> お盆ですね、こんにちは。
サガンさん、こんにちは!
お久しぶりです!
>
> 私の地元もちいこさんと似た雰囲気です。
> 子どもの頃は薪で炊いた五右衛門風呂に火傷しないよう
> ソッといとこ達と浸かり、栗の木の下を掘ってカブトムシ?クワガタ?をつかまえたり、川の水で冷やしたスイカを縁側で食べてタネを庭へ口から飛ばして距離を競ったり、蚊帳を張った部屋で川の字に並んで田んぼから聞こえるカエルの声をBGMに寝て翌朝は町のラジオ放送で目が覚める。そんな幼き頃の夏休み。お盆はいとこ達と本家でお化け屋敷ごっこをしたり、終戦記念のテレビ番組を大人達に無理矢理見せられたり。
> 話し始めたらキリがないです(^_^;)
わ~わかるうううう。昔は五右衛門風呂の家が結構ありましたよね。
大変だけど楽しいんだなあ~。
終戦記念日のテレビ番組もそうだったw
小さい頃のこういう体験って、何歳になっても忘れられないですよね。
>
> 入院中のお母様、お元気そうで何よりです。
> おはぎ私も大好き!ちいこさんの手作り、味見してみたいですね。
リハビリをなんとか頑張っています。
ぼたもちは、なんとかつくって持っていきましたが、きな粉の味付けがいつもと違いましたな。。。汗。
>
> お父様のエピソード。昔は人知れず苦労されている方多かったですよね。
> 今では考えられない壮絶な人生。私の身内にも居ます。
> ちいこさんが語るお父様、愛情溢れて読んでいて涙が出ました。
ありがとうございます!
特に昔は、家族のために進学をあきらめて働いて弟妹を学校に入れたりした長男・長女も多かったですね。
ちなみにうちの父もこのタイプです、他にも色々ありますが汗。
昔の人の我慢強さには頭が下がります。
>
>
> 羽生選手の偉大さ。
> ソチでひょっこり、男子フィギュアは羽生選手がベースの私にとって、ちいこさんのような方々から羽生選手の凄さを聞くにつれ、コレはラッキーな時代に遭遇したな、とニンマリとしております……
> じっくりたっぷり羽生選手が引退するまでしっかりと意識して応援したいと思ってます。
そうそう!このラッキーな出会いを楽しみましょ~♪
> 毎回コメント出来ませんが、毎日ちいこさんのブログを見るのが日課、楽しみとなっています。
> 猛暑続きますがもお身体大切にされてくださいね。
ありがとうございます~。
それにしても、毎日暑いですね。。。はふはふ。