実に素晴らしい試合でした。
GPFに行かれた方うらやましい~!男子シングルは神演技大会だっただけではなく、女子シングルも素晴らしい演技の連続、ペアもストクリが神演技、アイスダンスも良演技続出だったようで、お腹いっぱい、胸いっぱいの大会でした。
しかし、ここはなんといっても男子シングルでしょう。
神演技が神演技を呼び、いいエネルギーが充満して、高難度を極めたボーヤン君のような演技があれば、4T、3A1本づつで、スケート・・・滑ることを極めつつ、192.84点を叩きだしたいぶし銀のようなパトリックの演技があれば、チャーミングで観客を魅了するハビ、シニア初年にもかかわらずTES100点越え、会場も沸かせたしょーま君、そして圧倒的な超絶技巧、カリスマ性、空間支配、美しさで一人ユズル星へ飛び立った羽生君。
高難度でありながら美しい。
そんな夢のような演技が続出した大会でした。
NHK杯もですが、一つフィギュアスケートのターニングポイントになる大会だったのではないでしょうか。その前の前触れとして、NHK杯がありましたが。
ジャッジングシステムは来季は大幅な改正がくるかもですね。羽生君がぶっちぎりだから、というわけではなく、トップ5のPCSが9点台半ば~後半が当たり前になって、差がつかなくなってきているから。これ以上の美しい演技をしたら、どうするのかな??メリチャリの2013全米FDかwwまるで、6.0時代の末期のようです。。。あまりにも高難度で美しいため、もっと大きく、こまかい物差しが必要になってきているのかもしれません。
PCSの割合をかえるか、10点満点をかえるか、より細かくするか、新しい項目を設けるか。
いずれにしても、羽生君には影響はないでしょうがね!
まずは、結果などをペタリ。
○羽生結弦 219.48点(世界最高得点更新)
フリーのプロトコルです。
そして、ショートのプロトコルも。
なんて綺麗なプロトコル!!!!
演技については。。。全てが完璧、もう完璧としか言えない。
荘厳。
まるで、難曲と言われるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番のようなプログラムを滑りきった。
4Sも4Tも力みがなく、まるで3回転を飛んでいるかのよう。
ソチシーズンの頃の4Sは本番になると特に力みがあって、軸がぶれたりしていたけど、それが全くなくなっている。
一方で、一番好きなジャンプである3Aは、高さ、幅ともにリンクを覆い尽くすかのよう。
着氷後の手の振りも好き~。
ステップシークエンスは、レベル3だったのか。上体の動きか何かでしょうか?
ぴょんッも復活していて、こちらも素晴らしかった。バッククロスロールの「ハツ」のところも復活してくれちゃってもいいのにい!レベルがとれない~ダメダメなのかしらあ。
バルセロナのリンクに吹いた、清涼な一陣の風のようでした。
PCSでは、スケーティングで10.0が3つ、Choreography / Compositionで10.0が7、Interpretationで10.0が7つです!
これ以上に何があるのでしょう?
コレオシークエンスはオール3。ハイドロは史上最強に格好良かった。
最後は笑顔じゃなかったww
すごく緊張して自分を追い込んでいたそうですが、頭は冷静で、世界に入り込んでいたと思う。
ショートもですが、NHK杯でノーミスをすることとで「ここ前も失敗した」という不安が取り除かれて、ますます良くなっているのかもしれない。
オリンピックシーズンのことを考えると、来シーズンは、4Loを入れるか、4回転を4本にして、同じ構成をオリンピックシーズンにするのかもしれません。
他の選手もマラジェッツ!な今できる最上の演技、自分を出し切る演技ができて良かった。
あまりにも完璧すぎて、キモポエムも浮かんできませんw
現実の方が想像の上、夢のようなのですから。。。
昨日書いた、他の選手はどう思っているのかなあ、は、これだけの神演技大会になってもやっぱりそのまんまの感想です。2位のハビとは総合で40点差だから。。。。
あ、あかんやつや、これwwみたいなw
恐らく、フィギュアスケートを長年競技としてしてきて、いろんな選手を見てきた方なら、また、育成をしてきた方などは、なおさら、そう思うかもしれません。。。
初めて羽生君を見た時に、本物の天才が現れた!とびっくりして、喜びで飛び跳ねたのを覚えてます(前からいたけどww)。ちょうど今頃の時期で、しばらく、ドキドキして眠れなかった。ストーブがつきはじめ、コタツに入りながらフィギュアスケートのテレビを見ていると思い出します。今季は、才能が一気に開花してビッグバンをおこしているような印象です(o^^o)
何はともあれ、世界最高得点の更新、おめでとうございます!
その自分自身で鍛え上げた強靱なメンタルに拍手喝采、脱帽です。
羽生君の真の凄さは、レジリエンスとメンタルだと思う。
ああ、レベルは違いますが、見習いたいです~。
ぜひ、アメリカはボストンで、アメリカのフィギュアスケートファンの方の前で高難度で美麗な演技をぶちかまして、満員のTDガーデンを異次元の世界へつれていってくださいませ~。
今回のGPF男子シングルのような試合が目の前で繰り広げられることで、男子のフィギュアスケートを見る目が変わらないかなと思ったりしております。
では、滑走順に感想を。
○パトリック・チャン 192.84点
食事ものどをとおらないほどショックを受けていたというパトリック。
最初の4T+3Tはビューティフォー、他のジャンプも全て決めました!
いつものスピード感はなかったものの、さすがのパトリック。安心したわ~もう転倒続きだったらどうしようかと!フリーはある意味2シーズン目のプロなので、ショートより安心感があるのかも。
でも、今回の大会のことが(特に宇宙人ハニュー)パトリックに地味にボディーブローのようにきいてこないことを願うわ。。。ソチシーズンも地味に後から効いてたから。。。
○村上大介 152.02点
この曲大好きです。こまかいジャンプのミスが痛かった。でも、爪の先まで丁寧な演技でした。
もう、全日本の最終滑走で震えていたダイスはどこにもいない。
ダイスといえば「これ」という目玉があればいいのですが。。。名将キャロルコーチ、どうでしょう。
○ボーヤン・ジン 176.50点
すでにTESが101.86点wwPCSはあがらなかったけど、ここもじわじわとあがってくるでしょう。おててくるくる~が正面からうつってて笑ったww
冒頭の4Lzはのけぞるくらいの高さだったw
回りすぎるジャンプがあって、GOEが伸びなかったけど、ここを改善すればTES110点台はすぐにきそう。あなおろそしや。
○宇野昌麿 190.32点
190.32点で、フリーで4位っすよ??
去年かおととし、その前だったら、ぶっちぎりで1位でした。しかも、シニアデビュー1年目です。190点台載せ、おめでとうございます!
TESも100点台でPCSも4項目9点台!
しょーま君なら、時期にPCSも9点台前半から半ばになってくるでしょう。
熱のこもった演技、素敵でした。一番盛り上がることろでもクリムキンイーグルにしびれた。
会場が一体になったのがわかりました。
初のGPFでの神演技。気持ちの強さ、負けん気の強さが伝わってきました。
感動した~。
○ハビエル・フェルナンデス 201.43点
201.43点で、フリーで2位っすよ??
女子シングルの総合得点じゃないですかww羽生君もだけどww
何はともあれ200点越えおめでとうございます!
前の記事で男子は200越えする選手が現れるか、女子は150超える選手が現れるか、と書きましたが、次の日にあっさりハビと、超えそうな点数を出したメドベーデワちゃんが現れましたww
でも羽生君はその上をいっちゃった。。。
故郷での大歓声の中滑るのはどんなにプレッシャーだったでしょうか。
フリーのガイズアンドドールズは、JOで見た時は「またこれ系?」と思いましたが、ハビにぴったり。格好良かった。羽生君とはまた違う、ハビならではの世界観がありました。
ハビは今季、一皮むけましたなあ、スケーティングも、段違いに素晴らしくなっているように感じます(シロート目です)
とにかく、神演技の続出で、ISUのチャンネルにときおり映るウィバポジェも拍手喝采していました。
メーガン・デュハメルさんは、ツイッターで、こんなつぶやきを。。。
Meagan Duhamel
Crazy,unreal,amazing men’s event here at @gpfbarcelona ! Best men’s event I’ve ever seen. What a great time to be a figure skating fan!!
ああ、なんて素敵な大会だったことでしょうか。
これぞ男子シングル、これぞフィギュアスケート。
コメント
宇宙大戦争www
ウケましたw
ライストを見ようと思いつつやっぱり寝てしまったので(笑)起きてすぐ結果を知り、映像を探す私。英語解説のを見ながら、アメージング!アンビリーバボー!!ジーニアス!!パーフェクト!!ファンタスティック!!の賞賛の嵐に嬉しくて嬉しくて、ドヤ顔すらかっちょよく見えました(笑)
キスクラでまだ得点出る前にハビたんが「参りました、ははーっ!」ってやっていたのが面白かった(笑)ハビたんは、イイヤツだなぁ。
そして、羽生結弦君という人はもはや人ではないな。スーパーサイヤ人ならぬ、スーパーユヅル星人。宇宙大戦争かぁ。羽生君のフォー◯は最強そうやのう。
>me-sukeさん
ありがとうございます♪
>KEIさん
いや~凄すぎて何がなんだか・・・・ですわ。
ハビたんも限界点突破したんですが、何せ羽生君が凄すぎた。
ビッグバンのようですね。
また一段階段を上りきったような印象です。