PR

Plus Ultra 再び。 ~もっと向こうへ、更なる前進~

スポンサーリンク
スポンサーリンク

2014GPF バルセロナ大会が終わった。
祭りの後のような、夢のあとのような、寂しい気持ちにおそわれている。
一方で、幸福感も感じている。
素晴らしい大会だったと思う。
羽生選手は中国大会のアクシデントを乗り越え、世間やマスコミの意見・批判を糧にして、NHK杯でなんとかGPFの切符をつかみ、想像の遥か上を行く、素晴らしい演技を披露してくれた。
出てきた時から、目が離せなくなる存在感。
リンクに出てきたときから内に秘めたような、自信に満ちあふれた表情をしていた。
まるで、リンクにキラキラとした光が振りまかれているかのようだった。
きっと、会場中が羽生ワールドにぎゅいんと巻き込まれていたことでしょう。
今回の大会は、とても感動的な大会であった。
去年のGPFはオリンピック出場権をかけた前哨戦で緊迫したものであったが、今年のGPFは、
「復活」、「生まれ変わり」、「RESURRECTION(リザレクション)」を感じさせるものでした。
羽生君は言うに及ばず、女子シングルで優勝したタクタミシェワは、大事なオリンピックイヤーに体型変化や怪我に悩まされ代表にはなれず、今年に入っても腰痛で一時は選手生命すら危ぶまれた。そのニュースを聞いたときには、まさかこんなに若い年で引退なんて…と暗澹たる思いであったが、なんとか復活してくれた。今も腰の不安はあるようですが、底を味わった選手だからこそのメンタルの強さ、滑る喜び、深い表現力を手に入れていました。
なんと美しいリーザ!
ペアで優勝したエリック・ラドフォードさんは、大会前にゲイであることをカミングアウトされましたが、ペアというどうしても男女の愛を表現する演目が多い種目で、現役中にカミングアウトをすることは、勇気が必用だったのではないかと思います。試合では大技4回転スローサルコウを決め、見事優勝。
そして、苦しんだまっちーとリプちゃん。
卒論で調整がうまくいかなかったまっちー。3回の転倒がありましたが、終盤の3回転の連続ジャンプ、最後のルッツジャンプ、気合いで跳んでいた。諦めなかった。
姿勢も手もとても細部まで神経が行き届いて、所作も美しかった。
途中で投げ出すことなく、自分の作品を誇りをもって最後まで滑っていた。
十分に第9の世界を表現していた。だからこそ、最後にお客さんから大きな拍手を頂いたのだと思う。
男の中の男である。
私は無良くんもこづも好きだが、羽生君とまっちーのライバル関係は至高だと思っている。
全日本までにはきっと調整して、長野で歓喜の歌を鳴り響かせてくれると信じています。
羽生君やファンのみんなと一緒に、上海へ行こう。。。!
(全日本では私、羽生君よりまっちー応援しているかも汗)
リプちゃん。
ショートはうまくいったけど、フリーでは転倒が何回かあって、自分の演技をすることができなかったです。金メダル獲得後の注目に疲れ、ハードなオリンピックシーズンに気力を使い果たした状態で望んだ新シーズン。まだフリーを滑りきる体力がないと語っていたリプちゃん。
フリーに苦労しているけど、このロミオとジュリエットはピアノの旋律が美しく、切なくてリプちゃんの可憐さと儚さ(そう、リプちゃんには儚さがある!)にぴったりあって、名プログラムだと思う。特に途中のピアノの旋律でのステップでは涙が出そうになる。。。。
うまく調整して、ロシア選手権でいい成績ををとって、世界選手権に出場できますように!
タクタミ、ラジオノワはほぼ決まりでしょうが、3枠目は誰になるのでしょうか…。
時間がかかってもいい、いつか気力が回復して、スケートを滑る喜びがあふれ出てくる日がくることを願っています。
ヴォロノフさんも、一時低迷していたけど、エテリコーチの門下生になって以降、27歳にして花開いてきた素晴らしい選手。今回のショートとフリーの演技も大人の魅力一杯で、楽しい演技だった。ワイルドで優しく、ジェントルマンのヴォロノフさん。NHK杯でも羽生君にやさしく声をかけてくれていました。自分もスケーターとして山も谷も経験し、苦しんできたからこその気遣いなのでしょう。
羽生選手のファンをしていると、彼は非常にドラマチックな選手だからして、なんで彼ばかりに…と思いがちになってしまうが、家が貧しく借金をしてまでスケートをしている選手、一家の大黒柱であるリプ、病気の妹さんの治療費のためにスケートをしているソトニコワなど、他にも話題にならないだけで、口には出せない大変な苦労をしながらスケートをしている選手も数多くいる。町田選手もまるでジェットコースターのように浮き沈みの多いスケーター人生をおくっている。
まだ10代、20代の若い選手が
怪我を乗り越え、
口には出せない思いを乗り越え、
さらにもっと先へ、
もっと高みを目指すあなた方は美しい。
この競技はまるで人生そのもの。
みていると、胸を熱くなり、心が高揚してくる。
日常を忘れる。
だから、フィギュアスケートが大好きなんだ。
会場の雰囲気も最高でした。
自然に湧き上がるオーレ!のかけ声。
頑張っている選手には温かい拍手、熱狂的な雰囲気。まるでサッカーの試合みたい!
オリンピック前や後の世界選手権…スペインでしないかなと思ったほどでした。
2014GPF in バルセロナ。
最高の大会でした。
スペイン、バルセロナ、 Gracias!

2014-2015試合
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
CHIIKOをフォローする

コメント

  1. blue maple より:

    行くですか⁈
    羨ましい‼︎
    もう~~
    羽生くんに関しては語りつくせません。
    なんて男なんでしょう!
    中国杯から完全に持ってかれてますよ。
    他の選手の人生も色々なんだね。
    私は特に女子をみてると涙が出てきますよ、なんでなんだろうと思っていたんだ。
    特に真央ちゃんはヤバイわ。
    今回は本郷さんをみていて涙が出たよ。
    すごく堂々としていて良かったと思う。
    喋るとオドオドした感じなんだけど。
    頑張って欲しい。
    ジュニアも日本すごい!
    まだまだ、フィギュア人気は続きそうね。

  2. ちいこ より:

    >blue mapleさん
     世界選手権も行くデスよ~。エキシビはさすがに無理です汗。欧米での大会は長い休みがとれないから、もうこれで海外は終わりかな~。だから無理してでも行きたくて汗。
     本郷さんもよかったよね。小さい頃仙台のリンクが閉鎖して、県外で頑張ってきたんだよね泣。
     ジュニアもすごいよ~。女子が復活してきて良かった☆男子はすごすぎ、しばらく安泰ね☆
    私は草太君がいいなあ~( ´艸`)

  3. けいさん より:

    スケオタとまでは行かないけど、ちいこちゃんがはまる理由も何となく同感できる。フィギュア観戦してると、凄く集中してしまうよね。
    何だか年末も仕事納めの後出かけるみたいやけど、体調気をつけて、上海で今度はも少しましな食べ物も食べておいでね(笑)
    エキシビション前のインタビューで、松岡修造さんにメダルかけてあげる羽生くんとうろたえる松岡さんに萌え(笑)でも、松岡さんのインタビューで色々聞き出せて、私からも松岡さんには感謝したいです。ちとあつくるしいけど(笑)
    今日、偶然、Jスポーツのカメラマンさんと出会って、織田くん、高橋くん、本田くん、田村くんと取材であったことがあるらしく(門真の出身のカメラマンさんでした)フィギュアの選手はみんな礼儀正しく、好青年が多いといっていたよ。そして、NHK杯はメディアも席が取れない激戦なんだよーとゆってました。裏話(笑)ちなみに田村くんとは飲みに行く仲らしく、あんな男前なうえに酒豪なんだよ とゆってたよ。

  4. ちいこ より:

    >けいさんさん
     けいさんを(濃い)スケオタの道にひきずりこもうと思っている悪い人wwフィギュア観戦って、ただ座っているだけなんだけど、すごく疲れる。でも心地いい疲れで。何もかも忘れてすごく集中するのよね。サッカーを生観戦したときも思ったけど、スポーツ観戦って非日常を得るにはすごくいいと思うわ。
     私、そのインタまだ見てないの~汗。週末になったら動画の度に出るわ(;^_^A
     おお~Jスポーツのカメラマン!すごいね…いったいどこでそんな人とwwフィギュアスケート選手ってやっぱり好青年が多いのね。なんか納得。

スポンサーリンク