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NHKBSの冬季オリンピック特集でキム・ヨナ素晴らしいと思ったこと

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 NHKBSでトリノOPからバンクーバーOPの女子シングルの放送があったので、録画して見てみた。 

 まず、NHKさん、なぜ男子シングルは放送してくれないの?(;ω;)

 トリノのプル様見たかったし、4回転論争の元になったバンクーバーがどんなものか見てみたかったわ。

 高橋選手だって銅メダルとっているというのに~!

 トリノとバンクーバーと連続して見て、驚いたことがあった。

 トリノのプログラムがバンクーバーと比べてスッカスカだということに。

 パトリックチャンが以前「ヤグディンのプログラム(ウィンターなど)は今のプログラムと比較したら簡単。今のスケーターはプログラムの中でやることがいっぱいあるんだから」とかなんとか言っているのを見て、

    「なんだこいつ(`Д´)」 

と思ったことがあったのだが、トリノとバンクーバーを比較して「確かに…」と思った。

 男子を見てないからなんとも言えませんが、でもソルトレイクの時はヤグ&プルの宇宙人対決のおかげで4回転乙!の時代で、平気で4-3-2とか入れないと勝てなかったらしいからなんとも。

 もしかしたら、他のスピンとかトランジションの部分で今のプログラムは、まさに「休む間もない」構成になっているのかも。

 そこで、トリノの時の荒川選手の「トゥーランドット」見て、当時は「他の選手が失敗したから」などと言われていましたが、スケーティングの美しさ、柔軟性、伸びやかさ、見る人を引き込む構成を見て、これはやっぱり金メダルだったんだなと思いました。

 なんか…女王のオーラがあるんですよね。反対に他の有力選手、サーシャコーエン選手、スルツカヤ選手にはこの時の演技には感じられなかった。

 羽生選手が荒川選手リスペクトしていますが、地元の選手というだけでなく、この2人はなんか似ているわ。透明感、観る者を引きつける華とか伸びやかさとか。

 荒川選手、ソチに向けて同郷だし、羽生選手のメンタルコントロールのためにカナダに時々お邪魔してくれないかな~。

 そして、バンクーバー、まず、プログラムの密度が違う!

 そして、キム・ヨナ。なんかトリノの時の荒川選手に似ている。

 艶やかさ、伸びやかさ、表現力、SPの007が有名だけど、FPのピアノ協奏曲ヘ長調(ガーシュイン)の方がキムヨナの魅力が遺憾なく発揮されていて、素晴らしい!

 真央ちゃんを応援しながら、家族でキム・ヨナの演技に魅入ってしまい、「これは負けたわ…」と思った。

 真央ちゃんは、今季の「ノクターン」のように北米の振り付けの方があっているのかも。

 タラソワさんのプロは演出がてんこもりで真央ちゃんがそれをこなすのに精一杯という感じが否めないわ。

 反対に羽生選手はロシアのリリカルでロマンティック、激情的なプログラムの方が合っているような。ジェフリー・バトルはすごく合っているけど。ななみ先生が鬼テクニカルエレメンツを入れたプログラムつくってくれないかな。そうすれば、ななみ先生も国際的に有名な振付家になるかもしれないし!

 あと、トリノでサーシャコーエンのフリーが羽生選手と同じ「ロミオとジュリエット」とは知らなかった。トリノのスカスカプログラムのあと、羽生選手のロミジュリみたら、とにかく鬼構成だということが、よーくわかりました!

 あとねえ…どうしよう、羽生選手の方がサーシャコーエンより可憐でかわいくてジュリエットになっちゃってるところがあって、「サーシャコーエンよりかわいい~!なにこの男(`Д´)」てなもんですよ。ジュリエットからすぐにロミオになってGOEてんこもりな3A飛ぶんだから、ほんと不思議な魅力がある選手です。

 あと、羽生選手のロミジュリの方が激情的でやっぱり良い。GPFのフリーを何度観たことか…。

 あとはソチで4回転サルコウ決めて、2012ニース世界選手権のときのようなマジックモーメントが訪れることを祈っているわ。

キム・ヨナ
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