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フィギュアスケートとゲー術。

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ああああ、論議を呼びそうなこのお話。
最近、ミーシャ君のお話やパトリックのインタビューなど、「フィギュアスケートとはなんぞや?」「どのような方向性に向かうのか」というお話がチラホラ。
フィギュアスケートは芸術かスポーツか、と言えば、競技者によってどちらに比重を置くかによっても異なると思う。
プル様の言うとおり、点数化して技術と芸術性(あえて芸術性と書いてみる)の優劣を競っているとはいえ、フィギュアスケートはスポーツなんだろう。
しかし、フィギュアスケートがスポーツだということは、もう重々承知のすけなお話で。。。
個人的な考えでは(個人的でもないか)スポーツであり、芸術でもある競技だと感じています。
もっと細かくいえば、「スポーツでありながら芸術であることを目指す競技」でしょうか。
それが、この競技の一番の魅力であると思うのだ。
なので、昨今の「フィギュアはスポーツ!スポーツ!」というのも、少なくとも競技者やファンでスポーツと思っていない人は少ないと思うので、なぜにそこまでこだわるのか正直謎なんですが。。。
ヒラヒラキラキラ衣装で踊っているだけの競技と言われがちだからでしょうか。
この競技でいつも議論になるのは、スポーツ的な部分と芸術的な部分のバランスをどうとるか、ということだと思う。
そこが一番面白いとこなんで!
羽生君の演技がゲー術的かどうかはさておき。。。これはもう好き嫌いとしか言えないw
ちなみにワタスは表現者だと思ってます。シャーマン的な何か。ジャンプやスケーティング、スタイル、お顔はまさに芸術☆(←結局芸術的じゃないか)
ちなみに芸術家と表現者に優劣はないと思ってます。
ちなみに高橋大輔さんも表現者だと感じてまする。
しかし、多分に芸術的だと感じやすい演技というのは、恐らく振付の才能があるスケーターさんの演技だろうなとは感じています。
才能があるというより、振付して踊らずにはいられない、という人。
もとからある振付をアレンジするのではなく、0からつくりたい,つくり出せる人。
ランビ様やジョニー、町田君が代表格かなあ。
またまたサッカーのお話ですが、サッカーを見ている時不思議に思っていたのです。
なぜに、サッカーを見て芸術的だと思うのかな、と。
サッカーはアートだと感じるのかと。
プラティニ、グアルディオラも「サッカーはアートだ」とよく言っていましたが。。。なぜアートだと思うのかと。
ちなみに、テニスも好きですが、テニスでは芸術的だとかアートだと感じたことはないのです。
また、「テニスはアート」だとか「今日の試合はアーティスティックだった」いう評価もあまり聞かないように思う。
では、どこが違うのかなと。
見ていてしびれる、信じられないようなフリーキックはある。
テニスで、ダウン・ザ・ラインなど、なぜあんなことができるのかと思うプレイもある。
しかし、今のプレイはなんて芸術的だったんだろう、美しいのだろう、と思うプレイには共通点がありまして。。。
選手同士がアメーバのように連動して、思わぬ形でゴールを決めるようなプレイです。
たぶんに、選手個人個人の創造性・インスピレーションが結びついて、思わぬ美しい流れやゴールに結びついたもの。
動くチェスのように。
そのプレイに感じるのは、選手個々人の創造性、ひらめきの連続性と相乗効果です。
他人同士であるはずの選手達が、その瞬間瞬間にひらめいた創造性をお互いに感じ取って、ゴールへ向かっていく。
そのプレイが、観ている側の神の視点、あらかじめ想像していたものを上回るプレイがあったとき、「今のはなんて芸術的だったのだろう!」と思うんだな。
。。。ということを考えると、プレイにひらめき、創造性を感じること、こちらの想像を上回ったとき、というのが、芸術的だと感じやすいプレイかなと考えます。
なので、これをフィギュアスケートにあてはめると、選手のインスピレーション、創造性を感じる演技、こちらの予想を上回るような演技、というのが芸術的だと感じやすいのだろうなと。
萬齊さんの「振付の一つ一つに意味を持たせる」もここにつながっていくのだろうなと思います。
そこから、振付をする選手の演技がアーティティックだと感じやすいのではないかな~と思いました。
プラス、その選手がフリーダム・予測不能な選手だとより感じやすいのかも。。。
前にも書きましたが、せっかくPCSで表現面が評価され、コネクトする観客もいるのだから、スポーツに区切っちゃうのはもったいないなと感じます。
それこそ、せいぜい300点を超えてもちょびっとだろう、SPで4回転2回なんてもってのほか!と思っていたかつての私のように。逆説的に言えば、スポーツと芸術の両立なんて無理、と思い込んでいないだろうか。
たぶん、選手達はスポーツであることも、芸術的であることも目指しているのだろうと思う。
ロシアっこたち、メドベたん、ポゴたんは最近のインタビューではっきり「フィギュアスケートは芸術」と言っているしね。
たぶん羽生君も究極的にはそうなんだろう、と思う(よく阿修羅って忘れがちになりますがのう。。。)
その心意気を応援していきたいものです。
以上。
。。。。こういう話題は疲れるのう。
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コメント

  1. えみ より:

    こんにちはー
    銀色の軌跡を辿り
    ここまで
    追いかけてきちゃいましたよん
    いや面白い!
    芸術と表現のテーマ
    これは私も常々感じてました
    主観性が先立つもの故
    もともと論ずるのが
    難しいデリケートなテーマ
    ちいこさんが
    サッカーやテニスまで
    引き合いにして下さったのが
    小気味よくて
    思わず膝を打ちました
    以心伝心のチームメイト
    有機的なパス回し
    想像の上を行くコンビネーション
    萬斎さんいうとこの
    観客の予想よりも上を見せる
    っていう
    あの極意にも通じますね
    ひとつひとつは
    技術や技の連続なのに
    その流れや融合で起きる
    見ている側に起こる
    化学反応ですね
    テクニック的なものが
    極まり卓越し
    融合していくうちに
    技術とは異分野であるはずの
    アートを知らず
    包括していくって感じでしょうか…
    あぁこれも以前
    ちいこさんが仰ってた
    エレメント極め心を入れるって
    あのロシアの振付師の話を
    思い出されるー(≧∇≦)
    すいません
    ついつい語りだすと長くなり^^;
    やっぱ
    ちいこさんの書く文章は
    いいなあ〜〜(≧∇≦)
    ちなみに
    テニス好きな私には
    黄金期のフェデラーのテニスにも
    そんなアーティスティックな瞬間
    感じたことがありますよん

  2. ちいこ より:

    > こんにちはー
    > 銀色の軌跡を辿り
    > ここまで
    > 追いかけてきちゃいましたよん
    まああ、えみさんいらっしゃいませ~♪
    >
    > いや面白い!
    > 芸術と表現のテーマ
    > これは私も常々感じてました
    >
    > 主観性が先立つもの故
    > もともと論ずるのが
    > 難しいデリケートなテーマ
    そうナンデス。デリケートゆえ、語るのが怖いといいますか。。。ブログ・ツイッター界でも「腫れ物」物件ですねww
    >
    > ちいこさんが
    > サッカーやテニスまで
    > 引き合いにして下さったのが
    > 小気味よくて
    > 思わず膝を打ちました
    ありがとうございます!
    >
    > 以心伝心のチームメイト
    > 有機的なパス回し
    > 想像の上を行くコンビネーション
    >
    >
    > 萬斎さんいうとこの
    > 観客の予想よりも上を見せる
    > っていう
    > あの極意にも通じますね
    >
    > ひとつひとつは
    > 技術や技の連続なのに
    > その流れや融合で起きる
    > 見ている側に起こる
    > 化学反応ですね
    >
    > テクニック的なものが
    > 極まり卓越し
    > 融合していくうちに
    > 技術とは異分野であるはずの
    > アートを知らず
    > 包括していくって感じでしょうか…
    いや~もうえみさんのコメントをそのままブログの上部にのせちゃいたいぐらいです。
    私もえみさんのコメントを見て膝を打ちました!
    ですね、「超絶技巧の技と技とひらめきの有機的な連続性による、選手と観客と会場との化学反応」という、まるで論文みたいなフレーズが浮かびました!
    トルネードのようなイメージですな~。
    >
    > あぁこれも以前
    > ちいこさんが仰ってた
    > エレメント極め心を入れるって
    > あのロシアの振付師の話を
    > 思い出されるー(≧∇≦)
    あのロシアの振付師さんのお言葉はいろいろなところで応用できまふ☆
    >
    > すいません
    > ついつい語りだすと長くなり^^;
    >
    >
    > やっぱ
    > ちいこさんの書く文章は
    > いいなあ〜〜(≧∇≦)
    ああああ、えみさんありがとうございます~。
    本当にうれしいです!
    >
    > ちなみに
    > テニス好きな私には
    > 黄金期のフェデラーのテニスにも
    > そんなアーティスティックな瞬間
    > 感じたことがありますよん
    おお!実は私も、書きながら「でもロジャーのテニスは違ったなあ」と思い出していました。
    ひらめき、キラキラ感がありましたよね?見ていて唸ってしまうような。
    黄金期のロジャーのテニスは本当に美しかったです。
    いえ、今が違うというわけではないですがのう。
    だからこそ、圧倒的に強くてもあんなに愛され・今も愛されているのかなと思い出しました~。(ジョコビッチも好きですが。。。)

  3. まゆまゆまゆ より:

    こんばんは。
    この話題、近頃あちこちのブログやらツィッターで騒がれていますね。
    私は採点競技の宿命なのではないかと考えています。萬斎さんの言う「邪」が入る余地がありますから。
    例えばカーリングで誰も予想しなかったような一投があった時に、「芸術的な一投」と見出しになったとしても、あくまで「的」であって「芸術」かどうかまで議論の余地は無いと思います。得点と言う結果が全てです。
    バレーボールの柳田くんのスパイクが「芸術的で無いから」って減点にはならないけど、白井くんの空中姿勢が少し崩れていたと判断されたら減点です。
    だからこそ、選手は全力を尽くします。そして、その時のその演技は「一期一会」となり、人は感動しそれを「芸術」と同じように感じるのではないかと。
    あと、この話題は最近の傾向として、どうしても白か黒かとしたがる空気?が関係している気がします。
    羽生くんの「SEIMEI」と町田くんの「継ぐもの」のどちらが「より素晴らしい」なんて論議しても、結論が出ないように「スポーツか芸術か」なんて、決められないのではないでしょうか。(なんか色々ぶち壊してごめんなさい。)
    そして、その両方を極限まで追い求めて「欲張りな?」羽生くんが、フィギュア史上最強?
    伊藤みどりさんは女子フィギュア競技を変えた人ですが、羽生くんはフィギュア競技を変えようとしている気がします。
    サッカー史上、ペレの前と後ではサッカーが変わったように。革命時期には、トップランナーは叩かれる宿命です。でも絶対に歴史が評価してくれると思います。
    PS、そうたくん優勝おめでとう♪ゆうなちゃん、頑張れ!

  4. ちいこ より:

    > こんばんは。
    > この話題、近頃あちこちのブログやらツィッターで騒がれていますね。
    >
    > 私は採点競技の宿命なのではないかと考えています。萬斎さんの言う「邪」が入る余地がありますから。
    >
    > 例えばカーリングで誰も予想しなかったような一投があった時に、「芸術的な一投」と見出しになったとしても、あくまで「的」であって「芸術」かどうかまで議論の余地は無いと思います。得点と言う結果が全てです。
    >
    > バレーボールの柳田くんのスパイクが「芸術的で無いから」って減点にはならないけど、白井くんの空中姿勢が少し崩れていたと判断されたら減点です。
    > だからこそ、選手は全力を尽くします。そして、その時のその演技は「一期一会」となり、人は感動しそれを「芸術」と同じように感じるのではないかと。
    >
    > あと、この話題は最近の傾向として、どうしても白か黒かとしたがる空気?が関係している気がします。
    > 羽生くんの「SEIMEI」と町田くんの「継ぐもの」のどちらが「より素晴らしい」なんて論議しても、結論が出ないように「スポーツか芸術か」なんて、決められないのではないでしょうか。(なんか色々ぶち壊してごめんなさい。)
    ええ、私もスポーツか芸術かとは決めていないのですが。。。
    どちらも目指していると。くっきり分かれているのではなく、グラデーションのイメージです。
    しかし、それを議論するのが面白いのであります。これは「遊び」なんです~。
    ネットでは特に敬遠しちゃっているけど、ブレインストーミングなみにいろんな話がでれば、その中で気づきやヒント、この考え方は面白いな、と思うことも出てくると思うので、そんなに敬遠しなくていいと思うんですよね。。。
    >
    > そして、その両方を極限まで追い求めて「欲張りな?」羽生くんが、フィギュア史上最強?
    > 伊藤みどりさんは女子フィギュア競技を変えた人ですが、羽生くんはフィギュア競技を変えようとしている気がします。
    > サッカー史上、ペレの前と後ではサッカーが変わったように。革命時期には、トップランナーは叩かれる宿命です。でも絶対に歴史が評価してくれると思います。
    私もそう思います。
    >
    > PS、そうたくん優勝おめでとう♪ゆうなちゃん、頑張れ!
    そうた君おめおめ~。ゆうなちゃんは残念でした汗。

  5. ちいこ より:

    イニシャルMさんへ
    そういう動きがありましたか~その世界に絶大な影響を与える人って、ファンも多いですが、アンチと信者も多いですからのう。
    韓国のキムヨナさんも、こちらから見ると韓国中で大人気のように見えますが、韓国内にもひどいアンチがいたそうですから。。。
    光が強ければ、陰も強くなる、と。
    羽生君のアンチに関しては、私も気にしていないのです。
    彼らに何ができる?と思うんですよね~狭いネット界隈で少人数しかいない空気に向かって吠えているだけでしょう。
    アトアレハモウビョーキデスナ。
    それよりタラソワママやジョニーやマッシモ・アンベージさんのような見識ある方の意見の方がずっと大切だし重要だと思うんですよね~。
    羽生君ファンも、人によってはアンチを非常に気にされる方も多くて。。。私は職場でしょせんネットのアンチとは比較できないくらいのまじもんを現時的に時々お相手するのでwwなんとも思わないんですよね~。。。
    白米の中のわずかなごみを虫眼鏡で見つけつづけることは無駄な時間なので、それより羽生君の美しい演技やさっとんの可憐なため息の映像を堪能した方が豊かな時間を過ごせるのかもですね。
    コメントをいただきまして、ありがとうございます!

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