遅ればせながら羽生君の早稲田大学e-スクールを紹介する対談を読みました~。
○早稲田大学e-Style羽生選手インタビュー
いやはや目線が遥か遠く先ですよね。。。本当に凄い。
将来を見据えてフィギュアスケートへのテクノロジー導入、AI採点化についてもかかわっていきたいと。指導者の道もありそう。
まさに実学ですよね、大学であまり直接的に役に立ちそうな勉強をしていなかった勢としては耳が痛いですw
8年かけてフィギュアスケートに関するあらゆる分野を勉強したって。。。愛だよなあ、愛。
それにしても東京オリンピックの各種競技を見ても「1個の定点カメラのみ」で採点している競技って存在しているの??というくらいテクノロジーが導入されていますよねww
柔道、サッカー、ラグビーではビデオレフェリーが取り入れていて、レフェリーがビデオで確認しますよのサインをしてその場で判定を公表したり、体操では採点にAIを導入して採点についてもその場で申し入れができるの(複数カメラなのは空気のように当たり前w)が本当に本当に
フィギュアスケートが定点1カメのみで判定しているのってやばくね??
って思いますわwwww
いやほんとこんな競技他にあるの??ってくらいなんですけどwwww
体操はもちろん複数カメラですから新体操、アーティスティックスイミングあたりはどうか確認したいところですね~。
確かアーティスティックスイミングは水中も採点するから複数だと聞いていますが。
別にAIまでいかなくても高精度のカメラ3~4台を用意するのなんざISUが高級ホテルで宿泊・会合をするのを何回かしなきゃ賄えるでしょwwと思いますしおすし。コロナ前はスイスの高級リゾート地の5つ星ホテルで会合開いていたじゃんwwさすが欧州の上流階級発祥のスポーツだよね。
頑なに1カメに拘っているのなんてもう採点のブレを黙認しているとしか思えないですな。←無論ナショナルバイアスを黙認するためっしょ。
体操競技のAI化については色んな媒体が記事にしていますな~。
こういうのは意外と経済紙が良記事を書くことが多いんですよね。
○体操「疑惑の採点」から考える自動採点の可能性 審判のジャッジが絶対という時代は終わり?
2021/07/30(東洋経済)
【中略】
2017年1月に国際体操連盟(FIG)の会長に就任した渡辺守成氏は筆者による以前の取材で、「体操は採点競技ですから、公平性が担保されてなくてはいけない。でもジャッジ(審判)の目だけに頼るのは、やはり限界がある。だったら進化したテクノロジーを使えばいい。それによって競技の根幹ともいえる公平性を保てるのなら、使うべきでしょう」と言及。実際同氏は就任以来、積極的に自動採点の採用に動いてきた。
実際、従来の審査方法だと、出場選手が多い競技大会では、競技順が得点に影響する可能性があった。たとえ素晴らしい演技であっても、早々に高得点を与えてしまうと、それ以上の演技をした選手には、さらなる高得点をつけなくてはならず、終盤になるにつれて軒並み高得点が並ぶことになってしまう。人が得点をつける場合、こうした心理的作用によって、開始直後は低めの点数が出やすい傾向があった。
【中略】
が、すでに採点システムの変更の影響は出始めている。自動採点システム導入後、世界的に減点に対して厳しくなったという見方が多く、ひねりが多いなど、くせがあったりすると減点対象になるケースがあり、点が伸びなくなった選手もいる。理想とする姿勢はAIが見極めるため、そこからずれると減点対象となり、 AIの理想に近い選手とそうではない選手で差が大きくなってしまう。
ヨーロッパでは審判の仕事がなくなることや、伝統的に採点競技は人間がやるべきといった意見が幅を利かせており、導入当初は相当の反対があったという。それでも、今後国際大会で自動採点システムの採用が広がることは間違い無いだろう。
【中略】
自動採点導入によって、選手の練習の仕方や考え方も変わってきた。かつては「あの大会では点数が出たけれど、この大会ではでなかったよね」といったこともあったが、今ではどの大会でも点数が大きくブレることがないため、練習でやってきたことの成果が可視化されると同時に、自分の課題もわかりやすくなってきている。体操では体の曲がり方や姿勢、角度などの判断が難しいとされてきたが、AIを基準にすることによって、より公平な判断がなされるわけだ。
東京オリンピックでは体操競技はオリンピックの権利関係でAI採点の部分は公にはしていないそうですが(スポンサー関係でしょうか)、以前と違って採点にぶれがなくなって練習に反映しやすくなったと。
フィギュアスケートもAI化の話が出るとすーーぐ「そんなの無理」「必要ない」とか言い出す勢がいるんですけどwそんなんだから日本ではイノベーションが起こらず地盤沈下していくんじゃね?と思いますわ。
最初からできないのではなく、TESの部分は取り入れていくのは可能なんじゃないですかね。
まあそれには体操と同じく「基準」を決めなきゃいけないわけで、そうするとジャンプの回転のはじまりはどこかの話になってくるので淘汰されてしまう選手が出てくるのがまずいんだろなあ。としか思えない。
いずれにせよ羽生君が現役のうちは間に合わないのが残念です。
コメント
>いずれにせよ羽生君が現役のうちは間に合わないのが残念です。
これですよね、これ(;´д`)
フィギュアスケートの現状、もはや前世紀の遺物、化石といっていいトップたち、彼が被っている被害、「バイアス」の数々、
全部が克明に見えているであろう、聡明極まりない羽生くん。
普通なら「やってられねーよ! バァカ!!」って不貞寝します。(≧∇≦)💦
とっくに止めて、楽しい世界に行きますよ、いくらでもあるでしょう?引く手あまたでしょう?
しかし、彼はそこから考えるんですよね。学ぶんですよ、学べば学ぶほど、その先があるし、可能性は広がることを本当にわかっている、そのこと自体が面白くて仕方ない人。そういう意味で研究者ですよね。
到達不可能と誰もが言うことに挑戦するのも大好きな冒険家でパイオニアで
逆境も大好き、
で、基本的に偉大な楽観主義者なんだと、また思いました。
山田真美コーチがちびユヅを、何処から来るのかわからないが自信満々なのだ、と言ってらしたのをふと思い出しました。
勿論その根底には深い愛があります😊
レモンパイさんコメントをありがとうございます~。
>フィギュアスケートの現状、もはや前世紀の遺物、化石といっていいトップたち、彼が被っている被害、「バイアス」の数々、
これなんですよね~現国際体操連盟会長さん(日本人)なんかAI採点の導入を公約に掲げて会長職に当選したというのに片やお金はあるのに放置無為無策のフィギュアスケート連盟、さすが欧州上流階級発祥のスポーツって印象です。わざとだろ??と思うww
>で、基本的に偉大な楽観主義者なんだと、また思いました。
そうなんですよね!やはりイノベーションをおこす人というのはリスクをとることができる超楽観主義者なんだと思います。
楽観主義と言えば平昌オリンピックなんか普通の人ではまず無理でしょうwNumberで池江選手と対談する中でも当時のことを語っていましたけどそれでもやっぱり常人では無理な考え方だと思いましたw
羽生君がやることってやっぱり根底に愛がありますよね。
これほどまでにフィギュアスケートを愛してなきゃここまでしつこく(褒めてます!)研究して現役を続けることはできなかったでしょう~。
>かつては「あの大会では点数が出たけれど、この大会ではでなかったよね」といったこともあったが、今ではどの大会でも点数が大きくブレることがないため、練習でやってきたことの成果が可視化されると同時に、自分の課題もわかりやすくなってきている
この採点環境を実現するのはフィギュア界だって可能なはずですよね。
技を繰り出す選手の個性が点数として反映しにくくなる恐れもあるかもしれませんが、明らかに技術的な差のある部分を全部一緒くたに採点されてしまう不平等さや理不尽さは解消されていくはずです。
採点の基準となる演技をどうAIに学習させていくかですね…。
今サッカーを観ていますけど(ちいこさんもきっと観ていますよね)、ビデオ判定でスペインのPKが覆りましたね…
羨ましい。
通りすがり☆さんコメントをありがとうございます~。
そうそう、採点のブレを少なくしていく方法なんてやろうと思えばいくらでもできると思うんですよね。
AI採点までいかなくても高精度の複数カメラ使用なんざいまや他の競技じゃ空気のように当たり前ですやん。。。なんですけどw
表現に個性があるのは当然として、技術できっちりやっている選手が馬鹿を見る状況は不満に思われても当然かと。
そうやってサッカーもテニスもVARやホークアイを導入していったんですから。
サッカーは日本は延長戦で負けてしまいました~悔しいけどスペインはやはり上手かったし強かった。
VARでPK戦が取り消されたのは良かったですよね!あれはVARが導入される前だったら完璧PKになってましたよ。
やっぱりテクノロジーの導入は必要じゃん!と実感がわきますよね~。