織田君のモラハラ告発。個人の権利か迷惑か、それが日本では問題だ。

「迷惑」
日本ではこの言葉が世の中のルールの根本ではないか？と思ってしまうほど、随所に顔を出してくるのだが、織田君の今回のモラハラ告発でも「やはり出てきたな、迷惑お化けめ！」であった。
と同時に私は羽生君ファンではあるが、メドベちゃんへの手紙をジョニーがアイスショー中に公開したことへの反発も同様に「迷惑お化け」が顔を出したのだと思っている。
自分が利益を得る側の時、利益とは関係ない時によって、その「迷惑お化け」は顔を出したり隠れたりする。
それが良い面もあるが、多様性が必要な今の社会では、首にまきついている蛇のように息苦しい。
悲しいかな、それが今の日本である。
少数ではあるかもしれないが、ＪＯを前に織田君がモラハラをブログで告発して、それを騒いでいる主に羽生君ファンが気にくわなかったのでしょう、こんな騒ぎになって何をしたいのかわからない、なぜ今の時期？とか選手第一に！と書かれているのを結構おみかけしまして、これは二次的モラハラでは？と悲しくなり、同時に憤りを感じました。
そして、メドベ事件と被害者であるはずの織田君への反発を見るにつけ、ある一つの映像が頭に浮かんできた。
香港でデモが激しくなってきた８月に香港に旅行に行った日本人のコメントが、
「他の人に迷惑をかけることはちょっと困るなと思う」で、
東南アジアの方のコメントが
「表現の自由を支持している。デモ隊は権利を行使しているだけだ」
という内容だったことだ。
これは結構ＳＮＳでも話題になったので覚えている方も多いと思うのですが、特徴的なのが日本人の価値基準が
「迷惑の有無」
であることで、
他のいくつかの国は
「個人の権利」
であることの差であった。
この日本人だけ、と言えるだろうか？
どれだけの人が日常生活の中で「これは個人の権利であり、最大限配慮されるべきものだ」という意識があるのだろうか？と常日頃思ってげんなりします。
今回の織田君の告発も、これは織田君の人間としての「権利」であります。
監督であり、コーチであり、エンターテイナーであり、クワドジャンパーであり、父であり夫である前に、
一人の人間として、個人の尊厳を傷つけられて体調まで崩した、その時間と誇りを取り戻すための「権利」なのであります。
その権利に対しては、周りのコーチも大学関係者もマスコミも、教え子のスケーターでさえ立ち入ることはできない、と思います。
周りの人の「迷惑」を考えていては、例え相手が子供であっても誰もいつまでも裁判をしたり告発したりすることができなくなってしまいます。
その「時期と周りへの迷惑を考えて対応する」とやらが、どれだけ日本で過労死やいじめによる自殺を招いていることか！！
もっとわがままになっていい、自分のことだけ考えていい、それはあなたの権利なのだ、と言いたい。
日本ではこのくらいがちょうどいいのかもよ？ww
うん、なんか戦中の「欲しがりません勝つまでは」とかを思い出したぞ。。。五人組とかww
環境やコーチが幸せでなかったら、我慢してもそれは結局選手に影響が出てくると思いますがなあ。
旧日本軍かよ！とおもたわww
うん、あと雑誌で報道されたけど、関西大学と織田君側が公表していない以上、どちらの名前も出すのは控えた方がいいと思いますがなあ。
ただまあ、言いたくなる気持ちはわかりますよ？
ソチ前からのお言葉でも、フジＴＶのコラムでは羽生君のも「は」の字も出てこず、平昌のコラムではやっと名前が出てきたかと思えばリンクカバーがうんぬんとディスリ、それよりも、で昌磨君とネイサン君を倍の倍の分量で何行にもわたって褒め称え、本田君との対談では羽生君の名前を本田君が出しても話題をそらして昌磨君と刑事君の話のみ。これが４年続くwwソチシーズンから何年も経過しているのに。。。教え子の１０歳近く下の選手に対して何年間もこれですかという。。。。
平昌前後からフィギュアを見だした方はご存知ないでしょうが、羽生君がまだ高校生、17才の頃、ソチシーズンより前からずーーーっとこの調子である。ご存知ないでしょうが。騒ぐには悲しいかな、それだけの素地があるんですわ。。
羽生君以外の人から見れば「そんなことで。」でしょうが、本人やファンから見ればずっとこれ、というのは正直嫌気がさすのは間違いない。
いくらＡＨＯでも「あーーた羽生選手のこと嫌いじゃござーませんこと？」と気付くこと間違いなし。
何せこんなことをされているのはスケーターの中では羽生君だけだからである。間違ってますかね？w
これは言ってみれば公開モラハラではないだろうか？w
「無視」「相反する言葉でディスる」「無視」
該当者以外から見れば「そんなことで？」「気のせい」に感じられる。
モラハラやんw
他の国の有名コーチでもこんなことしているコーチはいないと思いますが。。。あのミーシンやタラソワママだって、ばちばちやっていた時ですら名前をじゃんじゃん言っていたじゃんよー（別の意味でこわしかったですが。。。）。闘いの時期が過ぎればタラソワママなんかバンクーバーの時に「私に頼んでくれたらプルシェンコにふさわしい芸術的なプロをつくったのに！」とお怒りなほどであった。
いや～他の国ですらいないでしょう！聞いたことね。ねっちねち。
サッカー元日本代表監督の岡ちゃんの言葉を思い出します。
「どうしても日本人というのは、ファンクショナル（機能的）なものとエモーショナル（感情的）なものとをごっちゃにしちゃって、『こいつが監督だから代表は応援しない』とかね。。。」
とにかく、織田君の告発は元々関西大学の対応のまずさによるもので関西大学のせいだし！
それがなくとも織田君には告発の権利があるのであります。
指導者である、とかいうのはそれ以前、健康であって周りの環境が整っているからこそ言えるのであって、個人の尊厳が侵害されたのならそれを取り戻すのを非難するのはなんつーか。。。その人は時代遅れの迷惑警察だと言えよう。
織田君頑張ってください、応援しています！！

湘南ベルマーレ曺貴裁監督のパワハラ疑惑。調査チームの見解。
選手の中には曺氏の言動を容認や称賛している者も存在し、その指導方法が寄与してチームの好成績が達成されてきたことは否定しがたい。しかし、精神的に病んで練習や試合に出られなくなる選手が同時期に複数現れる状況は客観的に見て異常

— 毎日新聞サッカー取材班 (@mainichi_futbol) October 4, 2019

スケ連よ、Ｊリーグはちゃんと調査しているぞ！！せめて支援をするとか前向きな対応を組織としてできないんだろうか。
恐らくスポーツ関係のコンプライアンスへの意識がとても低い団体のような気がしますが。。。サッカーや野球のように他の国の対応と同じものを求められる（外圧）ことがないからでしょうか。
フィギュアスケートという競技の特性上、さらにファンクショナル（機能的）なものとエモーショナル（感情的）なものとをごっちゃにしてしまいがちなような印象です。
伊藤さんは社交辞令でもいいから労る言葉はないのか。。。なんだあれは。
ほんとスケ連は旧態依然としているなと感じる、ハア。