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ベートーベンにプリーズ!

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まっちーの第9のリピが止まりません!
5年ほど前、私は突如ベートーベンの交響曲第9番にはまり、ネットで評判のいい第9の演奏を探しまくり、いろんなCDを買いました。
特に年末に車の中でガンガンに流して一人拍手しているのが、カラヤン指揮のベルリン・フィル「普門館ライブ1979」。これ最高。ライブですから、最後の怒号のようなブラヴォーと歓声も入っており、聞く度胸熱ですわ。
この頃のカラヤン指揮のベルリンフィルは、コントラバス等重低音のパートが重厚なのが特徴で、この第9も迫力満点。
まっちーの第9もカラヤン指揮のベルリンフィル70年代の演奏(黄金時代)を使用しているとかで、この重低音と合唱に負けない演技にするには、あの濃さが必用不可欠なのであります。
でないと、この第9の演奏に飲まれてしまう。
まっちーの芸術への思いが結晶したかのようなプログラムに脱帽しました。
まっちーの第9を観て、クリムトの絵を思いだした。
ベートーベン作曲 交響曲第9番に捧げられた、一連の大作
「ベートーベンフリーズ」。
「この接吻を全世界に」
中でも「この接吻を全世界に」は、合唱の部分に捧げられた絵で、英雄が旅を終えて母親のお腹(子宮)への帰還を果たすと同時に、「真実の勝利」を意味する女性との最後の抱擁において、原点・宇宙への回帰をも表していると言われています。
衣装のラピスブルーは宇宙。
うす闇にきらめく金色の星の輝き。
芸術のミューズへの賛歌。
上衣とウエストの装飾は、クリムトの時代のアールデコ調を思わせます。
衣装一つとっても、ここまでこだわってプログラムをつくりあげているとは。
まっちーのような選手と、自分が一番大好きな選手が世界を舞台にトップを競えるなんて,なんて幸せなんだろうか。
こんなことはめったにない,滅多にないことなんだ。
恐らく,まっちーが引退した後に気づくはず。
あの2013世界選手権,2014GPF,試合の一つ一つがなんて貴重な時間だったことかと。
恐らくまっちーは今24だから,4年後のピョンチャンまでは難しいのではないでしょうか。
この第9にかける熱量を考えると,あと2年…くらいだろうか。
これほど芸術に一心に捧げているタイプのスケーターは希有。
今のジュニアにいただろうか?少なくとも今は見当たらない。
町田君と羽生君、二人を見ていると,ヤグディンとプルシェンコを思い出す。
ヤグディンが引退した後,あんなにいがみ合っていたというのに,プルシェンコの心には大きな穴が空き,かつて二人が競い合っていた頃の熱を感じるような演技はしなくなった。かわりに,ソルトレイクで伝説の演技をしたヤグディンの幻影を追い求めるように,芸術面に傾倒し,そして数年後に披露したのが、あの伝説の「ニジンスキー」だった。
もし,ヤグディンがいなければ今のプルシェンコはいなかっただろう。
アスリートでありアーティストを目指す。
目指す方向性、道は違えども、二人のベクトルは同じ。
きっと,素晴らしい化学反応を起こすことでしょう。
まっちーのスケートアメリカでの演技を受けて、羽生君が中国杯でどんな演技を披露するか,とても楽しみです♪

町田樹
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コメント

  1. yuzuna. より:

    ちーこさん
    あなた素晴らしい。
    知識も豊富でいらっしゃる。
    クリムト
    あのロイヤルブルーはそーゆー意味ね!
    たつきくん。
    アメリカ発ったときのコートも
    ロイヤルで素敵だなーってw
    こだわるタイプかしら?(^_-)
    そっかぁー。
    ちーこさん、ヤグプル時代も見てきてるんだもんねー。そりゃー羽生くんに出会った衝撃は大きかったことでしょうね。?
    ソレトレイクから…。だいたい10年くらい?
    10年に一度の逸材?
    なかなか出会えませんね。
    わたしも今この時に彼らの戦いに
    ファンとして携われる事を幸せに思います。
    類い希な逸材だけに
    引退の文字が過ぎると虚無感におそわれます。
    ちーこさんが言うと余計に
    やはり今のこの状況
    とても面白く
    貴重な瞬間なのだと改めて思ったよ★

  2. blue maple より:

    私、クリムト好きです。
    そういう解釈だったのね。
    そうなのよね、まっちーはピョンチャンを目指してないのかも…と私も何かで読みました。
    もしかしたら、羽生くんに勝ったらなのかも。
    そう思うと余計に愛おしいの~~

  3. ちいこ より:

    >yuzuna.さん
     なんだか恥ずかしいよ(///∇//)まっちーの衣装、ところどころ濃淡があって、そこも宇宙を表しているんだな~と感動。凝っているよね(^O^)
    そう、ヤグプル時代から苦節10年(笑)同じ国でこんなにも技術・芸術面で高いレベルで競い合う二人って、他の国見てもいなかったと思うわ。(パトリックは外国だし、大ちゃんは年が離れていたしで)
    ジュニア見ても、しょーま君や草太君がどうなるかわからないし汗。
    滅多にないことなので、瞬間瞬間を噛みしめたいです。
    ヤグプル時代は、あれが当たり前でこういう選手がどんどん出てくると勘違いしていたAHOだったため、のほほんと見ていた…あのときの自分をたこ殴りしたいわww

  4. ちいこ より:

    >blue mapleさん
     りかさん、おはようございます(^O^)りかさんもクリムトお好きですか!私もクリムトとかミュシャとかあの時代の画家が好きなんです~。
    まっちーは、ファンの間ではあの第9があまりにもすごいので、もしかしたら完璧に演技して羽生君に勝ったら、そのまま引退するんじゃないかって心配している声もあったりして(ノДT)
    愛おしいわ…。
    コメントできなかったけど、りかさんの沼記事の中で、まっちーが第9の途中で棒立ちwwになるところ、私も可愛くて好きですう(●´ω`●)ゞ

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