明日、プロスケーターとして最後の日を迎える町田樹さんの
最後のプログラムが発表されました。
Symphony No.5 in C-Sharp Minor, Adagietto
演奏:Berliner Philharmoniker
指揮:Herbert von Karajan
言わずと知れた、マーラーのadagietto。
ベニスに死すのエンディングに延々と流れるこの美しい曲は、
私自身は聞いていると、過去への憧憬と未来への意志、生と死、それらを全てひっくるめて「愛おしい」という感情がわいてきます。
亡くなった父との最後の数ヶ月をなぜか思い出します。
この曲を最後に持ってきたんだ。。。そうか。。。
シングルの競技会の曲としては恐らく困難であろうこの曲。
フィギュアスケートのプログラムとしてどのような素晴らしい集大成の演技になるか楽しみにしています。
きっとさいたまスーパーアリーナは涙の海だよ。。。。きっとそうだよ~。
○人間の条件 —— マーラー・アダージェット(町田樹公式サイト)
マーラーのアダージェットと言えばこの二つの演技が思い出されます。
町田君のHPを読みましたら、恐らくこの二つのプログラムに込められた意味からもインスパイアされたのではないかと感じました。
テサモエのバンクーバーOPでのFD、アダージェット。
こちらはマリナ・ズエワの振付で、過去にゴルデーワが披露したアダージェットと深い関係が。。。
このプログラムはズエワからゴルデーワへのラブレターであり、あのプログラムを悲しい思いで終わらせたくないとの思いから、明るいバージョンの音楽を探し、愛を表現したこのプログラムで「人生は続いていくのだ」というメッセージを込めたのだそうです。
(アイスジュエルズVol.2より)
[HD]Tessa Virtue & Scott Moir FD 2010 Vancouver Olympics (Symphony No.5 by Gustav Mahler)(betterthanu22様)
ワタスはこのテサモエのアダージェットを見る度に目から汁が出てくるんですよね。。。。
そして、エカテリーナ・ゴルデーワが1996年に披露したアダージェット。
こちらも急逝した夫でペアのパートナーであったグリンコフへのトリビュートでプログラムの振付はマリナ・ズエワでした。
Ekaterina Gordeeva 1996 Celebration of Life / Mahler – Symphony No. 5 (Serguei Grinkov Tribute)(QuadSurya様)
[HD] Ekaterina Gordeeva and Sergei Grinkov 1994 Lillehammer Olympic FS “Moonlight Sonata”(Mintaka Alnilam様)
二つともなんて美しいプログラムでしょうか。。。。
あああああ、明日で本当に町田君は終わりなの??
そして飛行機よ飛んでくれ~!
たぶん明日の主役はタツーキ・マチーダですな!
それでは、ではでは。
今から家事タイムです、行くと楽しいが行く前の準備がの~。
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コメント
初めまして。知識と敬愛溢れる記事、いつも拝読させて頂いてます(^-^)
リレハンメル当時、魅了された ゴルデーワ・グリンコフさんのフリー、
グリンコフさんの訃報後、哀しくてあまり見れなくなっていた、月光。
20年振りに、緊張しながらスマホで見た
プログラムは、
美しかった。
端正に流れて、何より色褪せてなかった。
ちいこさんのお陰で、宝箱の鍵を開け感じ。
見られて、良かった(T_T)
ありがとうございました(^-^)
これからも、無理ない範囲で書かれて下さいね(^o^)v お身体、ご自愛を。
長文、失礼しました
初めまして、puga8!コメントをありがとうございます~。
ずっと悲しくて見ることができなかったゴルデーワ&グリンコフの名演を見ることができたんですね。
あの演技は本当に美しくて20年以上経った今でも色あせないですね。。。
再び演技を見るきっかけになることができて嬉しいです。
ブログは無理のない範囲で書いていこうと思っています~。
といいつつ毎日オルゴールやらロッテキシリガムの話題やら~幸せな時間です♪