2日目。
この日はアイスダンスショートとペアフリー、女子シングルフリー、男子シングルフリーと盛りだくさん。
お席は、ジャッジ反対側のスタンドS。キスクラの上あたりだったので、選手の出入りが良く見えていいお席でした。
アイスダンスショートとペアフリーでは、まだ座席の空席がちらほら…。もったいないのお。
アイスダンスは3日目に順位が決するので、ペアフリーで印象に残ったこと。
・成龍は…頑張りました!でも、やはり周りのペアと比較していますと…今後も頑張ってほしいです。
・カワスミペアのマンフレッド、ジャンプのミスもあり、本調子ではなかったですが、それでもほぼ総スタオベでした。ゆうこさんには、独特のしなやかさと線の美しさがありますね。濃厚wwこのプログラムをオリンピックで見たかったわ~。ロシアマスコミのインタビューでは、ゆうこさんにとって、日本で滑ることは大きなプレッシャーだったようで、それがいつもの滑りができなかった原因だったと語っていたようです。
・カナダのドゥハメル/ラドフォード組、上手いんだけど…すごくスポーティーなんだな~カワスミペアとかロシアのペアみたいな情緒がないんですよ汗。なんかこのフリーのプログラム、本当にEXみたいで、損していると思う汗。会場の反応も、うまいのはわかるけど…みたいな感じ。
でも、ペアも本当に楽しかった♪
女子シングルフリー…は省略。もう男子で手一杯汗。
さっとんのミスサイゴン惜しかった。全日本でガンバよ!
かなこちゃん、ザヤがなければ2位だったとか…泣。全日本と世界選手権につなげて!
GG、初優勝おめでとう。
男子シングルフリー。
プロトコルはこちら。
http://www.isuresults.com/results/gpjpn2014/gpjpn2014_Men_FS_Scores.pdf
おおおおお、緊張してきた~!一緒に来た友人に、「第2グループに入ったら固まるんで!」とあらかじめ断っておきました。でも、この緊張感がたまらない。第1グループはまだゆるゆるの雰囲気。国旗持ってきていると、この大会に参加している感がアップして、応援楽しい~♪帰ってから録画見ても、あれ私達じゃん!とわかりやすくていいわ~。
・ジョシュア・ファリス「シンドラーのリスト」
ファリス君…ことごとくジャンプ決まらず。どうしたことか…あの全米での演技、すごく良かったのに。やはり体が本調子ではないんでしょう。ジャンプさえ決まれば…ステキプログラムなの~。
全米で頑張って、ぜひ世界選手権に出てきてほしいです。
第2グループの6分間練習が始まる。キスクラの上だったため、羽生君のジャージの下から見える衣装が違うことがすぐにわかりました。友人に「ねえ、衣装違わない?違うよね?ね?」とギャースカ騒いでしまいました汗。脱ぐと…「しまうま?」でも、スタイルの良さが際立つ衣装で、コチラの方が私は好き~キャーキャー♪。
どのへんがファントムなのかはこの際脇に置いておきます…。
練習では、羽生君のジャンプは絶好調に見えた。でも、羽生君の6連ってあてになんないから…。オーサー本読んでますますそう思ったわ。最後の方では、羽生君、ダイス、無良君と見事なジャンプを3人とも決め、羽生君は「決まった…!」みたいな人差し指かかげポーズww。会場はいい演技がくるぞという期待感とスリリング感、緊張感でボルテージMAX!拍手の嵐で6連終了。
でも、私は羽生君は急に構成変えて(中国杯とも若干違う)練習時間もなかったろうから、失敗しても不思議ではないと覚悟していました。やはり、本番では一番不安な部分が増幅して出てしまうものなので。特にシーズンインする前に、コマーシャル撮影、過密スケジュールがもとで悪化した腰痛などで練習時間が取れなかったというのは、その後に起きた数々の不安要因のおおもとだったと思います。まあ、金メダリストだからしょうがないか。
・羽生結弦「オペラ座の怪人」
リンクインしたときから、不安げな顔汗。むしろ、中国杯の時の方が鬼気迫るものがありました。ヤバイ雰囲気は、案の定冒頭の4Sのパンクで2Sに、4Tが3Tになり、さらに転倒。これ以上崩れませんようにと祈る思いでした。やはり、抜けはコケより痛い…汗。さらにジャンプ跳びすぎ警報まで発令。でも、頑張るんだ、羽生君、自分でGPFの切符をつかみ取るんだと念を送る。
そんな中、演技はやはりしなやかでスケートの伸びも美しく、うっとりしました。しかしながら、やはり不安が演技全体に身染み出ていて、中国杯での鬼気迫るようなど迫力というものはなかった。でも、演技全体は儚げで美しかったです。4分30秒がとても長く感じられました。
フィニッシュ時の羽生君のお顔は…「やってしまった」というお顔で、呆然という感じでした。中国杯での安堵の微笑みとは違ったものでした。すぐに、悔しそうなお顔に切り替わりましたが…。
でも、5時間しか練習できず、ランスルーもしていない中、今できることは、できたと思います。
最後まで諦めずに、細かくレベルを積み重ねた結果の4位。特にショートは全選手の中ただ一人ステップでレベル4獲得。ステップでのレベル4はなかなかないww
GPF進出決定おめでとう!
・村上大介「ピアノ協奏曲第二番(ラフマニノフ)」
最高!感動した!録画でリピートしているの、羽生君→ダイス→アボです。特にダイスのラフマノニフ素晴らしい。もう、ジャンプの安定感が素晴らしく、音楽との調和も見事でした。隣の友人は途中から祈りのポーズに。最後、ステップからスピン、フィニッシュまで、だんだん拍手がおきてきて、終わると同時に興奮状態で会場総立ち。いや~これ、生観戦の醍醐味です。
ただ、羽生君とかアボさんと比べると、スケートのスピードが若干遅いように見えます。そこがもっと良くなれば、PCSもさらに上がるのではないかと。コーチが名将フランク・キャロルなので、大丈夫なのではないかとおも。録画で見たら、GGと仲いいのね~。ツイッターでは、GGはダイスが滑る間、終始落ち着かない様子で、まるで妻の出産を待つ夫のようだったとかww
・ジェレミー・アボット「アダージョ(バーバー)」
この世界観、空気感、素晴らしい!このプログラムはアボにしか演じられませんね~。繊細な表現力、ステッ
プを踏んでいるのに加速するスケーティング。確か、オリンピックの頃に、アボットさんはジャンプさえ決まれば、パトリックより上という評価がちらほらあったと思いますが、パトリックは確かに素晴らしいですが、音楽との調和、繊細さはアボの方がいいわ~。
今回のNHK杯、眼福だったのは、羽生君、アボ、ダイスでした。特に、アボの独特の空気感は、なぜこの選手が日本でこれほど人気があるのか、如実に語ってくれていたと思います。
全米では頑張って、世界選手権でて~!ジェイソンは出るでしょうが、あとはアボとリッポン、本当ならファリス君、ドーンブッシュ君との出場枠争いというところなんかな…。ちなみに、なぜアメリカの選手ってジャンプ苦手なの?スケーティングを重要視しすぎるのだろうか。せっかくのツルスケ揃いなのに、成績が伴わないのがおしいぞ。
・無良崇人「オペラ座の怪人」
うう…まさかムラントムがあんなに崩れるとは…汗。ジャンプがパンクしたのが痛かった…。でも、今後も最終滑走というのは出てくるでしょうし、これがNHK杯で良かったのではないかと。GPF、全日本、世界選手権に向けて、いい準備になったでしょう。
ここで、1位ダイス、2位ボロノフ、3位むら君、4位羽生君が確定し、ムラ君と羽生君のGPF進出が決定。なんとか滑り込めました汗。無良君も羽生君もおめでとう!
表彰式もとても楽しかった。しかしNHKのは短いね…放送枠があるから。もっと周回してほしいよ~。
帰りは、初日の大混雑を警戒して、ダッシュで会場を出たので、なんとか地下鉄にのって帰ることができました。
羽生君にとっては、ほろ苦い経験になったと思いますが、平昌OPまでの4年間に何もない方が考えられない。逆に、この試練が今の時期で良かったと思います。中国の解説の方(男性)がドンピシャの感想を述べていましたので、この言葉を書き残したいと思います。
「今季の開幕で起きたことは、いち男性としては決して悪い経験ではなかったと思います。なぜなら、昨シーズンの羽生選手はずっと上り調子でとても順調でした。次の平昌オリンピックまではまだ時間がありますが、この早い段階で今回の事故、大きな打撃を受けたことによって、試練に耐え、さらに強い男性アスリートになる為のいい経験になったと思います。
…今回の怪我は二人にとって、とても深刻なものではなかったと思います。ですが、二人の通常の練習プロセスに大きな支障をきたしたはずです。男子選手にとっては、この練習プロセスこそが重要です。それがなければ、一度の演技でこれほど多い高難度の技、そして演技、つなぎ、スピンにステップはこなせません。男子選手にはそれらを演じきるための体力強化の特訓が必用不可欠なのです。」
中国杯以降、練習時間は5時間のみ。そんな中、よく羽生君は頑張ったと思います。
逆に、それだけの練習時間で、構成も変えた上で、あれだけの演技ができたことが驚きです。今できることの最善ができたのではないでしょうか。あまり自分を追い詰めないでほしい。
練習ができるようになれば、それほど心配することはないのではと思います。
ファンとしては、1回1回の試合もですが、一喜一憂せず、鳥の目、俯瞰の視点から見て、長いスパンで羽生君を応援していきたいです。
GPFに向けて、ブライアンパパが作成したというメニューをこなして、少しでも練習することができますように。
コメント