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あらためて恐る恐るソチオリンピック男子フリーを見てみた①

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 私は今だ、傷が癒えていない。 
 羽生君が関係者さん達との祝勝会で、自分の演技を解説したときのように、テレビで羽生君のフリーが流れると、ダイジェスト版であっても固まるのである。そして「うわ~うわ~」と言いながら見てしまう。 
 しかし、羽生君がフリーの後半は転倒2回で体力を奪われ、記憶がなくなるほど苦しくなり本能で滑っていたこと、「絶対全部跳んでやる!」と思っていたこと、演技後は喘息の発作が出てしまったこを知り、ファンが目をそらしてどうするよ!と思い、改めて、大自爆大会になってしまった男子シングルフリーを振り返ろうと思う。 
 そして、動機はもう一つ…。特に海外のメディアで、「2度転倒したチャンピオンなんて…。」という記事が結構あがっていることです。男子フリーはレベルが低かったが、アイスダンスは皆素晴らしい滑りだったとか。 
 アイスダンスはジャンプないでしょ(リフトはあるけど、失敗するのをあまり見たことない)!フィギュアで失敗言うたらジャンプでしょう、一緒にしないでほしいわ。
 男子フリーは皆パトリック・チャンに勝つためにトリノやバンクーバーに比べても鬼構成となったため、失敗が多くなってしまったんじゃないか~!ライサチェックなんか、真央ちゃんのフリーより難易度低いではないですか。
 それに、確かバンクーバーでほぼノーミスだったのは、金メダルのライサチェック(難易度は女子並)と銀メダルプル様(宇宙人)だけで、銅の大ちゃんも4回転で、他ランビ様やPチャンもジャンプでミスしている。また、バンクーバーのプル様と比べても、Pちゃんや羽生君、ナンデス君、他の選手も、プログラム構成は鬼構成なんです。
 トリノも、金メダルのプル様以外は自爆大会で、演技構成もソチに比べてスカスカである(録画で見てびっくりよ)。
 ソチだけが特別酷かったわけではない。 
 それを検証すべく、気になった選手について改めて感想を。ホントは全員書きたいけど、仕事もあって忙しいので…。
 ☆ 第1グループ 3番滑走 マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) 
    ※4回転なし
  マルティネス君!ジャンプでミスが少しありましたが、素晴らしい3Aを持っており、ジャンプ全体の質が高い。柔軟性もあり、表現力もある。しかもスケートを始めてわずか6年でここまでできるとは、末恐ろしいです。資金面でスケートを続けられるかわからない…という話を雑誌で読みましたが、フィリピン政府がなんとかしてくれないかなあ。
 彼がクワド装備して、設備が整った環境でトレーニングを積んだら、4年後のピョンチャンでは、羽生君のライバルになるかもしれない、そんな可能性を感じさせる逸材ですわ。
 イーグルのまま腰を落として体反らせるポーズ、かっこいい☆
 ☆第2グループ  9番滑走 ジェレミーアボット(アメリカ) ※4回転なし
 ノーミスの素晴らしい演技!最初のクワドはなくして、3回転にしてきました。アボさんのフリーは、ミスが出てしまうと世界観が途切れてしまうので、完成度を上げるためこの選択は正しかったと思う。ショートの最初の4-3の激しい転倒が惜しかった。
 伸びやかなスケーティング、表現力は秀逸でした。ミューズの曲と良く合っていたわ。
 ☆第2グループ 10番滑走  フローラン・アモディオ(フランス) ※4回転→2回転へ
  冒頭の4回転サルコウが2回転サルコウになる。ステップはアモディオらしかったですが、ジャンプでステップアウトしたり、コンビネーションジャンプがなくなったり、ミスが続いてしまいました。でも欧州選手権のひどい状態からここまで持ち直したのは、良く頑張りましたね。
 ☆第2グループ 12番滑走  ケビン・レイノルズ(カナダ) 
   ※4回転は両足着氷、回転不足となる
  ジャンプで尻餅やステップアウトはなかったけど、回転不足をグサグサ刺されてしまいました…。ケビン大好きなだけに、悲しい。でも演技は大きな破綻もなく、素晴らしかったです。Pチャンと比較しても柔軟性があり、動きが優雅なんだよね~。ケビン見ていると、羽生君がもう少し大人になったら、ケビンみたいな体型になるのかなと思う。
 細身男子頑張れ~!
  第3グループ  ここから銅メダル圏内に入る。解説の本田さんいわく、「第3グループから選手の緊張感が伝わって独特の雰囲気になってきた」
 ☆ 13. デニス・テン(カザフスタン)  171.04点
   【ジャンプ構成】4T、3A-3T、3A、/ 3F-1L-3S、3L-2L、3L、3F(手付きあり)、2A(ステップアウト) 
 素晴らしい演技。彼はまるで砂漠の国の皇子様のようです。華麗さはないけど、滑りがノーブルですね~。しかし、ノーミスと聞いていたけど最後のジャンプ2回は少しミスがあったんだね…。テン君も後半にジャンプ固めているのを録画見て気づいた。
 
 ☆ 16.ミハル・ブレジナ(チェコ)
 【ジャンプ構成】 4S-2T、1A(ミス)、4S、3A-2T-2T、3F-3T(転倒)、3L、3L、2S
  
ジャンプでミスが2回あったけど、それ以外は切れ味のあるステップで良い演技だったと思う。4回転サルコウは2回成功して(羽生君があんなに苦労しているのに!)、1Aと3Tのミスが悔やまれる。4分半の間、集中力を保ち続けるのは至難の業なんだなあ。
 17. 閻涵(中国)  160.54点
 【ジャンプ構成】 3A、4T-3T、3F-2T、1L(ミス)、3R-2T-2L、3F、3R(お手つき)、3S
  転倒もしてないし、全体的に良かったと思うけど、見栄えとは逆に、転倒するより恐らく3Fが1Fになってしまったのがダメージが大きかった。転倒したのに点数つくの?という点数の疑惑にも通じるのかも。でもスケーティングはさすが。1歩1歩が良く伸びます。
  あとは、この「青き美しきドナウ」がエン・カン君のキャラクターに合っていたのか…というのが疑問です…(汗)
 まっちーとジュベさんは多くの方がレポされているので、割愛です。
 フー疲れたわ…。
 明日は第4グループ行きます!

ソチオリンピック
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コメント

  1. nanako より:

    お邪魔しまーす。ななこといいます♪記事、拝見させていだきました~☆それでは~!! 更新がんばっていきましょうー^^

  2. ちいこ より:

    >nanakoさん
     コメントありがとうございます。nanakoさんも更新頑張ってくださいね!

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