もう8月16日になってしまいましたが汗。
昨日、8月15日は、ゆづ君が金メダルをとってからちょうど半年だったのですね。
最近、新シーズンのプログラム発表などもあったせいか、当時のことを思い出します。
フリーの6分間練習の時の不安。
3回転フリップで転倒した時に頭が真っ白になったこと。
ゆづ君は最後まであきらめなかったこと。
それが金メダルにつながったこと。
パトリックの演技が終わった後に、暫定1位になったことが信じられなくて、キーボードを打つ手が震えていたこと。
喜びのあまりテレビを抱きしめたこと(笑)
フラワーセレモニーの時のパトリックの寂しそうな顔が忘れられないこと…。
そして、破顔一笑、顔をくしゃくしゃにしてウイニングランをするゆづ君を見て、涙が溢れてきたこと。
なにもかもが懐かしい、良い想い出です。
それにしても、ソチのフリーは失敗もあったけど、とても美しかったです。
金メダル獲得から半年の節目だったのでしょうか、朝日新聞でのゆづ君インタビュー、私もコンビニで買ってきました。
○羽生結弦「五輪優勝は過去の栄光」 新シーズン前に語る
世界中の誰もがあこがれるスケーターになった。ソチ五輪のフィギュア男子で金メダルを獲得し、王者として迎える新シーズン。開幕を前に思いを語った。
「変わっていくことをやめずにいたい。常に変わって、自分を高めたい。五輪の優勝は、過去の栄光。もう去年のシーズンのことですから」
さらなる成長。それをテーマに、カナダ・トロント郊外のスケート場で、コーチのオーサー氏とともに新しいプログラムを練り上げる毎日だ。「スケートをやるときは、僕は死ぬ気でやっています。ソチ五輪までの4年間と、これからの4年間は、まったく違うものにしたい。今シーズンは、新しい自分で勝ちにいくんだ、という気持ちでやっていきたい」
朝日新聞 http://www.asahi.com/articles/ASG8B4QBQG8BUTQP22S.html
あわせて、アイリンに飾られていたという今年の短冊の言葉。
「SP、FSをノーミスする!」
「全日本・GPF・世界選手権2連覇!」
「どんな試合でも全力で滑る!」
前の記事で、特にフリーのオペラ座の怪人のことを、「この鬼構成ではシーズンに1回ノーミスがあれば御の字」と書いてしまいました。
甘かったなと。
常に完璧、100パーセントを目指さなければ。
そんな甘い気持ちじゃ、その1回のノーミスですら達成できないだろう。
以前、Numberのセナ特集があった際に、記事の中に心に残った言葉がありました。
マクラーレン・ホンダ時代にセナと激しくライバル争いをしていたプロストさんが、セナのレースへの情熱を語っていた言葉です。
「いつも話してきたように、アイルトンの中で僕がいちばん魅かれたのは、彼が本当に100%をレースに捧げることができるという事実だった。ドライバーというのは100%レースに集中すると、人はしばしば言うけど、100%というのはものすごく大きな数字だよ。
僕のことを言うなら、僕には家庭もあるし子供もいるし、ゴルフに自転車、スキーという趣味もある。友達と過ごすのも大好きだ。自分では95%か98%をレースに捧げていると、そう感じていた。それはほとんど全てだよ。でも、100%すべてではないんだ。彼にとってはレースが全てであり、他には重要なものは何もなかった。
…それによって彼は人々の間に尊敬の念を引き起こした。」
また、最近拝見した言葉で、こんな言葉もありました。
「大事なのは、やっぱり一所懸命さ。
その時、その時を一所懸命に生きることが自分の気持ちを相手に伝えたり、人に感動を与えることに繋がっていく。」
松久信幸(NOBU&MATSUHISA オーナーシェフ)
致知出版社 https://www.facebook.com/chichipublishing?hc_location=timeline
なぜ、プロ野球よりも高校野球に惹かれるのか?
なぜ、4年に一度のオリンピックが重要なのか?
サッカーW杯になぜ人々はあんなにも熱狂するのか。
時々、手を抜いているというわけではないけど、やはり、特別な試合では、人は常にない力を、一生懸命さを出すもの。
その「熱さ」が人々に伝わって、熱狂に繋がっていくのかもしれない。
羽生結弦は、修造ばりに熱い。
朝日新聞でのインタビューのとおり、見た目の中性的容姿とは裏腹に、熱血少年漫画そのものだ。
彼には、器用に「手抜き」という文字はない。
ある意味、不器用とも言える。
常に全力、一生懸命。
だから、その「熱さ」は見る人の心の奥底にくすぶっていた種火に火をつけ、燃え上がらせ、戸惑わせる。
ドアーズじゃないけど、「ハートに火をつけて」な男だ。
GPFでロミジュリを最初に見たとき、リンク上に本当に熱気を感じた。
あんな熱気を感じたのは、伊藤みどりさん以来だった。
どちらもジャンパー、アスリートとしての気合いが熱気を生むのでしょうか。
そういえば、伊藤みどりさんもいつでも一生懸命、転んでも、練習時にぶつかってケガしても泣き言一つ言わずに演技していたな。
…似ているね!(;^_^A
短冊に書いてあった、「SP、FSをノーミスする!」
最初から、「あんな難しい構成なら80点くらいの演技があっても当然ね」とあきらめていた自分がちょっと情けないorz
自分の生活も、仕事も、ちょっと難しくなると最初からさじを投げていやしなかったか。
…いや、していたな、あきっぽいし汗。
今回も、年若いゆづ君から大事なことを学んだのでした。
最後に、金メダルから半年を記念して、ソチのお写真を少々貼りますo(^▽^)o
○お写真はお借りしております。
Zimbio http://www.zimbio.com/
○最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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