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ショパン バラード1番 再(消しちゃったので(汗))

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(DOI横浜の後に書いたものを、想い出せる限り再録したものです。追記した部分もあります。)
DOI横浜で、羽生君の新SP ショパン バラード1番を見ました。
不安。狂気。焦燥感。
何も考えず、音を感じたままに。
ピアノ音の奔流ををそのまま振付したかのよう。
まるで、羽生君の狂的とも言える集中力がバラード1番の中に内包されているかのように。
ジェフは感じていたのだろうか?
私は、いつも羽生君を見るたび、
「なぜそんなに急ぐの?」
と言いしれぬ不安と焦燥感を感じていたのだけど。
それが、元々の気質なのか、地元のためにソチで金メダルをとるという目標があったためなのか、今のところはわからない。
ジェフがピアノ曲の中からこの曲、ショパンのバラード1番を選んできたのは、羽生君の内面を連想させるような曲だからではないかと思ってしまう。
イメージを変えたというよりもは,彼の内面の本質をピアノ音で浮き上がらせたかのよう。
ウォーレイのあとの3ルッツコンボのところの音楽が秀逸。
ときおりはさみこまれるキンキンと響き渡る高音のピアノ音と不協和音の連続、不安、緊張を感じさせる音の中、ジャンプを決めていって。
そのあとの解き放たれたようなメロディーに合わせて踊るステップ。
細かく刻むステップに、「赤い靴」を想い出してしまいます。
最後の両手を広げて俯き顔でポーズを決めるところまで、彼は観客のことも忘れ、ひたすら音と戯れ、己の内部と格闘して演技している。
パリ散が外に向かってエネルギーを放出しているなら、このバラ1は内なる炎を内面にため込んでいるかのよう。
観客は、共感するでもなく、感動するでもなく、ただ呆然と彼が踊っているのを見ているしかない…。
 ジェフは、本当に「音」、「リズム」を振付けるのがうまく、それにストーリーまで付けてくる。こういうところに、奈々美先生のプロとの共通点を感じます。
 対して、ウィルソンプロはストーリー性の解釈とバレエの要素が必要のような気がする。
 彼が今まで描いてきた世界は,キムヨナの「あげひばり」に代表されるように,壊れやすい美しさと純粋さはあるが,予定調和以外の激しさ、狂気的な部分はみあたらない。
 そのため、合わないように見えますが、はぬー君が将来バレエの要素を身につけた時に,2~3年後組んだら,もしかしたら合うかも…。
 テレビで見た感じだと,まだ一音一音に振りを合わせるまではできていないようですが,彼はとにかく音取りが抜群なので,ピアノの一音一音にビシッと合わせてきたら,パリ散を超えるレジェンドプログラムになる予感がします。ゾクゾクする~。
そして,演技構成が…もはやドSなのかドMなのかわからない激ムズ変態構成叫び
 
 特に3Aと後半4Tの入り。
 3Aはイーグルから入って着地後もイーグル。高さよりも幅を重視している感じ。
 ハンヤンぽいなあ。
 4Tは,後半に飛ぶにもかかわらず助走が短く突然とぶ。
 GPSが始まったら、最後の3ルッツコンボジャンプが終わるまで生きた心地がしない、そんな時間が増えそうです(><;)
 それにしても、ジェフは天才。パトリック・チャンの新SPとショパンバラード1番、対照的なプログラムを2つも同時期に振り付けるなんてね。
 羽生君とジェフのタッグは今後も期待したいです。
 早く、フィンランド杯で新SP、新FPも見たいものです。
○初回の記事で既にコメント等いただいておりましたので、コメント欄は閉じております。

羽生結弦
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