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平昌オリンピック観戦記 その1。

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2月。。。。それはフィギュアスケート観戦をするために2日休むということはとても困難なことであった。
いかにしてしらばっくれて2日休むか??
また、仕事をなんとかやり過ごすか?
まず、休みをなんとかせねばならない、ということで、何も言わずにしれっと1月初旬に休暇申請を出してみた。
何か言われるかとびくびくしていたが、何も言われなかったのでほっとしていた。。。これで準備万端!(でもないが)
ところが、2月のスケジュールを決める1月の下旬になって、上司から言われましたですよ。
「え~○日に休む申請をしているけど、この日は○○の直前ではないの?どうしても休まないといけないの?」
きたああああああΣ(´Д`*)
心の中で「どうしても休まないといけないんです!!」と言いたかったが、ぐっと我慢だ。。。なぜなら通常、この日程で
よりによってこの日に2日も休むなど、正直あまりないことなのである。
まあ家族が手術とか何かならあるかもしれないが普通無いのである。。。
で、どうしたかというと、なんとかやり過ごしたww
みんなよくオリンピックとか言えるなあ、うちは無理ですお。。
その代わり、なるべく迷惑をかけないように仕事を頑張らなければならない!ということで仕事を馬車馬にようにし、残業の毎日が続いたわけですが、それが韓国へ出発する時にトラブルの原因になったのであった。
2月15日夕方。
男子シングルショートの前前日。仕事場で少し身体の異変を感じたので早めに家に帰ったわけですが、どうにも調子が悪い。
なんか。。。節々が痛くて熱があるような気がするのだ|ω・`)
体温を測ったところ、熱があるではないですか!
高熱ではないですが、ちょうどインフルエンザが流行っていたこともありちょっと絶望的な気持ちに。
向こうでもし高熱が出てもしかして羽生君が棄権とかなってしまったら、なんのために苦労してここまで来たのだ~になってしまうではありませんか。
そして、皆さんは覚えているでしょうか。。今でこそ晴れやかな結果になってしおんちゅやパレードや幕張での公演を楽しんでいますが、羽生君はオリンピックでは公式練習に参加したものの、初日は3Aを1回しか跳ばず(軸はナナメ汗)、他の日の練習も明らかにジャンプを制限していましたよね。。。汗。
とてもではないが、解説者から「怪我の影響は感じられない」と言われても「いやいやいや」であった。
1月中旬くらいからなんとも言えない心の奥に横たわる不安や心配な気持ちがあったのですが、その不安な気持ちと風邪かインフルエンザかもしれない、という思いと仕事が行く前もでしたが帰ってからがピークでそちらも気になるという三重苦で、「わし。。。なにしに行くんだろう。。。」な気持ちに。
しかし気持ちを奮い立たせ、とにかく熱を下げよう!でスーツケースには最後の荷物を放り込み、とりあえず寝ました。
が、明らかに上がり続ける体温。。。にどうしたものか、明日は早朝にもう出発だ。。。病院に行く時間はないぞ。。。。で閃いた!
ええ、夜間診療に真夜中の2時に行きましたですよ!
結果、インフルエンザは陰性でホッ。もしかして熱が出た場合のために薬をもぎとり、家に帰って仮眠しました。
睡眠時間がですから出発日は2時間くらいでした汗汗。
飛行場についてもしょっちゅう持参した体温計で測りww幸いそれほど高熱にはならなかったので、なんとかゆづ友さんと一緒に韓国行きの飛行機に乗りました~。
九州からは韓国は近く(東京より近いw)、1時間半ほどで到着。

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仁川空港ではロビーにスホランとバンダビの巨大なオブジェがあり、昨日の夜からズンドコだった気分はどんどん上がりっぱなしに!体温を測ると結構下がっている~病は気からを実感。
ツアーの方々とロビーで待っている間、ロビーにあるテレビではちょうどペアのフリーの最終組をしていました。
こういうのって、やはり心に残るんですよね。。。
デュハラドの魂の「ホームタウングローリー」からサフマソの完璧なフリー。
これを越えるのは難しい。。。で応援しているスイハンのトゥーランドットをどきどきしながら見ていました。
スイちゃんとハン君がそれぞれ1回ジャンプでミスしてしまい、ガーン。。。。○| ̄|_
終わった後にガッツポーズをしていたけど、ショートの点差があるからギリギリ勝てると思ったのかな?
結果はわずかな点差での2位。。。。。ぐぐぐ。
同時に、サフ姐さんにとっての悲願の金メダル獲得の瞬間であった。
泣き崩れるサフ姐さん、項垂れるスイハン。。。
やっぱりオリンピックは特別だぞおおお!(羽生君もですが、ここまで金メダルに執着したサフ姐さんの立場なし)
勝負の厳しさを思い知り、これは全力で応援せんといかん!で気持ちも新たに空港を出発しました。
当初は夕方の公式練習を見る予定でしたが、風邪を引いていたので本番を優先して行かず、ホテルに直行しました~。
部屋はオンドル部屋でぽかぽかしていますが,オンドル部屋はとにかく乾燥する!
夜寝て朝起きると喉がからからです汗。これは気をつけないとアスリートの皆さんは風邪を引いてしまうかも。
次の日。
男子シングルショートの日。

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晴れ男、羽生君にふさわしい雲一つ無い快晴、江陵ブルーが空に広がり、吉兆を感じさせた。
そう、ソチも雲一つ無い快晴だったというではありませんか。
朝早くホテルを出発し、会場に着くとすでに長蛇の列が!
長い列に並ぶと日本のテレビがゆづリストの取材をしていたのでバレないように(職場にバレたら大変なのよおお)顔をそむけつつ会場に入る。
ああ、懐かしい。。。2017四大陸選手権でこの会場に来たのだった、あれからもう1年経過しているのか、で少ししんみりした気持ちに。
会場に入ると、なんと最終グループの練習がはじまるところではありませんか!
公式練習が見られるとはおもっていなかったので、大喜びで自分の席へ。

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ちなみに席はかなり上の方で角に近い席だったので、早々に写真を撮影することを諦める。
もとより羽生ファンは皆写真どころではなく、昨年の四大陸で見られたような、選手を見ているのかなんなのかひたすら巨大なカメラで写真ばかりバシャバシャ撮影している人はほとんどいなかった(前の席はいたかもですがw)。
みな、食い入るように、祈るようにリンクを見つめていた。
公式練習の様子はというと、とにかく羽生君は目を惹きます!
オーラが半端なく、目が彼一人に吸い寄せられていく感じ。。。焦点がそこだけ合ってクリアに見える感じです。
羽生君一人だけ浮き上がって見えるのです。
そしてまあスケートの速いこと速いこと。
一蹴りの伸びは群を抜いており、タニス・ベルビンさんがショートの後にツイートしたという「上から見るとリンクカバーは群を抜いていることに驚いた。ハビも凌駕している」が実感できます。
ほぼ蹴っていないのに進む進む。
4Sには苦戦していたが、このオーラ、存在感を見て「今日はいける!」と確信。
一方、ネイサン君はどこにいるの?というくらい目立たず。。。。覇気もない。
とにかく目立たないのだ(°_°)
ずっと見ていて感じたのは「ネイサン君はアカンかもな。。」でした。。パワーが感じられないのです。
他選手ブログで羽生君のプーシャワーのことを問題提起しているのをお見かけしましたが、ま、たしかにあれはいかがなものかですがw(言っておきますが、あれはほとんどが外国のファンの方の投げ込みですから!)、ネイサン君のショートの失敗は朝の公式練習からすでに予見できたことだったと感じています。
プーシャワーというよりもは、アメリカからの過剰な期待が影響したと言えるでしょう。
目立たないと言えばフリーの公式練習時のパトリックは後からいることに気付いたほどであった。。。。
トリノの荒川しーさまもでしたが、公式練習時の存在感や美しさは結構調子のバロメーターなんですよね。
ハビはかなりナーバスに見え。。。アイスジュエルズでも羽生君が書いていましたが、かなりピリピリしていました。
昌磨君は朝早すぎてわからずwそれほど悪くなかったですが、一つ言えるのは、
ジャンプがそれほど高さがなく、ほとんどのジャンプが回りすぎていたり着氷乱れがあったこと。
ことに高さがあまりなく、これは全てのジャンプを瑕疵なく決めるのは難しいし、GOEもあまり伸びないだろうな、と素人目からもわかりました。
試合後に昌磨君が完璧に決めれば優勝したと思ったので頑張った(でしたかね?)と言っていたことに対して、羽生君が記者会見で「たられば論は嫌い」と言っていたのは、完璧に決めるのは難しいだろうということを公式練習を見ていて予想できていたと思うのです。
だって、ど素人でも「これはGOEつかないな。。。」と思ったのですからのう。
だからフリーのコレオの時に勝利を確信した、というのは正しいと思うぞ。
百戦錬磨の勝負師が現場、公式練習で肌で感じた予想を甘くみてはいけませんな!
公式練習も終わりに近づき、羽生君は早めにリンクを出る。
深々と御辞儀をする彼に激励の「がんばーーー!」の声が四方からとぶ。
ああ、こういうのいいなあ、こういうのを体感しに来たのだ、と武者震いを感じた。
いよいよショートが始まるのだ。
。。。。。待て!次号!
GW中に書かないと7月になるな。。と思いましたので他の話題をぶっちして、観戦記に専念します!
※こちらは5月に公開した記事ですが、あまりにもオリンピック観戦記が時間が経過しすぎて書いたものが離れていましたのでぐっと引き寄せました。コメントのお返事もいたします。

コメント

  1. えびせん より:

    ちいこさん、こんにちは!
    お久しぶりにお邪魔します。
    ルール改正など、いろいろと為になる記事をありがとうございます。いつも興味深く読ませて頂いてます。
    しかし、平昌に行くまでに大変なご苦労があったんですね😅でも、何とか無事に行けて、凄い試合も見れて、ホントに良かったです。そのおかげで私もこの観戦記が読めるというわけです(笑)
    公式練習から、オーラ出まくりですか!
    ちいこさんの文章で臨場感伝わってきました。いいなぁ〜。結果は分かってるのにワクワクしちゃいました。
    羽生君ももう少し現役を続けてくれるということで…また新プログラムが見れるなんて、何と幸せなことか。引退しちゃう前に私も一度は羽生君の試合を生で観戦したいものです。
    そんな私ですが、この間は意を決して仙台にパレード見に行ってしまいました!
    目の前を一瞬で通り過ぎる羽生君…凄い人混みだったけれど、綺麗な子だなぁ〜ホントに実物見たのかなという感じ(笑)試合で見たらどんななんでしょう(笑)
    WOWOWでメドちゃんのドキュメント目当てで、一緒に録画したイタリアの古代の劇場を使ったアイスショーも見ました。荒川さん、プル様神々しかった!
    こんなショーに羽生君も出てくれないかなぁ…。
    たまにコメントでいつもいろいろ話ぶっ込んで長くてすみません💦
    とにかくまた続き楽しみにしてます〜(^^)

  2. wing より:

    こんにちは
    ロム専でしたが、初めてコメントします。
    私も現地へ行きました!初の海外観戦でしたが、無理して行って本当に良かったと思っています。
    貴記事を読んで、色々と記憶が蘇ってきましたよ♪続きを楽しみにしていますね!

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