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フリーダム。

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羽生君のグランプリファイナルFSの「オペラ座の怪人」。

見た感想を書こうかと思ったけど、うまく書けない。

演技を見ている内に心の底から笑いがこみ上げてくる。

今回ばかりは佐野稔さんの解説がそのまんま私の感想です。

「すごい男だ。」

「すげーや。」

ハハハハ…凄すぎてもう笑うしかない。

振りの一つ一つを検証して、「ここんとこがファントムの心情で…」とか「ファントムの内面はここの振付で…」とか書けるかな?と思ったけど、何度見ても「ファントムねえ……ファントム?」と、正直ファントム、オペラ座の怪人の物語…では無かった。

ファントムの世界が羽生結弦に飲み込まれたという感じ。

オペラ座の怪人のファントムという題材を借りた羽生結弦ワールドであった。

強いていうなら、映画を見た時に感じた、ファントムの奥底に眠る純粋な心…自分を愛してほしいと、ここにいると叫んでいる孤独で繊細な心…最後には、クリスティーヌの愛に触れてそのままの自分を受け入れる気持ちを、最後に仮面をつけなおして、最後のスピンはトラベリングキャメルからスピンに入ってファントムの自由になった心を表現し、フィニッシュは正面を向いて手を広げ、晴れやかに…恐らく、今回の演技だけでなく、振付からして本来そうなのだろうと思うが、自分自身を解放したファントムの心を表しているのだろうと思う。

それが、スケートが楽しくて楽しくて仕方がない、滑る喜びに溢れている羽生君と重なって、見ているこちらも晴れやかになるような演技でした。

まるで子供が笑いながら滑っているのを見ているような…そんな気持ち。

でもやっていることは信じられないような芸術的なジャンプの数々、シルクのような滑りと猫科の動物のようなしなやかな動き、王者の風格で、終始圧倒された。目を離すことができなかった。
心の中の時間が止まってしまいました。

見ている最中、自然にお口があんぐり開いてしまった(これは本当)。

ははは…あはははと笑っている私がいた。

もうホント、笑うしかない。

とんでもないものを見てしまったという他にないです。

参りました、参りました、あなたに降参です!

なんだか以前に見た伊藤みどりさんの1990世界選手権フリーの演技を思い出しました。

あの演技も、凄いジャンプの数々、スピードで、見ている内に思考停止していました。

ちなみに、、何度も転倒したけど、中国杯のオペラ座の動きは,冒頭の誘うところの手の動き、仮面を外すところの振付など…好きです。オリジナルはこちらの方なのかもしれませんね~。

ところで、エキシビションでのハビが羽生君を紹介したところがツボってまして。

コンキスタドール…??

「コンキスタドールどこー??」
というスペインのお客さんの声が聞こえたような気がいたしました。
え?天使でしょ?このかわいこちゃんは!
ちなみにこの方は20歳です。と言ったら信じないかもね…100%そうかもね…。

2014-2015試合
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