「何でしょうね、疲れ切りました。出し切りました。もう何も出ないところまで出し切って取れたので、うれしいより幸せです。これだけいい演技で、一番いい色のメダルが取れたので、僕は一番幸せものだと思います」
体操、内村選手の個人総合で優勝した後のインタビューです。
自分の力を出し尽くす。
オリンピックで、このことがどんなに難しいことか。
トリノオリンピックで金メダルをとった荒川静香さんでさえ、出来は4割程度だったとか。
もちろん、自分の力を出し切った上で金メダルだったら、一番うれしい。
しかし、お世辞ではなく、自分が持てる力を出し切ることは
「おめでとう」
と言えるようなことなのだ、と思わせてくれたのが、ソルトレイクシティオリンピックでの
トッド・エルドリッジの動画でした。
Todd Eldredge (USA) – 2002 Salt Lake City, Figure Skating, Men’s Free Skate
また、スコット・ハミルトンの実況がいいのよ~。
スコット・ハミルトンは、1981年からワールドを4連覇し、サラエボオリンピックで金メダルをとった男子シングルの選手である。
華やかな経歴ではありますが,元トップ選手だからこそ、オリンピックで演技することの難しさ、出し切ることの大切さを知っているのでしょう。
アメリカの水泳界では、メダル獲得の目標を設定しないそう。
その方が、目の前のことに集中できるからだそうです。
結果は後からついてくる。
ブライアン・オーサーは、ソチ前のナンバーの記事で、
「選手たちは、五輪に行くまでに背中のバックパックにプレッシャーという石をたくさん詰めて背負う。
メディアや、スケート連盟や、ファンなどいろいろな人たちが石を足していきます。
その石を定期的に取り除くのが、私たちコーチの役割なんです」
と語っていました。
羽生君は、平昌オリンピックでは、どうしても期待を一身に背負ってしまうことになると思いますが、
願わくば、
エルドリッジさんやヤグディンのように、
持てる力を出し切った滑りができることだけを祈っています。
そう、結果は後からついてくるだけである。
お盆だから短めです!
(あと、お酒のんでま~す)
ではでは。
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コメント
イチローの3000本安打ったイチローが「大きな目標を達成しましたが、モチベーションは保てるのか?」と聞かれて「どうして達成感を感じたらモチベーションを保てないのか?」と答えて「毎日小さな達成感を感じている中でやっている。それが大きな目標を達成する為に必要」とか答えていました。かっけー。
スポーツ選手がどうしても、モチベーションが保ちにくかったり、期待という重荷を背負ったりする時にどうして行くか?
その中でどうするか、コーチの力量が問われているのかもしれない。
内村があそこまで「自分のやれること全て」「やりきった」等々言える内村も凄いけど、そこまで持ってきたコーチ陣も凄いと思いました。
陰謀論やら贔屓論やらでオーサーを貶める人たちにも考えて欲しいです。
羽生君とハビエルはモチベーションの保ち方も気持ちの整え方だって違う。だからこそ違うアプローチを二人にしているので、そこを問題にするのもね~。
単なる根性論だけで勝てるほど、世界のトップは簡単でない。だからこそ前人未到の記録を叩き出した内村が尊敬される訳だし、爺になってトップの試合に勝つ葛西をレジェンドと呼ぶわけです。
そんな彼らの気持ちやテクニックを見せられると私達は、人間の可能性を見せつけられて感動するのかもしれないです。
羽生君に感動するのは、人間の可能性を勝っても負けても示してくれるからなのでは。本当に彼をリアルタイムで、結果は分からない中で見ることが出来る幸せを、リオ見ながら感じています。
> イチローの3000本安打ったイチローが「大きな目標を達成しましたが、モチベーションは保てるのか?」と聞かれて「どうして達成感を感じたらモチベーションを保てないのか?」と答えて「毎日小さな達成感を感じている中でやっている。それが大きな目標を達成する為に必要」とか答えていました。かっけー。
イチローの言葉の数々はシビれますよね!
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> スポーツ選手がどうしても、モチベーションが保ちにくかったり、期待という重荷を背負ったりする時にどうして行くか?
> その中でどうするか、コーチの力量が問われているのかもしれない。
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> 内村があそこまで「自分のやれること全て」「やりきった」等々言える内村も凄いけど、そこまで持ってきたコーチ陣も凄いと思いました。
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> 陰謀論やら贔屓論やらでオーサーを貶める人たちにも考えて欲しいです。
> 羽生君とハビエルはモチベーションの保ち方も気持ちの整え方だって違う。だからこそ違うアプローチを二人にしているので、そこを問題にするのもね~。
オーサーコーチは、二人の特性を見分けて対応しているように見えますよね。
そこから陰謀論た贔屓話がなぜか出てくることにフイタww
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> 単なる根性論だけで勝てるほど、世界のトップは簡単でない。だからこそ前人未到の記録を叩き出した内村が尊敬される訳だし、爺になってトップの試合に勝つ葛西をレジェンドと呼ぶわけです。
> そんな彼らの気持ちやテクニックを見せられると私達は、人間の可能性を見せつけられて感動するのかもしれないです。
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> 羽生君に感動するのは、人間の可能性を勝っても負けても示してくれるからなのでは。本当に彼をリアルタイムで、結果は分からない中で見ることが出来る幸せを、リオ見ながら感じています。
羽生君は、勝つときと負ける時の差が激しいからの~汗。と言っても2位なんですけどw
そこがまた、中毒のようになって面白いのかも。
羽生君をリアルタイムで見ることができること、ホントに幸せなことです。