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Hello Olympic,Olympic farewell.

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衝撃の「SEIMEI」発表から約5日。
さすがに落ち着いてきもうした。
言っておきますけど、SEIMEIが嫌だったのではなく、「極めて短期間の間に」「SP・FSともリバイバル」というのにびっくりしたんですからね!
お間違いなく!
(どちらかが新プロで颯爽と滑る姿を見たかった、という気持ちがあるのも事実)
確かにペトレンコはさらにドンのリバイバルぶり(2年連続、3年連続)でしたけど、リレハンメルOP(1994年)以来ですから(ストイコさんはリレハンメル(1994)→長野(1998)→ソルトレイク(2002)という8年間の間にリバイバルしているので省略)、トップ、優勝候補と言われる選手では実に約20年ぶり、というところでしょうか。
そらびっくりするじゃろうて?
また、両プロリバイバルで慣れているので勝てる、という雰囲気にも??
この前のシンクロナイズドスイミングを見ているとそう暢気なことは言えなひ。。。何度も書いていますが、「空気」。。。いわゆる「トレンド」というのは侮りがたいと思っています。
無敵と言われたかつてのフランスチームも4年経てばW杯の予選で負け、FCバルセロナの戦術すら数年経てば対策され、より先進的な戦術が生まれていますからのう。
特にオリンピックシーズンは週間単位で刻一刻とアメーバのように進化し、変化していくもの。
フィギュアスケートだけではなく、他のスポーツの世界を見ていると、
羽生君が選んだ両プロともリバイバル、というのは諸刃の剣だとも言えると感じています。
薄氷の勝利になるかもしれないことも込みで、電卓叩いて決めたんだろうなと。
まさに「ガっキっペっ!」を地で行く選択!
私は個人的には金メダル、というよりもは羽生君が「出し切った。出し尽くした。」と言える演技が出来ることが一番だと思っています。
だから、結果について今の時点で曖昧なことを「大丈夫」だとは書けませんな。
もちろん試合の前は「勝つ!勝つ!勝つ!」で豹変しますお!
サッカーとフィギュアスケートって、結構親和性が高いと思っているのですが、共通しているのは
「イケメン」
「不確実性」
だと思っているんです。
ジャイアントキリング(下位のチームが上位のチームを倒すこと)が最も起こりやすいのがサッカーと言われていまして、私はフィギュアスケートもこれに近いものがある、と思います。
トップ選手がSPでジャンプ全滅で70点台とかね。。。。逆にラグビーはほぼジャイアントキリングがない競技だと言われているのですが、ラグビーでこんな例はほぼないです、恐らく野球でも。
そして、サッカーとフィギュアスケートの不確実性の源は、サッカーボールとジャンプ、という「飛び道具」によるものだと思います。
飛び道具の比重が高まれば高まるほど、不確実性は高まり、スリリングになる。
フィギュアスケートでは、飛び道具である高難度ジャンプが飛び交う男子シングルの状況がまさにそれです。
ラグビーは確かにボールはどこにはねるかわかりませんが、プレイ内容はほぼ接触プレイであるため、確実性が高いと言えると思います。
あと、フィギュアスケート好きの方がなぜ新プロを好むか、というと、芸術面、という以外に心の奥底では、新プロによる技術面での不確実さへのスリリングな面と、芸術面での「せめぎ合い」がたまらん!というのもあると思います。
単に新鮮さを求めているのではないのですよね。
「不確実性」、これこそがこの二つの競技を最高に面白くしているのですが、
羽生君の両プロリバイバルは難度を上げつつ、「不確実性」を極限まで取り除いた選択だったと思います。
確か、しょま君に国別で「さすがの安定性!」と声をかけていたような。。。。羽生君もそこが自分の一番の弱みだ、と認識していたことでしょう。
勝つために。
しかし、一方、フィギュアスケート競技の面白さの源である「不確実性」が少なくなってしまうのだから、「面白くない」、と感じる人がいるのはむしろ自然な感情なのじゃよ。。。これは「いちスポーツ観戦者」としての見方です。
ファンとしての感情と、スポーツ観戦者としての目線とあるわけです。
フィギュアスケートの楽しみ方も、グラデーションになっていて、特定の選手に興味があるタイプから競技に興味があるタイプと濃淡があり、今回の反応が人によって、ファンによって差があるのは当たり前のことなのです。
だから、ファンであるならこうであるべき、というのもナンセンス、フィギュアスケート好きなら、というのもナンセンス、だと思っています。
話題のリバイバルプロをソルトレイクオリンピックで披露したストイコさんの動画を見ていて、思ったことがありまして。。。
羽生君がソチでオリンピックデビューをした際には、NBC放送で「ハロー、オリンピック!」と解説されていて、それがとても好きなのですが、ソルトレイクシティオリンピックでのベテランのエルドリッジさんとストイコさんの演技の時には、度々「オリンピック、フェアウェル」という言葉が出てくるのです。
「さらば、オリンピック」「最後のオリンピック」、といったところでしょうか。
二人ともベテランで長い間怪我で苦しんでおり、そんな中最後のオリンピックでの演技を披露した二人に対して、NBCの解説者であるスコット・ハミルトンさんの解説は全編にわたって暖かいものでした。
羽生君も4年前は
「ハロー!」
だったのが
「フェアウェル」
。。。さらば、オリンピックよ、になるのかな、と感慨にふけっていたところでした。
(エルドリッジさんが退場する際にストイコさんにタッチするのがね。。。またいいのだ。)
ちなみに羽生君がシニアデビュー時に「僕にとっての教科書」と雑誌に答えていたのがトッド・エルドリッジさんです。


Todd Eldredge (USA) – 2002 Salt Lake City, Figure Skating, Men’s Free Skate(3Axel1996様)

Elvis Stojko (CAN) – 2002 Salt Lake City, Figure Skating, Men’s Free Skate(3Axel1996様)
PS:お返事はお待ちくだされ~明日は仕事汗汗。

羽生結弦+α
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コメント

  1. もクレーン より:

    ちいこさん、今日の記事を読んで、ようやく納得出来ました。フィギュアスケートの魅力を最大に引き出す「不確実性」。これが排除されたプログラムにワクワクしないのは、当然のことですね!前のロミジュリのベルギー解説で、「このプログラムには全てがあった!スリルとサスペンスがあった!」と言って、興奮して実況していたのを思い出しました。ちいこさんのブログを読まなかったら、まだ、悶々としていたかもしれません。スッキリしました。これで、今シーズン、冷静に落ち着いて羽生選手を応援する事が出来ます。男子シングル以外にも、応援したい選手は、何人もいることですし…ありがとうございました。ちいこさんのブログが大好きです。ブログの更新を楽しみに待っています。

  2. まい より:

    ちいこさん、お久し振りです。
    フリーの発表の時、皆さんの崩れ落ちる音が聞こえましたよ(^^;
    かくいう私も、腰が抜けましたわ。
    と同時に、羽生君強いなあと思いました。
    ファンの落胆の声も、ついていけないっていう憤りも、もうファン辞めますっていう見限りの声もあるだろうと予想したでしょうに。
    その上アンチや、マスコミに批判されることも知ってるでしょうにね。
    (早速日経にやられてましたね。)
    なんで、わざわざ向かい風に向かって歩いていくかなあ・・・。
    でも、ほっとしたのも確かです。ああ、誰かの顔色うかがってじゃなくって自分の意志で、自分のオリンピックに行くんだって。そして、オーサーも戦略として了解してるのにもほっとしまています。
    どうか忘れ物をせずにオリンピックを終えてほしい。
    ちょっと期待している部分もあるんです。前回はできなかったことですが。それに不確実性も実は結構ありますよ。再演で、ここまで構成上げた例はないと思います。軌道も変わりますし、タイミングも変わってくると思います。人が思ってるほど楽勝じゃないかもですよ。心配事もありますし・・・・。
    ストイコさんの演技について、ブログで紹介されてる方がいらっしゃいました。初めての和プロはこの人のようです。
    武闘派(?)のようでSEIMEIを褒めていたと思います。さよならオリンピックですか・・。いずれ誰にでも訪れるのですからそれまでしっかりと目に焼き付けておきたいですね。その時の空気感と一緒に。
    もうすぐ羽生君のスケート教室ですね。情報あるといいですね(^^)
    とりとめのない文で済みません・・。

  3. こたっぺ より:

     不確実性の起こりやすいフィギュアスケートの世界で、世界ランク1位を4年間(?)キープしたり、競技会では常に1位か2位ということは、凄いことなのですね?
     「不確実性」ということからは離れますが、チーム競技は個々のモチベを統一させるのも難しいでしょうね?ナショナルチームに選出されただけで十分って思ってるような人もいれば、今大会が最後、死に物狂いでという選手もいたり・・。大会への思い入れも微妙に違っていたり・・。シドニー五輪前の男子バレーでつくづく実感しました。(最終予選、なんとポルトガルまで応援に行きました💦) つくづく応援好きなワタクシです。
     フィギュアって、曲が変わっても、していることは余り変わらないっていう側面もありますよね?選手の持ち技とか跳び方、滑り方・・・。スピンの種類とかバレエジャンプとかスパイラル、スケーティング中の方向転換、ちょっとした小芝居(振付)それぞれの選手の持ちネタがもう出尽くしているようで、曲想にどうマッチングさせるか、というところもありますが、結局は1つ1つのエレメンツをいかに正確に実行して見せるかということが一番重要ということなのでしょうか? 新鮮味でいうと、シニアに上がってきて間がない選手は、ラトデニくんの座り込み?スピンとかネイサンのバレエっぽいポージングとか、存在自体が新鮮に感じます(^-^; ヴィンセントくんも粋のいいところを見せてくるでしょうね。
     「SEIMEI」は思い入れの強い羽生選手オリジナルのプロでもちろん楽しみにしていますが(ジャンプの成否は最大級にスリリング) 私は「バラ1」もとっても楽しみです。(まさか、密かに別プロに変わるなどということはないですよね?) 「和風風味のボレロ」などと言ってた頃が遠くに感じます(;’∀’)
     まとまりのないコメントですみません。 寝ます。

  4. ちいこ より:

    > ちいこさん、今日の記事を読んで、ようやく納得出来ました。フィギュアスケートの魅力を最大に引き出す「不確実性」。これが排除されたプログラムにワクワクしないのは、当然のことですね!前のロミジュリのベルギー解説で、「このプログラムには全てがあった!スリルとサスペンスがあった!」と言って、興奮して実況していたのを思い出しました。ちいこさんのブログを読まなかったら、まだ、悶々としていたかもしれません。スッキリしました。これで、今シーズン、冷静に落ち着いて羽生選手を応援する事が出来ます。男子シングル以外にも、応援したい選手は、何人もいることですし…ありがとうございました。ちいこさんのブログが大好きです。ブログの更新を楽しみに待っています。
    観客目線、ファン目線ではやはり「自分の想像をはるかに超える何かを見たい」というのがあると思うんでさす。
    ま、リバイバルというのは新プロに比べたらやはし新鮮さとスリル、というのは欠けちゃいますからね。。(^^;;
    私も含め、みなさんの気持ちを見ていて思ったのは、みんな「つまらない」「面白くない」とは言っていますが「美しくなさそう」とは言ってはいないんですよね。
    おそらく試合を見たら美しさに圧倒されると思いますな!
    それだけに、羽生くんは圧倒的な神演技を披露しないと、ジャッジには納得してもらえないかもねむ。心情的にですね。
    ちなみにオリンピックで初見という方々は除いてまふ。
    初見の方々がジャッジするわけではないですからなあ。
    ブログのこと、ありがとうございます!

  5. ちいこ より:

    > ちいこさん、お久し振りです。
    >
    > フリーの発表の時、皆さんの崩れ落ちる音が聞こえましたよ(^^;
    > かくいう私も、腰が抜けましたわ。
    ショートと一緒の発表でよくね?と思いましたがwプロも戦略の一つなので発表の時期も色々考えたんだろなあと。
    > と同時に、羽生君強いなあと思いました。
    > ファンの落胆の声も、ついていけないっていう憤りも、もうファン辞めますっていう見限りの声もあるだろうと予想したでしょうに。
    > その上アンチや、マスコミに批判されることも知ってるでしょうにね。
    > (早速日経にやられてましたね。)
    > なんで、わざわざ向かい風に向かって歩いていくかなあ・・・。
    > でも、ほっとしたのも確かです。ああ、誰かの顔色うかがってじゃなくって自分の意志で、自分のオリンピックに行くんだって。そして、オーサーも戦略として了解してるのにもほっとしまています。
    もうね、絶対に勝つんだ!というぶっとい芯が見えましたw
    あのぶっちゃけ会見も「言いたければ言えば?」な強さが見えましたな、普通の人はアレはできないですなww
    奇人でしゅ!
    > どうか忘れ物をせずにオリンピックを終えてほしい。
    > ちょっと期待している部分もあるんです。前回はできなかったことですが。それに不確実性も実は結構ありますよ。再演で、ここまで構成上げた例はないと思います。軌道も変わりますし、タイミングも変わってくると思います。人が思ってるほど楽勝じゃないかもですよ。心配事もありますし・・・・。
    特にフリーは納得、ソチを考えるとこれしかないだろなと思います。
    あ、うん、他のスケーターは新プロでかつ構成上げるからなあww
    ハビも4ループ入れるという話ですし、今回の強敵は個人的にはハビとネイサン君かなあと。しょま君はジャンプの癖がどう判断されるかですな。
    オリンピックシーズンは僅かな技術の差が勝敗を決するので、エッジエラーなども厳しくなりがちになるんですよね。。特に女子は(^^;;
    >
    > ストイコさんの演技について、ブログで紹介されてる方がいらっしゃいました。初めての和プロはこの人のようです。
    > 武闘派(?)のようでSEIMEIを褒めていたと思います。さよならオリンピックですか・・。いずれ誰にでも訪れるのですからそれまでしっかりと目に焼き付けておきたいですね。その時の空気感と一緒に。
    目に焼き付けておきたいですね。
    グランプリファイナルは男子シングルは仕事で行けないことが確定です( ; ; )
    全日本は絶対に行きたい。・゜・(ノД`)・゜・。
    >
    > もうすぐ羽生君のスケート教室ですね。情報あるといいですね(^^)
    > とりとめのない文で済みません・・。
    甥っ子達がきてからビデオのリモコンが行方不明でまだ見つかりません💀
    ギャー。・゜・(ノД`)・゜・。

  6. ちいこ より:

    >  不確実性の起こりやすいフィギュアスケートの世界で、世界ランク1位を4年間(?)キープしたり、競技会では常に1位か2位ということは、凄いことなのですね?
    ぶつぶつ言っていますがw羽生くんは不世出のスケーターだと思っています。
    それだけに色々惜しいのである。。。
    >  「不確実性」ということからは離れますが、チーム競技は個々のモチベを統一させるのも難しいでしょうね?ナショナルチームに選出されただけで十分って思ってるような人もいれば、今大会が最後、死に物狂いでという選手もいたり・・。大会への思い入れも微妙に違っていたり・・。シドニー五輪前の男子バレーでつくづく実感しました。(最終予選、なんとポルトガルまで応援に行きました💦) つくづく応援好きなワタクシです。
    チーム競技はチームの雰囲気も重要ですよね。強いチームは仲がたいていいいですな。
    >  フィギュアって、曲が変わっても、していることは余り変わらないっていう側面もありますよね?選手の持ち技とか跳び方、滑り方・・・。スピンの種類とかバレエジャンプとかスパイラル、スケーティング中の方向転換、ちょっとした小芝居(振付)それぞれの選手の持ちネタがもう出尽くしているようで、曲想にどうマッチングさせるか、というところもありますが、結局は1つ1つのエレメンツをいかに正確に実行して見せるかということが一番重要ということなのでしょうか? 新鮮味でいうと、シニアに上がってきて間がない選手は、ラトデニくんの座り込み?スピンとかネイサンのバレエっぽいポージングとか、存在自体が新鮮に感じます(^-^; ヴィンセントくんも粋のいいところを見せてくるでしょうね。
    やはりエレメンツの成否が大事かなと。
    ラトデニ君大好きなんです!あの仏像スピンw面白い🤣
    >  「SEIMEI」は思い入れの強い羽生選手オリジナルのプロでもちろん楽しみにしていますが(ジャンプの成否は最大級にスリリング) 私は「バラ1」もとっても楽しみです。(まさか、密かに別プロに変わるなどということはないですよね?) 「和風風味のボレロ」などと言ってた頃が遠くに感じます(;’∀’)
    バラード1番は3度目じゃなかったらなあ。。。できたら最初のバージョンのテイストを大事にしてほしいなあ。勝手ですw

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