カルミナはなぜ大傑作なのか？考。「ノッテステラータ2024」初日公演レポート・感想（前編）

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こにちはっ！

糸井さんとの対談もきているのですが、まずは肝心のノッテステラータ初日公演のレポを書かないとということでさっそくいきましょう！

まず、今回は仙台に行く方法として飛行機で羽田経由の東京駅から新幹線で仙台に向かいました。
やっぱりこの方法がわたしにとってはベストだなと思いましたね～飛行機の乗り継ぎって思った以上に疲れるんですよね（というか飛行機の搭乗は体力を消耗する。羽生君やスケーターの皆さんも確かそう言っていたような。）。リプレイ埼玉公演では睡眠不足で💦体調があまり良くなくなってしまい肝心のショーを楽しむことに影響してしまったので、とにかくSNSを見ずに飛行機内と新幹線内で爆睡いたしましたwこれが凄く良かったみたい！早朝家を出るとなるとちゃんと起きられるかと気になって眠りが浅くなっちゃうので。

で、仙台駅に13時過ぎに着きましたがとにかく会場へ急ごうと思いまして羽生君のノッテステラータの広告は泣く泣く諦めました💦ホテルに荷物を預け、いざシャトルバスでセキスイハイムスーパーアリーナへ。

実はセキスイハイムスーパーアリーナに行くのは今回が初めて。

行ってみて驚きましたね～シャトルバス駐車場から会場まで遠いこととw

会場が大きい！

写真や映像で見るよりずっと大きくてびっくりしました。
特に会場内が空間が大きくて天井が高くて収容人数以上に大きな会場なんですね。
アイスリンクも大きくて、恐らくさいたまスーパーアリーナと同じく位の大きさなのではと思いました。

まずは羽生君のパネルをパチリ。

出店にも行って見たかったのですが、トイレ近子なのでまずはトイレだなと思いましてあきらめ。
この時はまだそんなに並んでいなかったのですがトイレが終った時には長蛇の列でした💦

そして長蛇の列になっていたトイレに行きましたが、サブアリーナに設置されていた仮設トイレが13個ありまして、列は長いですがサクサク進むのでおすすめです。リプレイ宮城公演に向けてのライフハックね。
そしてサブアリーナに展示されている昨年のノッテステラータ2023出演者と2010年の羽生君のサインをパチリ。

なるべく早く会場に入りたかったので出店のせり鍋などは諦めて会場に入りました～。

お席はスタンド席の比較的前方の方でしたが、ショート寄りのロングサイドでこれは見やすそう！と思ったのですが前半最後のカルミナ・ブラーナを見た時に最高の席だったと感じました。
スクリーンもよく見えますし羽生君と大地真央さんのシンクロもよく見えるという素晴らしい席でした。

ではさっそくショーの感想を。

まずは羽生君の「ノッテステラータ」。

会場が暗転して星がまたたいている夜空をバックに羽生君がスワン衣装で登場。
今年はなんといいますか、今日公開された東スポさんのあっこちゃんのインタビューでもあったのですがより柔和に慈悲あふれる柔らかな美しさを持ったスワンさんだったと思います。
とにかくスケーティング、所作、そしてサビでダイナミックに飛翔するアクセルが素晴らしかった。
最後の白鳥スピンでさっそく涙が…。

その後出演スケーターの皆様が滑ってくれたのですが、正直申しますとファンタジー・オン・アイスやSOIで見たような過去プロが多くて会場内も若干だるい雰囲気にw
ただし刑事君の「HOPE」は凄く良かったですーー！
さらにイケメンになっていましたし躍動感あふれるプログラムで凄く良かった。

そしてそして、初日ですから羽生君がいつ出てくるかわからなくてドキドキしていました。
昨年のことを考えると大地真央さんとのコラボは前半の最後だろうと思っておりましたが。

すると…暗転してから少し間がありまして、今からだ！という期待感溢れる空気が一気にぶわっときました。

スクリーンに映し出されたものを見て超超びっくり。
そう、最初は文字だと認識しなかったのですが、「Carmina Burana」…カルミナ・ブラーナ！？で驚愕w驚いているうちにあの有名な旋律「おお、運命の女神よ」が流れてきて大地真央様があの大迫力の格好で舞台にドーンと登場なさり、もう冒頭から唖然・驚愕。スターオーラ半端ない。
するとすぐに音楽が切り替わり「初春に PRIMO VERE」に切り替わって羽生君がスーっと出てきてなんとバレエやコンテンポラリーバレエやマズルカのような振付をまじえながら滑っていくではありませんか。
これがロングから見た時にすごく良かったんですよね。
振付はバレエっぽいけどいかにもバレエではない、しかし美しい。
そういえばロシアのフィギュアスケート選手もバレエは小さい頃から習得していますがバレエそのものの動きはしないと言っていましたからなあ、ようはエッセンスですよね。
この自然さが凄くここちいいですし、羽生君は何よりも高身長で手足が長いので映えるんですよね。
あとこういうバレエ・コンテンポラリーバレエの振付がありながらあの大きなリンクをめっちゃ進むんですよおおお奥行きがあるんです。あとマズルカのような振付もあってみたことがない斬新なプロでした。
もうこの「初春に PRIMO VERE」の部分が凄く素晴らしかったのです。
前半部分をシェイさんが振付したと聞いていますが、シェイさんは以前から羽生君にこういうバレエやコンテンポラリー満載の振付をしたかったのではと思いましたw
そりゃーフィギュアスケーターの中でこんなに技術も華もあってスタイルがいいスケーターはおりませんからね。
確か数カ月前だったでしょうか、シェイさんのインタビューで羽生君に関して「凄いアイデアがあるの！」とお話していたんですよね。その時は長いプログラムとか？と思っていたのですが、今考えるとカルミナのことだったのかもしれないなあと。
で、そこからまた「おお、運命の女神よ」が流れて再び大地真央女王様登場ーー！
ここからはパントマイムも交えてこのパートも素晴らしかった。
おびえる羽生君、真央さまが手をばさーーっと広げればそれに引っ張られる羽生君。
そうそう、またこの真央さまのばさーっがなんというかまさに闇の女王で尾を引くといいますか、普通にばさーっじゃなくて操るようなばさーっなんですよね、これがスターか！と思いましたな。
それに呼応して操られている羽生君もまたほんとに操られているようでシンクロしていて見ていてボルテージがあがっていくんです。
２人ともとにかく動きが大きくて、遠くから見てもわかるところが凄い。
おびえたりしながらもリンクは凄く大きく使って奥行きがあるのが羽生君が羽生君たる所以ですな。
そして真央様が衣装Changeして光の女王となってあっけにとられているうちにクライマックスの音楽とともに羽生君が凄いスピードでショートからロングを滑っていってステージに駆け上がって２人でフィニッシュ決めた瞬間に

ブログ主、心の中でガッツポーズ！

いやもう「初春に PRIMO VERE」の時点で「大傑作誕生！」で大興奮していたんですが、もうこのフィニッシュでフライングスタオベですよ、会場大興奮、飛び上がるように総スタオベですよーー！
終って休憩に入った後も会場騒然としていて、お隣の方と「凄かったですねーーいやー凄すぎる！」で大絶賛いたしておりました。

カルミナの何が面白いかといいますと、siennaさんのブログにも書いてあったのですがスラブ的な香りがするところでしょうか。意図していたのかわかりませんが、マズルカ的な振付があったり、あとゆづ友さんが言っていたのですが大地真央さんと羽生君との関係が雪の女王とカイを彷彿とさせるアンデルセン的なものも感じたり。大地真央さんの衣装もミュシャのようでしたし。

そうそう、あと私も「カルミナ・ブラーナ」はそんなにしてほしいわけではない派でしたw
カルミナ・ブラーナって名作プロないですし、いつも使われている「おお、運命の女神よ」の大仰しさに食傷気味でなんだかな～と思っていたんですが、今回は本来の「カルミナ・ブラーナ」の曲順のとおりにプログラムをつくることで傑作になったと思いますわ～。
ていうか羽生君のこのコラボ曲からインスパイアされて曲順のとおりに編曲してプログラムをつくるアマチュア選手が出てきてもおかしくないw

いやいやほんとに「カルミナ・ブラーナ」は大傑作でした。
もうこれを見た直後に「ここに来て良かった」「チケット代分ありました」と感謝しましたからー。

スポーツ報知の高木さんが前日にこういうポストをするのは初めてだったように思ったので期待していたのですが。

本当に、素晴らしいです。#nottestellata2024 #羽生結弦さん前日リハで総仕上げ　８日から宮城で「ｎｏｔｔｅ　ｓｔｅｌｌａｔａ」 – スポーツ報知 https://t.co/cyAnEGw3CR
— Megumi Takagi/高木恵(スポーツ報知) (@megdale1021) March 7, 2024

これだから羽生君のアイスショーを見に行くのはやめられない。
いつも期待以上の衝撃を与えてくれるから。

「芸術とは衝撃である」

を実践している日本で唯一のアーティストではないでしょうか。

一番書きたかった「カルミナ・ブラーナ」の衝撃の初演感想を書いたのでw
後半の感想は次の記事で書きたいと思います！

そんな最高のショーとなった「ノッテステラータ2024」の公演レポートが
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