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「なごなご」とは。

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こにちはっ!

今日はちょっと時期的には周回遅れの話題かもしれませんけど、Twitterの方でも書きましたがワールドを遠くで眺めてちょこっと感じたことを。

羽生君を応援し続けて約10年。

その間ずっとこれ見よがしに言われていた言葉がありました。

「今回の試合はみんな仲がよくてなごなごしていた」

「なごなご表彰台~」

「昔に戻って試合の雰囲気が和やかだった」

これ、羽生君がいなかった試合(特に欠場した試合)で言われ続けた言葉です。

で、例にもれず今回のワールドでも言われてたんですよね。

そして見に行った方によると、あの張り詰めたような吐きそうな緊張感が試合から消えていたと。

あーやっぱりなと思いましたわ。

この場合の緊張感というのは、見ている側の緊張ではなく、試合全体に流れている闘争心・緊張感のことを指しますので悪しからず。

この一部スケオタ()や悪質による「なごなご教」については日ごろから鼻で笑っていたんですが、

そもそも君らがいう「昔なごなごだった時代」っていつからいつまでのこと??なんですよね。

フィギュアスケートの「みんななごなご期」について、まるで長い歴史でずっとそうだったかのように言われてるけど、すまんがそれって男子に限ってはソルトレイク後からバンクーバーまでのごく短い期間の話だと思うわw

そしてその期間って男子が全体的に停滞していた時代なんよね。

日本男子だけじゃなくて世界の男子全体が停滞していた時代なんですよ、何しろバンクーバーが終った時点で「ソルトレイク時代の方がレベルが高かった」と海外では評されていたんですから。

ほんと、ソルトレイク時代大好き勢としては「それ違うから」ですわw

あと五十嵐文雄さんの本を読むと五十嵐さんが現役だった時代も決してそうではなかったことがわかるw
この方の本は選手同士の確執を赤裸々に書かれていて、あのカズンズ様がそのようなおふるまいを??とか五十嵐さんとトランクストンが相性が悪くてバチバチにやり合っていた話とか出てきますw
いつかご紹介したいw

つまり「なごなご期」なんてものは少なくとも1980年代、1990年代、2000年代初頭までなかったんですわ。

野口さんがNHKの番組で羽生君のことを「以前は違ったがしばらく出てこなかったタイプの選手」(意訳)と言っていたのはそういう意味でせう。

ソルトレイク頃までは当たり前だった闘争心あふれる選手がバンクーバー前後しばらく出てこなかったが久々に出てきた闘争心あふれる選手が羽生君だった、ということでせう。

あとこの「なごなご」だの「和気あいあい」に固執するスケオタ()や悪質ってもれなくバンクーバー男子大好き勢だという点ね。

そして、あの吐くほどの緊張感漲る会場の空気がもはや感じられなくなったのだとしたら、それは停滞の始まりのサインだと思う。
ソルトレイク時代、そして羽生君がアマチュアにいた時代は試合全体に緊張感がみなぎっていたが、男子のレベルは天上をぶちやぶった時代でもあった。
ソルトレイク後の数年は酷かった。。。あの時代に今は似ていると思う。

そして、フィギュアスケートはみんななごなごしていてお互いをリスペクトとしていて、これがフィギュアスケートのいいところ、というのは個人的にマイナー競技特有のマイナー根性だと思っている。
他のスポーツと違ってうちとこの競技はガツガツしてないの!という競技を特別視しているこの発想は一般視聴者が何を見たいのかまるでわかっていない、内輪だけの盛り上がりでいいというある意味諦観に近いのだが、自分達で諦観している競技の試合をあまり興味がない初見の人がチャンネル合わせて見たいと思いますか?だわな。

何故サッカーW杯が世界一のコンテンツなのか??
何故人々は熱狂するのか??

それは国と国のプライドをかけた戦いであって、冷笑主義やなごなごとは無縁の真剣勝負だからである。

例えば、東京オリンピックで人気が出た新世代スポーツはお互いをたたえ合ってほほえましいし新しいかもしれない。

しかし、そこにカタルシスはないのである。

睡眠時間を削り、大金を払い、仕事を辞めてでも海外に見に行きたくなるようなそういった大きな感情は生まれないのである。

逆にいえば、元々興味がない人をも惹きつける、一般大衆がチャンネルを合わせたくなるスポーツというのは一筋縄ではいかないハイレベルの緊張感・カタルシスを感じさせる必要があるのであって、「なごなご」ではそれは生まれないのである。

内輪受けですむ競技であればいいが、それで一般視聴者がチャンネルを合わせなければ視聴率は下がり次第に地上波ゴールデン放送も減少し、徐々に徐々にさらなるマイナー化に拍車がかかるでしょう。

そうやってついに東京オリンピックでもゴールデン放送されなくなってしまったのがアーティスティックスイミングなんですよね。

「なごなご」を推奨しているのは一見優しそうに見えるけど、ファンが甘やかして競技を衰退に導いているとも言えるのでは?と思いますなあ。
ISUに対してもですが、スケオタ()が甘やかしてきたために今現在こんな体たらくなんじゃね??とおもふ。

あと、余談ですが女子はずっと「なごなご」ではなかったんですよね。
特に真央ちゃん・キムヨナ・安藤さんが三つ巴で金メダル争いをしていた時代は試合ではずっとピリピリしていて「なごなご」のなの字もなかった。
そしてそのトリノからバンクーバーにかけての女子の面白かったこと、ハイレベルだったこと!
一方「なごなご」だった男子は世界的に停滞、バンクーバー後にもディスられる始末であった。。。
でも女子もなんかなあ、停滞になりそうな悪寒。。。天才的な選手がいませんよね?
というか今アマチュアのフィギュアスケートはどのカテゴリーもフィギュアスケートを代表できるような天才選手が不在ですから。

こちらのSOIの公式ツイートを見ると羽生君は群舞には入っていなさそう??
2014年もあっさりしていたからあの時と似たような状況かも??

デイリースポーツさんが東和薬品RACTABドーム最寄りのローソン門真南駅前店にて『GIFT』を取り上げた新聞を販売されるとのこと。
わかっているww

KOSE様の羽生君の3月のバースデーメッセージボイスは明日までとのことです。

『ノッテステラータ』の放送は日テレプラスで明日ですよーー!

こちらのボストン美術館の職員の方のインスタの3枚目に羽生君のAERA写真が✨

 

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そして、サンデー毎日 2023年 4/9号に五木寛之さんが羽生君について触れたエッセイを寄稿されていて、そこに貝塚さんのお写真が掲載されているとか?
五木寛之さんの羽生君に関するエッセイはいつも素晴らしいのでこれは買わねば!です。

サンデー毎日 2023年 4/9号
amazon

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コメント

  1. CHIIKO より:

    たまみさん
    ※ブログを移行したため旧ブログからコメントをコピーしております

    スポーツじゃないんでしょう
    こんにちは。ISUが少し前に、フィギュアはスポーツとは見られていない…と自らツイートしてましたね。批判されて削除してたような?
    「なごなご」なんて、アマチュアでもプロでもスポーツとは言えませんね。特に男子ですか?

    女子のがまだスポーツ感あるって事かな。
    マイナーで部活の延長気分とはいえ、五輪種目ですからなぁ.. 楽しくやりたいなら、五輪から外してコンクールみたいにすればいいのに。
    客から高いチケット代を取らなければいい。

    ぬるま湯に浸かって、最初から台乗りメンバーの決まっている競技など一般は見ませんね?
    つまらない競技です。(そういえばトリノ・バンクーバー時代の女子フィギュア、ピリピリ感凄かったですね?)

  2. CHIIKO より:

    よっしーさん
    ※ブログを移行したため旧ブログからコメントをコピーしております

    終わりの始まり。
    私のモヤモヤを晴らしてくださってありがとうございます・・
    「なごなご教」に思わず笑ってしまいました。

    東京・北京五輪を見て驚いたのはスケボ、スノボでライバル選手が凄い技をやり遂げるとみんなでワーっ!と喜び合うというシーン・・
    スケボ世界は今まで見たことなかったので恐らくXゲームとかの大会もこうなのかな?とか自己解決しましたが。これは私世代からするとまだちょっと理解に苦しむ。
    彼らにとって金メダルって実は二の次でどれだけすごい技をやり遂げるかが重要なのでしょう。
    でもライバルが自分より上に行ったら悔しくないんですかね??

    これを「なごなご」と言えるのかわかりませんが、「なごなご大好き」にしては。
    羽生くんが21年全日本や北京五輪で4Aに挑戦して北京では認定までいったけど他の選手たちの「なごなごタイム」はなかった気がしますけどー。
    じゃあ競技会ではなく発表会ってことでよろしいでしょうか?
    羽生くんのような「金メダル獲りに行きます」選手をハブくという異分子許すまじという世界なのですね。男子のトップが教祖にも見えてくる・・
    私が何十年も見てきたフィギュアスケートはスポーツ競技ではなかったのか?と改めて今回のワールドで感じてしまいただただ虚しくなっただけでした。

    羽生くんの競技引退はフィギュアスケートの終わりの始まりってことですかね・・

  3. CHIIKO より:

    デコさん
    ※ブログを移行したため旧ブログからコメントをコピーしております

    ちいこさんの文を頷きながら拝読し私も完全同意です。
    みんなが仲良しで平和な世界を望むなら、何も競技である必要などなく愉快な仲間たちでアイスショーを楽しんでいればいいのでは?と。
    ワールドで行かれた方のツイを見ていると、どの方も今回は神回だったと絶賛されておりますが世界最高点を塗り替えられなかった試合で大満足されている訳ですから、採点も順位も意味ないでしょう?と。

    出場するスケーター達にいちいちスタンディングオベーションする日本のおもてなし文化も結局は、選手を甘やかす事に繋がってもいるんですよね。
    ブロードウェイなど海外の舞台では、つまらないと途中でお客が退席もするし不評ならすぐ打ち切りになるし。
    昔は、歌舞伎の舞台でも役者が下手だと座布団が投げられたらしいです。
    お客の目が厳しければ、それに適うためにレベルアップの努力をし一流のものへと育っていくのではないでしょうか。

    今のスケ連はISU のATM、日本の会場は海外のスケーター達の保養施設に私には思えるのですが。。

    今回のSOI、羽生君は特別出演なんでしょうかね?友情出演でギャラはみんなと一緒、なんて事はないですよね??

  4. CHIIKO より:

    しょこらぁで さん
    ※ブログを移行したため旧ブログからコメントをコピーしております

    初めてコメントさせていただきます。いつも楽しく拝見してます!
    『なごなご』と言えば聞こえは良いですが、結局『馴れ合い』ですよね。そんな環境からは、素晴らしいものは生まれないと思います。
    人々が感動するのは、そこに人間の究極の姿を見る時でしょう。馴れ合いを賞賛する方々は、何が見たくてそこにおられるのでしょう?本当に選手達の素晴らしい演技を観たくて、そこにいらっしゃるのでしょうか?
    本当に追い込まれた人間だけが、限界を越えることができる。馴れ合いからは、そんな瞬間は生まれませんね。

    • CHIIKO より:

      しょこらあで様初めまして!
      コメントをありがとうございます~。

      こちらこそしょこらあで様のブログをいつも読ませていただいております。

      そうです、競技に『なごなご』を求めるのは『馴れ合い』を求めているのと同じだと思います。

      >人々が感動するのは、そこに人間の究極の姿を見る時でしょう。馴れ合いを賞賛する方々は、何が見たくてそこにおられるのでしょう?本当に選手達の素晴らしい演技を観たくて、そこにいらっしゃるのでしょうか?

      どうもスポーツの試合として見ていないような印象を受けています。
      内輪ではそれで良くても地上波で放送する以上それではすまなくなると思うのですが、そういった発想が抜けているといつも思います。
      一般大衆は気まぐれで、本気を見せないと他のスポーツやコンテンツにあっという間に興味が移ってしまうというのに。

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