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普通の人々は道ばたの石ころさえ蹴飛ばさない。

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こんばんは~。
うう、締め切りの日々が続いているので、書きたいことがあるのですが短めに。
伊藤みどりさんから長野のタラvsクワンから、羽生君以外では最も燃えていたかもしれないソルトレイクのヤグプルから。
トリノ・バンクーバー、そしてソチまでの真央ちゃんとキム・ヨナさんの長い旅路まで。
長いこと、ライトだったりディープだったりを繰り返しながらフィギュアスケートを見てきました。
その中で気づいたことです。
海外の国や海外の特定の選手を執拗に平気で批判し、アンチ行為を行う人は。
いずれ国内のどの選手であってもターゲットになりうる、という事実に気付きましたなあ。

逆に,断言してもいい。
あの真央ちゃんvsキム・ヨナさんの時にキム・ヨナさんに対して特にアンチ感情がわき上がらなかったし、行為も行わなかった方は
その後どの選手のファンになっても、ライバル選手に対してスポーツ的なライバル感情はあってもアンチ行為はしないと思います。
つまりは、問題なのは選手ではなく本人の資質なのだと思う。
それが証拠にアンチにならない人は5年経っても10年経っても兆しがないww
しかーし、アンチ行為をする人は一人のみならず、複数の選手に対して行ってしまっているようである。
個人的には、ヨナさんへの態度、評価はその人が情報をどう分析して咀嚼しているか、客観性の有る無しの良いバロメーターだと思っています。
昔、ドメスティックバイオレンス関係の仕事をしていた時に専門家の方から言われた言葉があります。
「普通の人は道端の石さえ蹴らないのよ。」
いかに小さな石ころであっても、健康な人は石蹴りなどの遊び以外では道ばたで蹴ることさえしません。
この比喩は、家庭内で起こる暴力は密室であるが故に「暴力」と認識されにくくなってしまうという問題点があるのですが、どんな小さな暴力・暴言であっても、それは外から見れば「普通」ではない、暴力は暴力なのだ、ということへの比喩なのです。
生きていれば、腹が立つこともイライラすることもある。
好き嫌いもある。
しかし、いかに泣きそうな時でも、イライラしていても、健康な人・普通の人は道ばたの石ころを蹴ることさえしないでしょう。
嫌いだから、見ていてイライラするから
暴言を吐く、
精神的な暴力を振るう、という行為は
法的にも、またドメスティック・バイオレンスのガイドライン上も
疑うことなく「暴力行為」として認定されます。
これは「暴力行為」です。
何が言いたいかと言いますと、
いかに相手が嫌いだろうがなんだろうが、
言動に好みがあったとしても
ネット上においても暴言を吐くという行為は「疑うことなき暴力行為」だということです。
特に長期間にわたり継続的に執拗に行っている場合は悪質性が高いということで問答無用、言い訳無用です。
嫌いな人がいるのもまた当たり前、反省しなさい、という意見を持つ方々。
その言葉を学校でいじめという名の暴力を受けて苦しんでいる子供達の前で面と向かって話せますか。
パワーハラスメントの被害者になりやすい新採の社員が先輩から何と言われ続けて精神的な暴力を受け続けてきたか?
電通のパワーハラスメントの被害者になった方がなんと言われ続けていたか覚えているのか。
いかな嗜好があろうと、暴力行為を正当化する理由など存在しないと思います。
『好き嫌いがあるんだからある程度の誹謗中傷は当たり前、そんなものを受けるあなたも悪いところがある』
さあ、その理論を明日から学校で、会社で、ご近所で正統な理論だとして取り入れてみてはいかがか。
明日、フェイスブックでご近所の方があなたと話した会話から顔から世界中にネットでばらまいて中傷したとして。。。
『あなたにも悪いところがあるからこんなことになる』
と言われても誰も擁護も援護もしてくれないということですが、いかがか。
アメリカや世界各国で広まっているパワーハラスメントやセクシャルハラスメント、性犯罪の告発運動で「#ME TO」というのがありますが、その中でも個人的に最もショックだった告発はサルマ・ハウェックさんと体操の金メダリストのバイルス選手達の元チームドクターの性的犯罪への告発でした。
あのサルマ・ハウェックも、そしてアメリカの女子体操の元医師の性的虐待行為については、あれほど有名な選手達も
被害者でありながら、告発した時の反響の大きさ、誹謗中傷の大きさをを恐れて長きにわたり告発できなかった、という事実にショックを受けました。
羽生君のあの言葉も、突然出てきた言葉ではなかった。
金メダル獲得以降、一貫してマスメディアとネットの暴力行為について触れ続けています。
あの場で話すべきではなかった、と言う声もありますが、
自由に話す機会はもうこれっきりになるのですから(記者会見で聞かれもしないのに話せないし、GPSでの記者会見ならなおさらである)、あの場でで言うしかなかったと思う。
また、ファン同士の諍いについても触れています。これは金メダル獲得以降何度か触れているのでは。
正直、ファン同士の諍いについてちゃんと触れてくれているのは、少なくともここ最近では羽生君が初めてだと思うのですがww(10年前とかは知らないお)
ソチ前はどうだったのでしょうかのう。触れてくれたスケーターがいましたかね。。。さて?
当時は羽生君は完全にされる側でしたがのう。。。。。さて、いましたっけww
(私は別に触れることを強要することはできないと思っています。)
今でもされる側であり、する方でもあるというアンビバレンツな構造になっておりますが。
羽生君ファン側としては羽生君の思いをくみ取って、今後全てのスケーターがこういう思いをすることがないように、どこかで断ち切らなきゃいけないという信念を持ちたいな。
とにかく、大ゆづ時代や真央ヨナ時代のことまで羽生君や昌磨君に降りかかってきているのは、フィギュアスケートファンとしてなんとかしないといけないのでないでしょか。
よく羽生君ファンは新規が多いと軽く見られることもありますが、
こと長年にわたるファン同士の軋轢については、古参にこそ責任があるしどげんかせんといかんことじゃねえですか?と思います。
選手やスケート連盟のせいにして、子泣きババアよろしくしてもらうのを待っているのではなく、自分達で変わらなければ。
完全になくなることはないかもしれないけど、少なくすることはできる。
おっとこんな時間です~。
それでは、ではでは☆
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